曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

極私的FFXIVジョブ観・白魔道士編

2023-11-17 12:30:00 | デジタル関係
FFXIV私的ジョブ観はヒーラーの部に入る。まずは白魔道士。

普通、MMORPGのヒーラーといえば白魔道士だろう。FFXIVでも最初から使える(解放できる)基本ジョブである。

FFXIVでは4つのヒーラージョブを二つに分類している。ピュアヒーラーは白魔道士と占星術士、バリアヒーラーは学者と賢者だ。

ピュアヒーラーは、普通に対象のHPを回復するスキル(FFではお馴染みのケアルなど)や、3秒に1回、少し回復するHoT(Heal of Time)を多く備える。

バリアヒーラーは、効果時間内の被ダメを軽減するスキルや、回復XXX分(例えば400)の被ダメを吸収するスキルなどを多く持つ。

ピュアヒーラーは、やられた分を戻す。バリアヒーラーは、やられる前にマージンを作っておく、という感じかな。どちらも、そればっかりではなく、ピュアにも少しはバリアあるし、バリアにも少しはピュアがある。

高難易度コンテンツだと、パーティー構成のヒーラー2枠がピュアとバリアに分かれてたりするらしい。普通のコンテンツは分かれていないので、バリア2名とかもあり。

▪️色々あるぞ回復スキル

まずケアル。対象一人回復500で詠唱1.5秒。とやっていきたいところだが、このジョブ観シリーズは、基本的にレベル90の話をしている。90ではまずケアルは使わない。

魔道士のスキルは、GCDではなく固有の詠唱時間を持つのが多い。詠唱時間がない即時発動のもある。白魔道士の場合、高レベルになると、即時発動のスキル、というか魔法がメインの回復になる。

即時発動のとしては、単体対象のがハートオブソラスで回復800、範囲対象がハートオブラプチャーで回復400ずつ。戦闘時間経過によってメーターが上がっていき、一杯になるとヒーリングリリーが1つ付く。ヒーリングリリー1つ消費でハートオブ〜を1回打てる。ヒーリングリリーは3つまでスタックできる。リリーを1つ使うとブラッドリリーが1つ付き、3つ溜まると威力1240の範囲攻撃ハートオブミゼリを打てる。高レベルの白魔道士は、このリリーシステムで高速回復しつつ、最後にミゼリをぶっ放すというのが基本パターン。

ハートオブソラス。自分を回復の図


ハートオブミゼリ。撃つと快感を覚える

リリーだけでは足りない時は、他のスキルで補うわけだが、それもなるべく即時発動のスキルがいい。僕がよく使うのは、回復250が18秒のリジェネ。FFXIVでHoTやDoTは3秒毎なので、リジェネはx6で総回復量1500となる。

即時発動だしMPコストは低い(400)ので僕は多用するのだが、HoTを使ってメンバーのHPを常に満タンにしたがるヒーラーを嫌う風潮もある。大丈夫だから、そんな暇あったら攻撃しろってことなんだが…。あと、早めにリジェネ入れると敵のヘイトが白に飛ぶことがあった…のだが、修正されたんだっけ?

リジェネの範囲版がメディカラで、15秒なので総回復量が1250。これを撒いておけばとりあえず安心するので、多用する人は多い。が、これだけやってるとメディカラマンとか言われてしまう。

メディカラは詠唱時間があるので(2秒)、僕は先回りしてバリア代わりに使ったりする。ラプチャーだけでは全体戻しが足りない時にも使う。まあまあメディカラマンである。

では何を使うのが叱られない白かというと、即発のテトラグラマトン(回復700)か、地面に設置するアサイラムかな。アサイラムは直径30mの円形範囲内のメンバーを総計800回復する(範囲内は効果10%増しなので880?)。

レベル90で覚えるリタージーオブベルも設置型。白魔道士がダメージを受けるたびに範囲内自動回復400というスキル。白自身が攻撃を受ける前提なのが難しいところ。最近多い頭割り連続攻撃対策にはいいと思う。


リタージーオブベル。地面に置いた鈴蘭?

