”スローライフ滋賀” 

「ウォーキング三昧」ブログの続編です。令和元年(2019年)5月1日に移行しています。

コウノトリに「食堂」を 野鳥愛好家ら休耕田を整備(長浜市)

2021-06-11 11:18:38 | 滋賀TODAY
 国の特別天然記念物・コウノトリに「食堂」を作ろう--。
野鳥愛好家らでつくる「びわ湖野鳥の楽園プロジェクト」(中西佳澄代表、滋賀県長浜市)のメンバーが、長浜市池奥町の休耕田をコウノトリの餌場にしようと整備に奮闘している。

 コウノトリは5年ほど前から長浜市に姿を見せるようになり、多い時では10数羽が飛来する。
田植えの時期から秋まで滞在することが多く、メンバーの一人は「コウノトリがこの地を選んでくれた。大切にしたい」と話す。
 長浜市田根地区や余呉地区などで餌をついばむ姿が見られるが、水田の水が抜かれると餌となる水生生物が減り、コウノトリも福井県や徳島県などに去ってしまうという。

↑写真:中日新聞より

 コウノトリは冬季に巣作りや交尾活動を始めるため、同プロジェクトは冬季の餌場作りに着手した。
長浜市池奥町の西池北の谷間にある棚田で、休耕田となっている6面約1200㎡を地権者から無償で提供してもらい、昨年9月からメンバーが草刈りや水路整備を続けてきた。自然に流れている水を使うため年間を通して水がかれることがないという。

↑写真:中日新聞より

 今月9日には、近くの長浜市立田根小3~6年生27人と協力して「コウノトリ食堂大作戦」を実施。
同校近くの水路や田でドジョウやザリガニ、トノサマガエル、タニシなど「ごちそう」を捕まえて、整備を進める「食堂」に放流した。
すぐ近くの棚田で餌をついばむコウノトリが目撃されており、今回作った餌場にもやってくると見ている。

 同プロジェクトによると、コウノトリは肉食で1日400~500グラムの餌を食べるという。数が増えすぎると餌が足りなくなる恐れもあり、まずは3、4羽程度の定着を目指している。
中西代表は「今後、ほかの休耕田にも餌場を広げ、コウノトリが定住できる環境を作りたい。一度巣を作ると長く居着いてくれると思う。みんなで見守るために見学のスペースも設けられたら」と話していた。

<毎日新聞・中日新聞より>
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「伊吹そば」、”在来種伊吹そば”を守りたい!クラウドファンディング募集

2021-06-11 10:00:00 | 滋賀のグルメ・郷土料理
 日本そばの発祥とも言われる米原市の特産品在来種伊吹そば」が、新コロナウイルス感染症の影響で出荷が激減し、生産を調整せざるを得ない状況に追い込まれている。
 より多くの人に「伊吹そば」を知ってもらおうと、「伊吹そば」の生産や買い取りをしている農事組合法人「ブレスファーム伊吹」(米原市伊吹)が販路や知名度拡大のため6月15日まで、クラウドファンディング(CF)をしている。

 
↑写真:中日新聞より

コロナから貴重な”在来種伊吹そば”を守りたい!クラウドファンディング

 「伊吹そば」は、平安時代から鎌倉時代に伊吹山の中腹にあった太平護国寺の僧侶や修験者が栽培を始めたとされる。
小粒で緑がかった実と強い甘みや香りが特徴。関西はそばを食べる習慣が少ないため、生産量は少なかったが、近年は地元農家らの努力で徐々に増やしていき、2019年には地域ブランドを保護する地理的表示(GI)にも登録された。

 元々は、旧滋賀県伊吹町の集落などで細々と栽培していた。その後、米原市長岡や堂谷など旧伊吹町以外にも栽培地を増やし、昨年は天候にも恵まれ、年間約45トン生産していた。
しかし、コロナの影響で主な取引先だった近隣の飲食店や旅館、ホテルからの需要が減り、回復のめども立っていない。ブレスファーム伊吹の営業担当者らが尽力し半分以上は出荷したものの、現在約20トンが在庫として残っており、今年の作付け面積も昨年の45万7000㎡から半分ほどに減る見込みという。

 CFでは返礼品として伊吹そばの乾麺2人前(1500円)や直営のそば店でのそばうち体験(5000円)などを用意している。ブレスファーム伊吹の営業担当石河勝美さんは「乾麺もコシがありとてもおいしい。多くの人に知ってもらいたい」と期待を込めている。

ブレスファーム伊吹
滋賀県米原市伊吹1760

<中日新聞より>
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地元の味を高時小学校の児童に名産品「こだかみ茶」贈る(長浜・ふるさと夢公社きのもと)

2021-06-11 09:00:00 | 滋賀TODAY
 長浜市の第3セクター「ふるさと夢公社きのもと」は6月7日、長浜市木之本町の高時小学校に、学校がある古橋集落に伝わる在来種の茶葉こだかみ茶」の新茶3kgを贈った。
 公社を除き4軒しか栽培していないといい、公社の高橋寿男さんは「地元の味を忘れないで欲しい」と話した。


↑写真:中日新聞より

在来種「こだかみ茶
 長浜市木本町古橋地区にそびえる己高山(こだかみやま)は、古来より山岳仏教文化の聖地であり、再興の祖である平安時代の僧「最澄」が遣唐使に加わり薬の木として重宝されていた茶の種を持ち帰りこの地に蒔いたのが、日本の茶の始まりであると言い伝えられており、己高山の奥地や別院跡付近などで今なお茶の木が自生している。
 戦後、整備され守り続けられた亀山および付近一帯に広がる茶畑は、社会環境の変化等によりかつては名産とされたが、平成初期には自家用の栽培も大幅に減り荒廃した状況となり、平成28年度より再生に向けた取り組みを始めた。


 紅葉の名所である鶏足寺と共に隣接した茶畑の再生で、より自然豊かな里山、田園空間の形成を図ると共に、日本の茶の歴史を受け継ぐ産地として事業化を目指し、地域の活性化と雇用の創出につなげ、地域に根ざした信頼される企業として長浜市北部地域の振興に貢献したいと考えている。
 
 公社は2016年から集落内で茶畑を借り受け、翌年からは5月に茶摘みイベントも開催。高時小学校も参加していたが、昨年は新型コロナウイルスで、今年は梅雨で中止になった。 
 7日は、全校の43人を代表して6年生10人が高橋さんを出迎えた。6年の中村紅心(ここ)さんは、「少し苦くて渋味があるのが好き。おいしくいただきます」と話した。新型コロナの感染防止のため各自持ち帰る。

新茶の茶葉は6月10日頃から、JR木ノ本駅のふれあいステーションおかんや、長浜駅前のえきまちテラス長浜などで販売される。

問い合わせ: ふるさと夢公社きのもと
長浜市木之本町木之本1757番地
0749(82)2411
http://nagakita-kosya.net/

<中日新聞より>
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【常夜灯巡り】第21回東近江市・建部北町常夜燈

2021-06-11 06:00:00 | 町のお地蔵さんと常夜灯巡り

↑この常夜燈は乳橋地蔵尊のある地点から愛知川に向かう新しい県道の傍に立つ人宿地蔵尊にある。

建部北町常夜燈
銘    常夜燈
所在地 東近江市建部日吉北町
建立  平成7年8月
願主  小林佐市
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