彦根市は7月から、認知症のため道に迷うなどした高齢者らの早期発見・保護につなげようと新たな見守りシステム「彦根市メール配信システム(行方不明高齢者等の捜索者情報)」を導入する。
衣服などに貼るQRコード付きの「見守り安心シール」を希望する高齢者に配布する。徘徊高齢者らを見つけた人がスマートフォンで読み込めば、瞬時に家族らにメールが届く仕組み。
シールは、アイロンで洋服などに貼り付ける40枚と、反射材タイプの10枚のセット。家族は高齢者の氏名や顔写真のほか「右耳が遠いので左側から話しかけて」などの注意点を事前に登録する。
発見者がQRコードを読み取ると、インターネット上の掲示板につながり、こうした情報を得られるほか、家族とやりとりもできる。
問い合わせ: 彦根市医療福祉推進課(0749ー24ー0828)
詳しくは下記の彦根市のHPで。
■見守り安心シールとは
洋服に貼ることができるQRコード付きのシールのこと。
行方不明時に、発見者がシールのQRコードを読み取り「どこシル伝言版」にアクセスすると、ご家族にメールが送信され、連絡できる。
氏名・住所・連絡先など個人情報の記載は必要なく、発見者に本人のニックネームや注意すべきことなど対処方法を知らせる。
■事前登録、見守り安心シールの申込み
対象者 : 彦根市内在住の認知症等により行方不明になる恐れのある高齢者
申込者 : 家族、親族、ケアマネジャー、民生委員等(家族以外の方は、家族の承諾を得ている場合に限る)
申込方法 : 「事前登録申込書」に必要事項を記入の上、本人の写真と共に彦根市医療福祉推進課まで持参または郵送。
見守り安心シールを希望の方は、「見守り安心シール 登録シート」にも記入する。
<読売新聞、彦根市HP参照>