▪️他ヒーラー羨望の切り札がある

単体だが即発で全回復という最強のスキルがベネディクション。リキャスト180秒と長いので、本当に最後の切り札というか、タンクが死にそうな時に使う。僕の場合は、自分が死にかけることも多いので自分にも使う。タンクが死んでもヒーラーが蘇生できるけど、ヒーラーが死んだらそのパーティーは詰みなのだ。召喚士か赤魔道士がいれば蘇生してくれるが、ヒーラーが最も恐れるのが自分の死なので。

高難易度とかだとまた違うんだろうけど、ベネディクションは、使わないに越したことはない。使った後の3分間は緊張する。使った時は大抵ピンチを招きやすいメンバーだったりするので、すぐまた使いたくなる状況になりがちだし。

▪️範囲バリアが天使のアレしかない

バリアは一応3つある。ディヴァインベニゾンは、単体対象で回復500相当のダメージを吸収。30秒リキャストと短く、2スタックできるので使いやすい。アクアヴェールはリキャスト60秒で単体15%軽減。唯一の範囲バリアはテンパランス。範囲内(なんと50m)の味方の被ダメ10%減だ。背中に光の羽が生える、いかにもなエフェクトが特徴。

テンパランスのリキャストが120秒と長いので、ここぞというときの全体攻撃を選んで使わないとならない。特にヒーラー1人しかいない4人コンテンツでは。テンパランスの出番じゃない時は、批判を覚悟でメディカラ。

▪️今どきのヒラは攻撃の手も抜けない

高難易度コンテンツだと時間切れとかもあるし、DPSチェックもきつそうだから、ヒーラーでも火力を求める人が多い。世間のジョブ観は高難易度をやってる(自称含む)人たちの世論で形成されがちである。

白魔道士の攻撃スキルは、まずグレアガ。詠唱1.5秒で威力310。攻撃できる時はこれを撃ち続ける。その前にディア。総威力715かな?のDoTで、詠唱なし。FFXIの白魔導士も、まずは無詠唱のディアだったので懐かしい。


グレアガ。こればかりやってると、それはそれでゴリラと言われる

範囲攻撃400に回復400、MP回復も付くアサイズ。無詠唱だし、リキャスト40秒と短めで使いやすい。そして問題のホーリガ。周辺範囲に威力150で4秒のスタン付き。ID道中の雑魚戦などで、こればっかり撃ちたがる白魔道士が批判されたりする。フルボッコされてるタンクを助けたくて突っ込むのは分かるんだけどね。詠唱2.5秒だが、エフェクトが長めで、発動までさらに2.5秒くらいかかるので、敵の詠唱を止める用途では使いにくい。

白独自の補助アビリティの神速魔についても触れたい。15秒間オートアタックの間隔と魔法の詠唱時間を20%短縮する。リキャスト120秒。20%と聞くと大したことないように思えるが、実際に使うとほぼ連射状態になる。これでグレアガを連射すると、雑魚ならすぐ死んでくれるので、白ソロで何かする時は便利。

アサイズ。くるんと回る円形エフェクトのイメージだが、グルポで撮ると違う

▪️まとめ

僕はヒーラーを何かに出す時は賢者なので、今回久々に白魔道士で色々やってみて、最初は不安だった。こんなにバリア少なかったっけ?これでどうすんの?と。

でもそのうち思い出した。リジェネ楽だわ。大ピンチにどれだけ回復させても、まだ切れるカードがたくさん残っていることも有難い。賢者だと大回復を続けてやると弾切れになるところでも、白だと粘る。さすがピュアヒーラーの中のピュアヒーラー。

FFXIVの敵は行動パターンが決まっているので、ぶっちゃけタンクやDPSはいつも同じように戦っている。しかし、ヒーラーは人間が相手。鈍臭いやつとか一人で遠いところに行くやつとか、全然被弾しなくて張り合いのないやつとか、千差万別。誰かが盛大にやらかして半壊することもある。ヒーラーのプレイはいつも違う展開。そういう意味では、知ってる展開に強いバリアヒーラーより白の方がいいのかもな、と思ったりした。


アサイラム。かなりカメラを引かないと収まらない。直径30mのもやもやドーム

テンパランス。白姫がやると映えるが、豹柄パンツ一丁のルガディン男子がやるのもまた趣がある


ホーリガ。みんな大好きスタン付き


現在の僕のホットバー。今回の企画でかなり変えた。メインルレのレベル50対応でケアルとか一等地にいたのを遠くにやった。




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BS-TBS「Nのために」再放送第6話の感想

2023-11-14 08:08:00 | テレビ・映画
安藤が取り調べを受けている。

インターホンには杉下が出ました。入るなと言われたけど、様子がおかしかったので入りました。野口さんと奈央子さんが倒れていました。西崎さんと杉下の同級生(成瀬)がいましたが、すぐに消防や救急が来たので、誰からも何が起こったのかを聞けていません。

2014年

ついに高野が杉下宅を訪問。君と慎司(成瀬)は放火事件の時も一緒にいた。君はいつも慎司を庇う。あの時もっと尋問しなかったことを後悔している。杉下は、成瀬が現場にいたのは偶然だと言い切った。

