滋賀県日野町の伝統野菜「日野菜」の春作の加工作業が、繁忙期を迎えている。
秋作に比べて生産量や知名度は低いが、栽培の難易度は高い。加工施設は「春にも旬があるので、是非食べて欲しい」とPRしている。
↑写真:中日新聞より
日野菜はカブラの一種で、根の上部や茎が赤紫色になっている。
春作は害虫が発生しやすく、収穫時期の見極めが難しい上、米や麦と時期が重なるため、秋作より生産量が少ない。
施設では昨季より1トン多い10トンを町内の農家50軒から仕入れ、切り漬けなどに加工。
従業員10人ほどが洗浄から漬け込み、袋詰めまでの工程を手際良く進めている。早ければ入荷から1週間で出荷される。担当者は「秋作を春に売っていると勘違いされることもある。今が一番おいしい」と呼び掛けている。
加工品は、近江八幡市のファーマーズマーケット「きてかーな」や滋賀県内の平和堂の一部店舗で販売している。
<中日新聞より>