FFXIV私的ジョブ観はヒーラーの部に入る。まずは白魔道士。
普通、MMORPGのヒーラーといえば白魔道士だろう。FFXIVでも最初から使える(解放できる)基本ジョブである。
FFXIVでは4つのヒーラージョブを二つに分類している。ピュアヒーラーは白魔道士と占星術士、バリアヒーラーは学者と賢者だ。
ピュアヒーラーは、普通に対象のHPを回復するスキル(FFではお馴染みのケアルなど)や、3秒に1回、少し回復するHoT(Heal of Time)を多く備える。
バリアヒーラーは、効果時間内の被ダメを軽減するスキルや、回復XXX分(例えば400)の被ダメを吸収するスキルなどを多く持つ。
ピュアヒーラーは、やられた分を戻す。バリアヒーラーは、やられる前にマージンを作っておく、という感じかな。どちらも、そればっかりではなく、ピュアにも少しはバリアあるし、バリアにも少しはピュアがある。
高難易度コンテンツだと、パーティー構成のヒーラー2枠がピュアとバリアに分かれてたりするらしい。普通のコンテンツは分かれていないので、バリア2名とかもあり。
▪️色々あるぞ回復スキル
まずケアル。対象一人回復500で詠唱1.5秒。とやっていきたいところだが、このジョブ観シリーズは、基本的にレベル90の話をしている。90ではまずケアルは使わない。
魔道士のスキルは、GCDではなく固有の詠唱時間を持つのが多い。詠唱時間がない即時発動のもある。白魔道士の場合、高レベルになると、即時発動のスキル、というか魔法がメインの回復になる。
即時発動のとしては、単体対象のがハートオブソラスで回復800、範囲対象がハートオブラプチャーで回復400ずつ。戦闘時間経過によってメーターが上がっていき、一杯になるとヒーリングリリーが1つ付く。ヒーリングリリー1つ消費でハートオブ〜を1回打てる。ヒーリングリリーは3つまでスタックできる。リリーを1つ使うとブラッドリリーが1つ付き、3つ溜まると威力1240の範囲攻撃ハートオブミゼリを打てる。高レベルの白魔道士は、このリリーシステムで高速回復しつつ、最後にミゼリをぶっ放すというのが基本パターン。
ハートオブソラス。自分を回復の図
ハートオブミゼリ。撃つと快感を覚える
リリーだけでは足りない時は、他のスキルで補うわけだが、それもなるべく即時発動のスキルがいい。僕がよく使うのは、回復250が18秒のリジェネ。FFXIVでHoTやDoTは3秒毎なので、リジェネはx6で総回復量1500となる。
即時発動だしMPコストは低い(400)ので僕は多用するのだが、HoTを使ってメンバーのHPを常に満タンにしたがるヒーラーを嫌う風潮もある。大丈夫だから、そんな暇あったら攻撃しろってことなんだが…。あと、早めにリジェネ入れると敵のヘイトが白に飛ぶことがあった…のだが、修正されたんだっけ?
リジェネの範囲版がメディカラで、15秒なので総回復量が1250。これを撒いておけばとりあえず安心するので、多用する人は多い。が、これだけやってるとメディカラマンとか言われてしまう。
メディカラは詠唱時間があるので(2秒)、僕は先回りしてバリア代わりに使ったりする。ラプチャーだけでは全体戻しが足りない時にも使う。まあまあメディカラマンである。
では何を使うのが叱られない白かというと、即発のテトラグラマトン(回復700)か、地面に設置するアサイラムかな。アサイラムは直径30mの円形範囲内のメンバーを総計800回復する(範囲内は効果10%増しなので880?)。
レベル90で覚えるリタージーオブベルも設置型。白魔道士がダメージを受けるたびに範囲内自動回復400というスキル。白自身が攻撃を受ける前提なのが難しいところ。最近多い頭割り連続攻撃対策にはいいと思う。
リタージーオブベル。地面に置いた鈴蘭?