2003年暮れ〜2004年

奈央子が杉下を訪ねてくるが留守。そのとき西崎と会う。奈央子は西崎の小説「灼熱バード」を読み、トリはあなたなのね、と見破る。西崎の袖を捲ると火傷跡が多数あった。

安藤が三羽商事から内定をもらう。杉下と初詣に行き、互いの未来を願う。

留置所の成瀬を高野が引き取りにくる。父を亡くし、母が逃げたので、頼る人が高野しかいない。詐欺の受け子については、不起訴で済んだらしい。成瀬は大学をやめ、シャルティエ広田でアルバイトを始める。

安藤が野バラ荘を出た(杉下の1個上なので先に卒業)。会社の寮に住むらしい。

安藤は野口と同じプロジェクト課に配属され、毎日将棋に付き合わされているらしい。負けず嫌いの野口は、密かに杉下に将棋のブレーンを依頼していた。安藤との勝負に負けそうになると中断して杉下に相談している模様。

奈央子が頻繁に西崎と会う。はだけた奈央子の肩は傷や痣だらけだった。西崎は亡母からの、奈央子は夫からの言葉にならない愛(暴力)によって傷だらけということで共鳴して不倫関係になる。



安藤と杉下は、野口邸のドアの外側にチェーンが追加されているのを見て顔を見合わせる。

2014年

安藤が高野に「警察に話していないこと」を教える。成瀬はチェーンは外れていたと証言しているが、掛かっていたはずだ、と。それで誰も出られず最悪の結果になった。

掛けたのは他でもない、安藤自身だった。

・・・・・

西崎が引越しする安藤に「杉下を連れて行かないのか」と聞く。杉下には(君のような)明るいところに連れて行ってくれる男がいい。罪の共有相手とかじゃなく、と言う。安藤は「俺だったら一緒に警察に行く」「刑務所から出てくるのを待つ」という。後から考えると、これ、すごい余計でね。西崎は言わなくていいことを言って自分の首を絞めるところがある。

杉下が受けた建設会社の面接官の中に、一緒に会社を立ち上げる女性がいた。この時点からの知り合いだったのか。今回初めて気づいたわ。

杉下(2014年)が胃癌で余命1年と判明。「残りの時間はあなたを守るために使いたい」と思っているが、その相手は誰だろう。現状罪が重いのは安藤だが、罪を引き受けたのは成瀬だ。

母が少ない生活費を化粧品に使ってしまうため、その前に食料を買い込んで料理を作り置きする習慣が杉下にはあった。それが、安藤と高層ビルの窓掃除をして世界の広さを実感したおかげで解消した。野原のおじいちゃんに「苦労は忘れるのが一番」と言われて涙ぐむシーンで、僕も何か込み上げてきたわ。苦労は人生の糧になることもあるけど、引きずると明るく生きられないよね。





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極私的FFXIVジョブ観・ガンブレイカー編

2023-11-10 21:15:00 | デジタル関係
超絶私的ジョブ観の第4回はガンブレイカー。

過去FFXIV記事で執拗に書いている通り、メイン子・サブ子ともにタンクは、ほぼガンブレイカーを使っている。サードキャラのレン子さんもガンブレをカンストしており、「塔」ではついにBアラタンク(23名を指揮統率)デビューまで果たした。

なので、ガンブレイカーについては何もしなくても書けると思っていたのだが、念のため他のジョブのようにテストしたり調べたりしたら考え込んでしまった。

ガンブレイカーは本当に強いのか?

◼️攻撃メカニクス

基本コンボはキーンエッジ>ブルータルシェル>ソリッドバレルの3連。ブルータルシェルで回復200と回復200分のバリアが付く。つまり400分。ソリッドバレルまで打つとソイルが1つ付く。

ブルータルシェル。ガンブレイカーをよく使うのはこれがあるから

範囲はデーモンスライス>デーモンスローターの2連で、これもソイルか1つ付く。このデーモン2連は自分中心円範囲で、敵をターゲットせずに打てるので混戦では非常に楽。

ソイル1つでビートファング380>A>サベッジクロウ460>B>ウィケッドタロン540>Cのコンボを打てるようになる。数字は威力。ABCには任意でアビリティを挟める。Aはジャギュラーリップ200、Bはアブドメンテアー240、Cはアイガウジ280だ。

コンティニュエーションと呼ばれるABCを全部挟んで6連コンボになった場合、総威力はなんと2100になる。ビートファングのリキャストは30秒。暗黒騎士の影身具現に匹敵する大火力を、暗黒の4倍のペースで出せることになる。


