西城秀樹さんが亡くなった矢先に、今度は星由里子さんの訃報が流れました。さらに今日は朝丘雪路さんも。
昭和のアイドルや俳優さんたちが、次々と亡くなるって、寂しいですね。
星由里子さんは東宝の女優さんで、「若大将シリーズ」の加山雄三の相手役だけではなく、いろんな作品に出て、当時はトップ女優でした。僕より4歳上の吉永小百合(日活)、5歳上の星由里子、7歳上の倍賞千恵子(松竹)の3人の女優さんが、昔の僕が好きだった女優ベスト3でした。僕と同世代の団塊シニアには、そういう人が多いのではないかと思います。
中でも星由里子さんは、輝くような美貌の持ち主だった。前述の3人の女優さんの魅力を言葉で表すとしたら、吉永小百合はメチャ可愛いかったし、倍賞千恵子はメチャ優しそうだった。そして星由里子さんは、メチャ端正で綺麗だった。僕はこれまで、映画やテレビで見た女性で、ここまで美しかった人というのは、あまり見たことがない。
その星由里子さんが74歳で亡くなった。
死因は「心房細動」と「肺がん」だという。
なんで2つの死因があるのか、よくわからない。
ただ、「心房細動」というのが気になった。それは僕の持病でもあるからだ。
最近は「心不全」で亡くなった有名人が多い。
日本人の死因の第1位はがんで、第2位が心臓病だという。心臓病はたいてい心不全だったり心筋梗塞だったりするけれど、心房細動もこれらと無関係ではない。でも、著名人の死因として「心房細動」と発表されるケースは珍しい。
今回の星由里子さんが「心房細動」と出ていたことには、またまたショックを受けた。西城秀樹さんが亡くなった時も、脳梗塞から心不全ということだったし、何となく、自分も近いうちに何かが起きるのではないかという、イヤな予感みたいなものまで覚えてしまうほどである。
人はいつかは死ぬ。
そんな当たり前のことが、このごろまた、重く心にのしかかる。