すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

柿の種は本来食べられません、という愚痴。

2012-11-16 22:55:46 | 日記

柿の種、お好きですか?

か・き・の・た・ね。

ピーナッツが入ってる、あのちょっと辛い柿の種なら、
お好きな方も多いでしょうが。

ちょっと、聴いてよぉ。

うちの元気にボケてる婆さんってば。
がりっとばくっと。
食べちゃったんだよぉ。

柿の種(木になってる、だいだい色の果実の中にある、あれです)。

当然。
食べられませんわな。

噛んだところで、歯に当たれば。
違和感でそれ以上は噛まないだろうと思うんですけども。

なんだろうねぇ。
噛んじゃったんだねぇ。
食欲の発露、
噛む力も凄かったんだねぇ。

噛んだ種が、これまた薄っぺらいやつだったんだねぇ。
(だから切り分けた私も気づかなかったんだけども)

奥の方の歯と歯のあいだに挟まっちゃって。

「取れない―取れないー助けてー死んじゃうー」
・・・となったわけですよ。

待て待て待て。
それくらいじゃ死にたくても死にやしないと思うんですけども。

婆さんは必死な形相なわけです。

散々、喚き散らした揚句。
入れ歯を取ればいいと気づいた婆さん。

かぱっと入れ歯外して、
つまようじで、ほじほじっと柿の種を取りだした。

ああ。やれやれ一件落着。。。と思うでしょ?

それが、そうは問屋がおろさなくって。

今度は外した入れ歯が、ハマらない。

「歯が取れちゃった、取れちゃった、物が食べられなくなる、死んじゃう死んじゃう」
とまあ。
大騒ぎなわけです。
大口開けて、入れ歯差し出して。
「はめてくれ」って言われたって、どうすりゃいいのさ。

ってか。

婆さんの口に手を突っ込むなんざ、絶対、イヤじゃ!

あげく。

「おまえが柿なんか食べさせるからだ」ときたもんだ。

ええええ。そこですか。
そこに文句つけてきますか。

もうすでに、婆さんの中では生きるの死ぬのという騒ぎになってますので、
この事態を私ひとりで収拾するのは至難の業。

とりあえず。
入れ歯をなんとかせねば。

婆さんの親戚の歯医者(かかりつけ)に電話をし。
(かろうじて診療時間内だった)
夕方の混み具合のハンパない田舎道をすっ飛ばして診察に行き。

ものの数十秒で、すこんとはめてもらい、婆さん安堵。

なにもなかったような顔で礼も云わずに、すたすた車へ戻ってしまい。
残されたこっちは平身低頭。
ぺこぺこ謝りつつ、家に戻ってきました。

生きるの死ぬの、って話が消えたのは良かったんですけど。

「柿なんか食べさせられて、死ぬ想いだった」ってのは頭に残ったらしくて。

帰宅した夫に、なにやらぐちぐちチクってたようです。

あのね。
ひとつ、言わせてもらっていいですか。

柿の種は本来食べられません!


おかげで。
煮込んで美味しくなるはずの「どて煮」。

煮込む時間が足りなくて。
(病院への行き帰りの45分ほど)
若干、味の煮詰まり具合が・・・

「1日めのどて煮は美味しくないよなぁ」って、ひっきー息子。

それは私のせいじゃないもーーーん。
二日目が美味しいっていったって。
明日になる前に、鍋の半分以上は食べちゃうくせに(笑)

文句いうんじゃありません。