ウィケッドタロン。6連コンボの5番目

これだけでもとんでもない火力なのだが、ソイルを2つ使うダブルダウン1200というのもある。単体ではなく範囲攻撃で、2体目以降は85%のダメージになる。強攻撃範囲でこの減衰率はなかなか強い。

30秒毎に回ってくる6連コンボまたはダブルダウンの合間には、ソイル1つで打てるバーストストライク380>ハイパーヴェロシティ180という2連コンボを打つ。範囲攻撃としてはフェイテッドサークル300の単発となる。

与ダメ20%アップのノーマーシーは60秒リキャストで効果20秒。戦士や暗黒のように、常時与ダメアップのバフはない。

非GCDスキル(アビリティ)は、ブラスティングゾーン720、ソリッドバレル300+DoT900、バウショック範囲150+範囲DoT300がある。これらはできればノーマーシーに合わせて突っ込む。


ブラスティングゾーン。地面に叩きつけたガンブレードから衝撃波が走る

◼️なぜこの性能が評価されないのか?

火力はあると言われてるけど暗黒には負ける。というのが多分世の中の評価だ。僕自身も、自分で思ってるほどガンブレは削れないなと感じることがある。

6連コンボを常に30秒に一回出せるわけではない。ソイルを貯める時間が必要だし、他にやることがたくさんあり、リキャスト即発動とはいかない。

ギミックで動かされると、足を止めて6つもスキルを打つ暇がない。3つ打って逃げて、2つ打って逃げて、逃げながら防御バフ入れながら最後の1つを打つ、なんてパターンが多い。コンティニュエーションは非GCDなので6連とは言っても6秒ほどで完了するのだが、6秒間足を止めて打ち切ることができないケースも多い。するとコンボ完了が遅くなり、スペックほどの高回転では使えず、うーんそんなに削れてないかも、となる。

◼️防御はやっぱりアレが強い

防御系スキルは、15秒間被ダメ30%減リキャスト120秒のネビュラ、20秒間受け流し率50%アップ被ダメ10%減リキャスト90秒のカモフラージュ、15秒間被魔法ダメージ10%減リキャスト90秒のハートオブライト、そして複雑な軽減と回復のハートオブコランダム。

回復はブルータルシェルの200+バリア200が使いやすい。大ダメージには対応できないが。ゆっくり1200回復のオーロラが60秒リキャストの2スタック。即時回復はできない代わりに連発できる。

んで、最近のガンブレの目玉、コランダム。まず被ダメ15%減8秒。加えて被ダメ15%減4秒。この二つは重複する。最初の4秒間は約28%軽減になるらしい。強攻撃に合わせるのにちょうど良い性能だ。

そして、HPが半分以上減ってたら即時、そうでなければ20秒後に回復900。やばい時はすぐ回復するし、やばいの来る前にかけておけば、いざ来た時に勝手に回復。テンパってる時に便利。20秒間で他の手段で回復してしまって、無駄になることも多いが。ちなみに最大HPの2割強くらい回復する。

ハートオブコランダム。瞬間大回復がないという弱点をこれでクリア

◼️まとまらなくなってきたガンブレ観

極私的ジョブ観企画タンク編をやってみて、ガンブレイカーがわからなくなった。というか、戦士とナイトの良いところを発見してしまって混乱している。比べるとガンブレ思ってたほど良くない…のか?と。

最近VD(ヴァリアントダンジョン)のアロアロ島をタンクソロでやっているのも原因。VDソロは、まあまあ極限のバトルになるので、ジョブの性能が顕になるのだが、ガンブレがそんなに強くないのだ。

VDはギミック処理で敵から離れることが多く、6連撃がなかなか使えない。手数で稼ぐジョブなので操作量が多く、長時間のボス戦が辛い。その点、ナイトは離れててもワンポチの聖剣コンボがある。頭は使うが手は疲れない。戦士も削れないし遠隔ないが、頭を使わないのでギミック処理が楽。強攻撃が単発ばかりだから、長く張りついていられなくても攻撃機会の損失が少ない。

というわけで、僕のガンブレイカー観がブレつつある今日この頃である。ガンブレだけに。


ダブルダウン。その名の通り2回打ち下ろす

サンダーバレット。汎用遠隔攻撃


オーロラ。2スタックできるのがミソ


現在の僕のXHB配置。



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iPhone 14 ProでHipstamatic 〜 TIONG BAHRU HIPSTAPAKの巻