▪️他ヒーラー羨望の切り札がある
単体だが即発で全回復という最強のスキルがベネディクション。リキャスト180秒と長いので、本当に最後の切り札というか、タンクが死にそうな時に使う。僕の場合は、自分が死にかけることも多いので自分にも使う。タンクが死んでもヒーラーが蘇生できるけど、ヒーラーが死んだらそのパーティーは詰みなのだ。召喚士か赤魔道士がいれば蘇生してくれるが、ヒーラーが最も恐れるのが自分の死なので。
高難易度とかだとまた違うんだろうけど、ベネディクションは、使わないに越したことはない。使った後の3分間は緊張する。使った時は大抵ピンチを招きやすいメンバーだったりするので、すぐまた使いたくなる状況になりがちだし。
▪️範囲バリアが天使のアレしかない
バリアは一応3つある。ディヴァインベニゾンは、単体対象で回復500相当のダメージを吸収。30秒リキャストと短く、2スタックできるので使いやすい。アクアヴェールはリキャスト60秒で単体15%軽減。唯一の範囲バリアはテンパランス。範囲内(なんと50m)の味方の被ダメ10%減だ。背中に光の羽が生える、いかにもなエフェクトが特徴。
テンパランスのリキャストが120秒と長いので、ここぞというときの全体攻撃を選んで使わないとならない。特にヒーラー1人しかいない4人コンテンツでは。テンパランスの出番じゃない時は、批判を覚悟でメディカラ。
▪️今どきのヒラは攻撃の手も抜けない
高難易度コンテンツだと時間切れとかもあるし、DPSチェックもきつそうだから、ヒーラーでも火力を求める人が多い。世間のジョブ観は高難易度をやってる(自称含む)人たちの世論で形成されがちである。
白魔道士の攻撃スキルは、まずグレアガ。詠唱1.5秒で威力310。攻撃できる時はこれを撃ち続ける。その前にディア。総威力715かな?のDoTで、詠唱なし。FFXIの白魔導士も、まずは無詠唱のディアだったので懐かしい。
グレアガ。こればかりやってると、それはそれでゴリラと言われる
範囲攻撃400に回復400、MP回復も付くアサイズ。無詠唱だし、リキャスト40秒と短めで使いやすい。そして問題のホーリガ。周辺範囲に威力150で4秒のスタン付き。ID道中の雑魚戦などで、こればっかり撃ちたがる白魔道士が批判されたりする。フルボッコされてるタンクを助けたくて突っ込むのは分かるんだけどね。詠唱2.5秒だが、エフェクトが長めで、発動までさらに2.5秒くらいかかるので、敵の詠唱を止める用途では使いにくい。
白独自の補助アビリティの神速魔についても触れたい。15秒間オートアタックの間隔と魔法の詠唱時間を20%短縮する。リキャスト120秒。20%と聞くと大したことないように思えるが、実際に使うとほぼ連射状態になる。これでグレアガを連射すると、雑魚ならすぐ死んでくれるので、白ソロで何かする時は便利。
アサイズ。くるんと回る円形エフェクトのイメージだが、グルポで撮ると違う
▪️まとめ
僕はヒーラーを何かに出す時は賢者なので、今回久々に白魔道士で色々やってみて、最初は不安だった。こんなにバリア少なかったっけ?これでどうすんの?と。
でもそのうち思い出した。リジェネ楽だわ。大ピンチにどれだけ回復させても、まだ切れるカードがたくさん残っていることも有難い。賢者だと大回復を続けてやると弾切れになるところでも、白だと粘る。さすがピュアヒーラーの中のピュアヒーラー。
FFXIVの敵は行動パターンが決まっているので、ぶっちゃけタンクやDPSはいつも同じように戦っている。しかし、ヒーラーは人間が相手。鈍臭いやつとか一人で遠いところに行くやつとか、全然被弾しなくて張り合いのないやつとか、千差万別。誰かが盛大にやらかして半壊することもある。ヒーラーのプレイはいつも違う展開。そういう意味では、知ってる展開に強いバリアヒーラーより白の方がいいのかもな、と思ったりした。
アサイラム。かなりカメラを引かないと収まらない。直径30mのもやもやドーム
テンパランス。白姫がやると映えるが、豹柄パンツ一丁のルガディン男子がやるのもまた趣がある
ホーリガ。みんな大好きスタン付き
現在の僕のホットバー。今回の企画でかなり変えた。メインルレのレベル50対応でケアルとか一等地にいたのを遠くにやった。