すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

ONE

2012-11-13 22:45:53 | コンサート・ライブ・舞台

あの頃。

リアルに生活がしんどくて。
私の周りのもの、すべてが私に襲いかかって来て。
これ以上は。
もうこれ以上は。
怖くて、怖くて、怖くて。
夕方が来るのが、本当に嫌で仕方なかった頃。

しゃがみ込んだら立ち上がれないくらい、
婆さんの攻撃(口撃)に打ちのめされてた、あの頃。

それでも、私を奮い立たせてくれてたのは、「ONE」だった。

すばるの、
他を寄せ付けない力を秘めた、
ただ、ひたすらな言霊。

あれがなかったら。

たぶん、あの時点で。
私は、あの暗闇に浮かぶ銀色の鈍い光に負けてたんだろうとさえ思う。

また、
まだ。
この声を聴いていたい、聴かなくちゃ。
呪文のように繰り返した。

何度も、何度も。

だから。

ドームで、今のすばるが歌う「ONE」を聴けて。
不思議な優しさに包まれたことに、不意打ちをうけた。

若い頃の、がむしゃらな。
他をかえりみない、
ただ己のためにだけ突き進んで行くような。

自らを傷つけて、それでも前へと進んで行くような痛みが影をひそめて。

もっと深いところから包み込むような。

あったかい、というのとは少し違う。
尖ってないとか、丸くなったってこととは違う。

もっと。
なんだろう。

もっと。

抱きしめられたような感覚。

あれが、今のすばるのありのまま。
細い腕で、薄い胸で、
少し広くなって、少し深くなった懐に、抱こうとしてくれた。

ずるい。
ずるいんだから。
反則なんだから。

抱きしめたかったのは、私の方だったのにな。
先、越されちゃった。


歌い終わりに、「eighter--!」って、シャウトしたすばる。

その呼びかけは、次の曲のタイトルへと続く叫び。


あの声。
まだ、耳に残ってるよ。

誰に何と言われようと。

あの声ひとつで。
瞬間的に、無条件に体中が震えあがる。

ライブの間の、いろんな君の表情を覚えてる。
さまざまな仕草を、ひとつひとつ数えるように見続けてた。

すたすた歩く花道。
時折、ファンサしてみては、すぐにやめちゃうとこ。

トロッコにがっちり身体固定するお尻と足の角度。

遠くまで、上の方まで見えてた、見てたはずなのに。
「見えてないぞー!」って喜ばせてくれるとこ。

亮ちゃんに後ろから肩抱かれて、
歌いながら、もっのすごく照れ照れまくりになっちゃうとこ。

ダンスの連続、踊れないのを頑張っちゃうくせに。
やっぱり、途中でおどけてヒナちゃんを笑わせちゃうとこ。

タオル、回さずにぱしんぱしん足の間に挟んじゃうとこ。

まだまだいっぱい。
私の中に、あるよ。

もっともっとたくさん。
私の中に、入れたいんだよ。

どこまでも。

君が好きだよ、すばる。