5日はビートルズがレコードデビューして50周年に当たる日だったそうだ。
1962年のこの日、最初の曲「ラヴ・ミー・ドゥ」が発売されたという。
その頃僕は中学校に入ったばかりで、外国の音楽には興味がなかった。
「ラヴ・ミー・ドゥ」が発売された時も、ビートルズのことは知らなかった。
その2年ほど前に、十代でデビューした橋幸夫の「潮来笠」なら、
一番から三番までの歌詞を全部覚えたほどのファンだったけど(笑)。
ビートルズを知ったのは、今から思えばそのデビューの翌年だった。
「プリーズ・プリーズ・ミー」や「抱きしめたい」が日本でも大ヒットした。
その曲を聴き、まだ少年だった自分の魂が揺さぶられるほどの衝撃を受けた。
以来、ビートルズのファンである。
カラオケでもたまに「レット・イット・ビー」などを歌う。 (ヘタですけど…)
いま、週4日、スポーツクラブのコスパへ通っているが、
平日の会員は当然ながら年齢層が高いということを考慮に入れてか、
更衣室やパウダールームなどで流れてくる大半がビートルズの曲だ。
それらの曲に耳を傾けながら、風呂上りの体を拭いたり、整髪をしたり、
着替えたりしているわけで、それだけでも、ほのかな幸せを感じる。
この「ビートルズ50周年」はテレビニュースでも見たけれど、
ロンドンでは若者たちが「ラブ・ミー・ドゥ」を合唱し、
キャーキャーと騒いでいる光景が映し出されていた。
これが日本ならどうだろう…
橋幸夫の「潮来笠」が発売されてから50周年だぁと若者が騒ぐか…?
「そんな歌、聴いたことないわ」と言われるのがオチである。
その点、日本の音楽は、昔はロカビリーというのがあったけれど、
今の若者はポップミュージックで、年配者は演歌や青春歌謡など、
世代間で大きな隔たりがあって、ロンドンのような一体化はない。
数ヶ月前に、20何歳か年下の女性とカラオケに行った時、
僕が歌うたび、彼女は「かすかに聴いた記憶があるわ」とか、
「そういえば父が歌っていたわぁ」なんてことばかり言ってた。
「演歌って、おっちゃんおばちゃんの世界ですよね~」とも…
う~ん、そういえば若い者は氷川きよしを聴かないのかなぁ。
(僕が言う「若い者」とは、20代から40歳前後までを指します。
勝手に決めつけちゃってますけど…)
ロンドンの若者がビートルズを熱唱しているニュースを見ていると、
老いも若きも一体となり、そこに世代間の隔絶はないように見える。
世代間の壁を音楽が取払う…というのは理想の一つだと思うけれど、
まあ、日本には若者ジャンルと年配ジャンルの歌の質がまるで違うし、
歌を通じて各世代がひとつになる…ってことは、ほとんどないものね。
ただ、「一体感」が生まれることも、たまにはある。
たとえば、先日の小学校の運動会である。
自分たちの子どもや孫が運動場へ行進をしてくる。
バックには、AKB48の曲が流れているのである。
これが運動会の華やいだ雰囲気とよく合っている。
父ちゃん母ちゃんも、ジイちゃんバアちゃんも、
曲に合わせて手拍子をし、児童たちに目を細める。
この光景は、なかなかよかったなぁ。
ジイちゃんバアちゃんも、AKB48に手拍子を打つんだもんね。
…ということで、ビートルズのデビュー50周年から、
話は運動会のことにまで及んできたけれど。
今日は体育の日だから、この話題もまっいいか。
しかし体育の日といえば、東京オリンピックの開会式が、
10月10日だったことにちなみ制定された祝日だったのに、
いつのまにか第2月曜日となってしまったのがちょっと残念だ。
東京オリンピックは1964年、つまり今から48年前のことになる。
ビートルズから50年だし、東京オリンピックから48年だし…
そりゃぁ、僕らも歳もとりますわいな。 ぐすん。
話はさらに変わりますが…
運動会といえば、昨日、次男の息子の運動会があった。
7月に3歳になり、通っている保育園での運動会である。
僕は朝からモミィをキックベースの練習に連れて行ったので、
その運動会を見に行くことはできなかったけれど、
妻が、隣接市にあるその保育園へ応援に行って来たので、
写真をここに添えて今日の体育の日のブログを終えます。
左の端、まんまるい顔をしたのが次男の子です。
(みんな、まんまるい顔してますけど…)