滋賀県甲賀市水口町本丸の水口城跡で地元特産の「水口かんぴょう」を干すイベントが、このほど開かれた。往時をしのばせる櫓(やぐら)をバックに真っ白な帯が天日干しされ、来場者が珍しそうに見入っている。
↑写真:京都新聞より
「水口かんぴょう」の生産は江戸初期に始まったとされ、乾燥した夏のこの時期が天日干しの最盛期。
イベントは一般の人になじみの薄い生産風景を間近で見てもらおうと、市観光まちづくり協会が初めて企画した。
この日は甲賀市シルバー人材センターの7人が集まり、甲賀市内で収穫された約30玉のユウガオの実の皮を専用の機械で3cmほどの細帯状にむいた。その後、女性たちが、むしろの上を渡した竹ざおに手際よく掛けていった。
「水口かんぴょう」を干しイベント
主催: 甲賀市観光まちづくり協会
開催日時: 8月7日(土)、8日(日)
場所: 水口城跡(滋賀県甲賀市水口町本丸4-8)
入場料: 無料
<京都新聞より>