14日午後9時26分ごろ、熊本県を中心に強い地震が発生し、同県益城町(ましきまち)で震度7を観測した。熊本市や玉名市などで震度6弱、菊池市などで震度5強を観測。福岡、大分、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島、山口の各県でも震度4を観測するなど広い範囲で強い揺れに見舞われ、最大で震度6強の余震も続いた。一方、熊本市中央区の熊本城では北側の石垣が長さ数メートルにわたって崩れ、天守閣の東西に載っていた二つのしゃちほこが天守閣上からなくなっている。地震の揺れで屋根から落下したものとみて、同事務所が捜している。 国内で震度7が観測されたのは、2011年3月の東日本大震災以来で、4回目。九州地方での震度7は1923年の観測開始以来初めて。
韓国の総選挙での与党惨敗を受け、菅官房長官は14日午前の記者会見で、選挙結果が昨年末の慰安婦問題に関する日韓合意に与える影響について「考えていない。日韓合意を責任を持って実施していくことが極めて重要だ」と述べた。政府内では朴槿恵韓国大統領の政権基盤が弱体化することで、日韓合意の履行に影響することを懸念する声も出ている。日韓合意では、〈1〉日本政府は元慰安婦支援のため、韓国が設置する財団に10億円程度を拠出する〈2〉韓国政府はソウルの日本大使館前の少女像撤去に努力する――ことになっている。