2023-11-08 12:53:00 | カメラ
リリースから随分経ってしまった。もう11月のパックが出ているのに10月のを紹介。

Hipstamaticの記事は、作例さえ撮っておけば、割と簡単に書ける。ネタがないとかやる気がないとかで間隔が空いてしまった時や、重めのを書いててまだ終わらないので間を持たすために何か出すか、ってなときに便利だ。

ところが、最近は「Nのために」やFFXIVジョブ観などネタが多い。先発ローテーションが6枚揃っていて登板機会がない谷間の投手のように、ヒプスタ記事は出番が後回しになっていた。のが遅れた原因。

閑話休題。

10月配信ギアTiong Bahruは、シンガポールのおしゃれタウン、ティオン・バルがテーマらしい。


Luiレンズは全体的に水色方向にシフト。赤は暗く沈むし、青が水色になるしで、単純なシフトではなさそう。Tintと言ってるので淡色なのだろうが、暗いところは結構強めに暗い。


Singa 65フィルムは白いマットな縁がつく。絵には何もしないっぽい。

今回のは久々にかなり気に入っている。青白濁りがうまく空気感を醸し出しているというか、アナログなクールさがある。たぶんスタメン。

作例は全てTiong Bharuパックの組み合わせ。












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BS-TBS「Nのために」再放送第5話の感想

2023-11-07 08:55:00 | テレビ・映画
第5話は沖縄回。といっても前半のみで、後半は東京だが。

2003年夏。N作戦で杉下と安藤が沖縄に行く。野口夫妻が参加する珊瑚礁保護イベントで夫妻と接近するのが目的。宿に着いたら部屋が一つで、安藤が西崎に電話で抗議。いいじゃん。ラブコメ展開じゃん。

ボートの上で将棋して気を引き、野口奈央子が潜水中にパニックになったのを介抱。無事に好感を持たれて食事に招待される。野口に飲まされて泥酔した安藤が杉下を抱き寄せてキス。からの速攻土下座。布団を遠くに移動。

何事もなく朝になり、ビーチで語らい。杉下は水平線が全部つながって見えるところ(意訳:人生の高み)に行きたいと言う。



帰京。杉下と安藤が野口邸にお呼ばれして歓談。その後杉下は早速野口に土地を売らないでほしいと手紙を書く(文面は作家志望の西崎)。その手紙を野口は奈央子に見せないようにしたり、杉下と二人で会ったりする。のを奈央子が疑惑の目で見る。

野口の話では、野口父は土地を売る気がなく、野バラ荘の一帯は安泰だと。それでN作戦はひとまず成功したのだが、野口は杉下に頼みがあると言う。

杉下母が突然上京。腹痛を訴えてドアを開けてくれと言うが、明らかに仮病。野バラ荘の大家が引き取ってくれて難を逃れる。杉下が、スキューバで奈央子がパニックになったのは、自分がバルブを閉めたからだと西崎に告白。父はアレだし母も嘘つくし、自分もそういう人間なのかもと悩む。

ここの会話で、杉下の究極の愛「罪の共有」の相手の存在を西崎が知る。その成瀬は、父を亡くしてから無気力かつ金欠で、おいしいバイトだと紹介されて、オレオレ詐欺の受け子をして警察に捕まる。

奈央子が野バラ荘の杉下を訪問。杉下は留守。出てきた西崎と奈央子の目が合う。

2014年。

安藤が西崎と会う。さらに高野にも会い、自分も西崎さんは殺してないと思うと述べる。西崎は火を極度に恐れていた。火のついた燭台で野口を殴殺できるわけがないと。

ついに高野が杉下の家にやってくる。インターホンの画面に映った高野を見て杉下は固まる。島での辛い記憶と楽しい記憶(成瀬)が混ざりながらフラッシュバックする。杉下は、嘘を真実にするために嘘をつき通すことを決意する。

・・・・・

大家さんの苗字が野原と判明。何周もしてるのに今頃。大家さんは杉下の居留守を瞬時に見抜いて母を誘導するなどファインプレイ。放映当時もヤフコメなどでは「このドラマの影のMVP」と高い評価だった。

奈央子が野口に不信感を抱く伏線が、この段階で張られている。奈央子の動機の弱さがこの作品の数少ない弱点だと思っていたけど、ちゃんとしてたわ。

杉下の嘘とは。料亭さざなみ放火事件で成瀬のアリバイを作った嘘か。と思いきや、西崎に「なんでそんな嘘をつかなきゃならないの」と涙声で訴えるシーンが挿入される。母譲りの嘘つきかもと悩むシーンは、杉下はいろいろ隠していることを強調するためかもと思ったり。やはり精密に作られたドラマだわ。

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