今日のタイトルは去年のNHK大河ドラマ、
「どうする家康」をもじったものです(笑)。
いや、決して笑い話やパロディじゃありませんけど…
最近のワイドショーを見ていると、どのチャンネルも、連日連日、斎藤兵庫県知事の話を取り上げています。「パワハラ」とか「おねだり疑惑」とかね。
そしてきょう19日、斎藤知事の不信任決議案が全会一致で可決されました。
そんなニュースの中で、「百条委員会」とか「不信任決議案」とか「解散権」などの言葉が繰り返されていますが、一般の人には分かりにくい言葉だったかもしれませんね。ま、これだけテレビで報じられているのですから、もうおわかりいただいたかと思いますが…
これらに関しては、僕にとって忘れられない思い出があります。
僕が松原市役所に入って間もない頃にも同じようなことがあったのです。
当時の松原市長が市議会から不信任決議案を出され、可決されました。
理由は、市長(長谷川正彦氏と言いました)が、異様なほど同和対策にお金をつぎ込み過ぎる、と多くの議員から批判され、そして不信任決議案が可決されたのです。
すると市長は、議会の解散を行った。
それで、市議会議員選挙が行われました。
僕は当時、秘書課にいたのですが、新人職員だったので、何がどうなっているのか、わけがわかりませんでした。
そして、その選挙で選ばれた議員たちは、ほとんど選挙前と同じ顔ぶれだったので、当然ながら、再びその議員団が市長に不信任決議案を出して可決。
結局市長はそのまま失職した、という経過でした。
議員の選挙が行われたのは8月でしたが、
「暑い時に選挙させられて、ほんまに、無茶やで」
任期満了に伴う本来の選挙は3月頃だったのに、急に8月に予定外の選挙をさせられることになったので、議員はみな、ボヤいていました。
これは当時の新聞にも大きく載りました。
まぁ、僕が就職した頃ですから、もう50年以上前の話ですけどね~
今回の件で、そんな大昔の話を思い出していました。
さて、いまその注目の人、斎藤知事ですが、神戸出身で東大を卒業、国家公務員や地方自治勤務を経て3年前、43歳の若さで知事になったということです。
まぁ、エリート街道まっしぐら、といったところでしょうね。
でも、彼のパワハラが原因で県職員が自殺したという事実はあまりにも重い。
この知事。能力はあっても、人徳に欠けていたと言えるのかも。
「才あって徳なし」
という言葉がありますが、彼にはまさにそれが当てはまるのかも知れません。
さて、不信任決議案が可決された斎藤知事は、このあとどうするのか?
議会を解散しても、また議員の選挙で同じようなメンバーが当選してくるだろうから、再び不信任案を可決され、今度は知事は自動的に失職ということになります。
それでも知事は、今は辞職せず、議会を解散するのでしょうか?
どのみち、辞職することになるんでしょうけどね~
いったい全体、何を考えておられるのか、わかりませんね。
でも斎藤知事って、顏は真面目そうなんですけどね~
これだけ毎日、日本中で大騒ぎになっているのに、
本人は、比較的冷静なのが、不思議ですわ、ホント。
明日以降の展開に注目していきましよう。
さて、本題。
恥ずかしながら「才あって徳なし」という言葉を初めて知りました。
ホントにその通りと、とても納得しましたよ。
徳ももちろんですが、人情も忘れたくないですよね。
土産話に花が咲く…という感じではありましたが、言いたいことが沢山あるのか、話に一貫性がなく、聞いていてよくわからないことが多かったです(笑)
「才あって徳なし」で納得していただけましたか。よかった~
そして人情ですよね。
これからどんなに価値観が変わっていっても、
人情を忘れたら、日本人は日本人でなくなりますよね~