JAグリーン近江は現在、春作の「日野菜」を使った甘酢漬などを販売し、「春の日野菜」をPRしている。
↑写真:滋賀報知新聞より
「日野菜」は室町時代に蒲生家14代当主・蒲生貞秀によって見出されたといわれる日野町の伝統野菜。
秋が旬というイメージが強いが、実は春と秋の2回収穫時期があり、春にも旬があるという。
今春の日野菜を加工した甘酢漬けの「長漬」(姿漬3本入り、税抜428円)や「切漬」(150グラム入り、同358円)は平和堂店舗、「ファーマーズマーケットきてか~な」、通販サイト「JAタウン」などで好評販売中。
「日野菜漬けを食べたいが固いものが食べ辛くなってきた」、「好きな葉の部分だけ食べたい」という意見に応えてつくられた「農協のきざみ日野菜の葉漬」(150グラム入り、同200円)もフレンドマート日野店などの「平和堂インショップ」で販売されている。
JAグリーン近江の山口善弘さんは「春作は秋作に比べ、急激な気温の上昇など収穫時期の見極めが難しく手間がかかるけれども、秋作だけで収穫できる量には限りがあることや、特産品振興のため力を入れている。
今春は根も葉もきれいで良品ぞろい。春作は認知度が低いが、旬のものを旬の時にぜひ食べてほしい」と話している。
また、JAグリーン近江では「切漬」をみじん切りにし、フリーズドライ加工してつくった「日野菜茶漬けの素」(5・3グラム×5袋入り、同550円)も販売中。夏にさっぱりと食べる「冷やし茶漬け」の食べ方などを広報している。
<滋賀報知新聞より>