エリザベス女王の死去は世界各地でも大きく報じられていることと思います。今月の19日に予定されている国葬には天皇陛下も出席するとのことで、世界中から皇族や首脳陣が弔問に訪れるのでしょうね。
今日は静養地のスコットランドで亡くなられた女王のご遺体がロンドンに戻って来た様子が何度もテレビで映し出されていました。女王が生前に過ごされたバッキンガム宮殿も映り、葬儀が行われるウエストミンスター寺院も映っていましたが、その周辺は無数の人々で埋め尽くされていたのを見ると本当に国民から愛されていた女王様だっんだなぁと改めて思いましたね。
僕はロンドンには一度だけ行ったことがあります。中でも最も印象に残っているのがこのバッキンガム宮殿の周辺で、特にウエストミンスター寺院が忘れられません。ここはあのダイアナ妃の葬儀が行われた寺院なのでした。
ロンドンへ旅行したのは1999年1月で、妻と長男と3人での旅行でした。実はその1年半前に、ダイアナ妃が交通事故で非業の死を遂げたのでした。あの時は世界中の人たちが衝撃を受け、悲しんだ。そして僕たちがロンドンに行った時も、まだまだダイアナ妃の死に対するロンドンっ子の悲しみは消えていなかったようで、ツアーのガイドさんも熱い口調で彼女に関するいろんなエピソードを語ってくれました。
テムズ川にかかる橋の上で。
後方の国会議事堂にそびえるビッグベンに向かって橋を渡り、
その裏側にあるウエストミンスター寺院へ行った。
ウエストミンスター寺院の前に来ると、
「こちらが、ダイアナ妃の葬儀が行われた寺院です」
とガイドさんが説明をしてくれました。
「そう…。ここでダイアナ妃の葬儀が…」
あの、美しかったダイアナ妃の顏が眼に浮かびました。
ウエストミンスター寺院前で。
背景の寺院が白っぽくてわかりにくいので、
ネットの写真を載せます ↓
これだとわかりやすいですね。
そして、エリザベス女王がおられるバッキンガム宮殿もこの近くにあります。
ガイドさんの説明では、宮殿の建物の上の奥にある窓から旗が出ている時は女王様がご在宅で、出ていないときはご不在だということでしたが、その時は、かなり遠くで少しだけしか見えなかったのですが、
「あ、旗が出ていますね。女王様はいらっしゃいます」
とガイドさんが笑顔で言ったことを覚えています。
まあ、窓からお顔を出されて手を振っていただけたら…
嬉しかったのですが、一日中そんなことできませんしねぇ。
さて、そこから「衛兵の行進」というのが始まりました。
バッキンガム宮殿から兵隊さんたちが行進してくるのですが、これを目当てに大勢の観光客が訪れるということでした。
やがてその時間がやって来ました。
画面後方に見えるのがバッキンガム宮殿です。
そして衛兵たちが行進を始めました。
迫力満点でしたよ。
このたびのエリザベス女王の死去に伴い、葬儀がウエストミンスター寺院で行われると聞き、その寺院の名称からダイアナ妃を思い出し、そしてロンドンの街をめぐった時の記憶が鮮明によみがえってきた次第です。
ダイアナ妃が亡くなられてから25年。
当時36歳という若さでした。
一方、エリザベス女王は96歳というご長命でした。
まさに大往生ですね。ご冥福をお祈りいたします。