gooブログがリニューアル中で、戸惑うことが多い。
今までさんざん楽しませてもらっておいてナンだが
特に入力機能が過敏になったのがこたえている。
ひとたび文字を打ち間違えたら最後、変換予測として記事に祟り続け
執拗に追いかけられる。
それを解消するために、せっせと一文字ずつ消す作業が必要になる。
手間が増えただけならまだしも、iPadとの相性が良くないのか
指の接触の仕方がちょっと気に入らないと、すぐ画面が真っ白になり
「問題が起きたため、このWebページを再度読み込みます」
の一文が登場。
さっき書いた記事は煙のごとくかき消えており
「自動保存されたデータが存在します」という文が出てくる。
復元してやってもいいような口ぶり。
ええ、復元していただけるなら、そりゃありがたいですよ‥
お願いしますよ‥
で、さらに一手間。
この機能は以前からあったが
こんなにしょっちゅう起きることは無かった。
親切なのか意地悪なのか、わからん。
ということで、記事がものすごく書きづらくなった。
そこで練習のつもりで、触れるつもりの無かった元号について
書いてみようと思う。
何で触れるつもりが無かったって?
天皇陛下が崩御された悲しみの中で、国民が最初に触れる新たな希望‥
私にとって元号は、そんな印象が強い。
よって生前退位となると、茫洋と霧がかかっているような感じがして
今ひとつピンとこないからだ。
それでも昨日の午前11時半、義母ヨシコと二人でテレビの前に座り
元号が発表される瞬間を見届けることにした。
次に元号が変わる時、おそらくヨシコはいない。
いないと思いたい‥いたら怖い。
そこで「前回の元号発表の時はヨシコと見たっけ‥」
と思い出す予定にしておきたいではないか。
やがて発表された元号は、『令和』。
拍子抜けするくらいさっぱりして、今ふうな響き。
日本人はRの発音を好む。
Rが付いていれば、何やら素敵に感じる性質がある。
ずっと以前にも書いたが、車の名前にはR、つまりラ行がよく使われる。
ラ行の字が入った車は売れ行きがいいという統計が、ちゃんとあるのだ。
日本人の好きなラ行を使って、すんなりと受け入れられるよう
配慮したのかな?と深読みを楽しむ。
すんなりと受け入れてもらいたいのは元号だけでなく
生前退位というイレギュラーも含まれていることだろう。
この元号は、日本の万葉集にある序文を参考にしたという。
元号は今までに285個あるそうだが、全て中国の古書からの出典。
日本独自の文献から出典されたのは、今回が初めてだそうだ。
日本が、やっと一人歩きを始めたような気持ちがした。
日本人が好む新感覚のラ行を使い
平和と似た、れいわという発音にし
昭和と平成の掛け合わせを連想させるニュアンスを取り入れて
あんまり評判のよろしくない次代のお二方を
少しでも盛り上げようとする努力も感じた。
余談になるが、約30年前。
昭和から平成に変わった翌年のことである。
平成の元号を印刷した年賀状を送ったところ
“見えるおかた”が手紙をくれた。
「霊が見える」などと吹聴して、周りの気を引こうとする類いではない。
本業は別にあるが、テレビ番組などのネーミングを考えたりもする人なので
インスピレーションにそこそこの信用性はあると思う。
「平成というのは、大変縁起の悪い元号です。
信じ難いような災いが次々と起こるのを危惧しています。
あなたも気をつけて、年賀状を始め書類などにも
極力使わないように心がけてください」
手紙には、そう書いてあった。
私は平成という元号に、穏やかで良さげな印象を持っていたので
「大変縁起の悪い元号」と断言してあったのに驚いたものだ。
しかし30年を振り返って、その通りだったな‥と思う。
今度の元号はどうなのか、その人にたずねたいけど
もう亡くなってしまった。
令和が皆さまにとって良い時代となりますように!