きょう1月7日、わたしたちの昭和天皇におかれては、32年前に崩御されました。
あらためて、昭和の時代を支えてくださった陛下に、至高の感謝と畏敬の念を捧げます。
あらためて、昭和の時代を支えてくださった陛下に、至高の感謝と畏敬の念を捧げます。
▼その昭和の終わった日、平成の世が始まった日、ことしは木曜です。
令和3年1月7日木曜午前に、自由民主党本部にて、新年最初の武漢熱をめぐる対策本部が開かれました。
ぼくは当然、発言の機会を確保するために、いつものとおり早めに会場に入り、前の方に着席しました。
写真は、その席から後ろの方を見た様子です。
国会はまだ閉会中ですが、すでにかなりの衆参両院議員が詰めかけています。
この部屋は、党本部の中で最も広い会議室、会議室としては広大と言って良い部屋ですが、開会時刻までにはこの写真とは比べものにならないぐらいぎっしりの参加議員数となりました。
▼さて、ぼくは以下のようなポイントで発言しました。
あえて強い語調にもしました。
(1)ビジネストラックというカタカタで装った名の下に、中国や韓国をはじめ特定の国から事実上フリーと言うべき緩さで外国人を日本に入れておきながら、日本国民には限定版とはいえ緊急事態宣言を出して制限をかける。
これでは国民の信を喪う。
ビジネストラックをすぐに停止すべきだ。
(2)非公式に仄聞(そくぶん)したところでは、政府は12月28日にすでに、「ビジネストラックの対象国で、英国で確認された変異種のウイルスが見つかった場合は、ビジネストラックを停止する」と内々で決定している。
ところがその3日後、大晦日に、中国当局は上海で女子学生にその変異種のウイルスを発見している。
今日はすでに1月7日だ。
いったいなぜ、政府みずからの決定を、政府は実行しないのか。
中国に遠慮していると言わざるを得ないではないか!
(3)その限定版の緊急事態宣言を出す経緯もおかしい。
緊急事態宣言の発令は、「新型コロナウィルス等特別措置法」によって内閣総理大臣にだけ与えられた権限だ。それをなぜ、自治体の首長である小池都知事などに言われて出すような経緯になるのか。
オールドメディアの言うようなメンツうんぬんの問題ではない。
憲法に議院内閣制が定められており、わたしたち自由民主党議員には、政府と議論する責務がある。その自由民主党には、なんの協議もなく、なぜ、自治体の首長との協議によって発出に至るのか。法的秩序の問題だ。
(4)西村担当大臣は1月2日に、正式な文書で小池都知事に対し、自治体の権限によって飲食店などの時間短縮営業などを要請するよう求めている。
都知事は、それに応えずに、政府の権限に踏み込んできたのであり、これを容認しては法的秩序を喪う。
(5)また国会議員の会食についてルールを作る与野党協議をしているが、このために国民には「国会議員は日にち毎日、会食ばかりしているのか」という誤解を生む。
これもまた、政治不信を増幅させ、その不信のもとで国民に緊急事態宣言による苦汁を課すという政治であっては国を誤る。
ルール作りなどせず、国会議員ひとりひとりの自主性に任せよ。
▼会議は、1時間の予定が2時間を大きく超えていきました。
非常に多くの議員が発言し、ぼくと共通点のある発言も少なくありませんでした。
また、ぼくの発言中に拍手と、同意の声がありました。
ビジネストラックを続けるべきだという発言はなく、停止を求める発言が10人前後はあったと思います。
▼発言を希望した全議員が発言を終えたあと、政府側から回答がありました。
ところがぼくが具体的に指摘した、上記(2)について答えようとしません。
やむを得ず声を出して、雛壇(ひなだん)の首脳陣らに「回答がありません」と指摘したところ、まず内閣府の行政官(官僚)が答えるのですが、ほとんど何を言っているのか分かりません。
再度やむを得ないと判断し、憤激し、実際は頭のなかは冷え冷えと冷え切っていましたが、憤激したような声を出し、政府側に回答を求めました。
すると、外務省の行政官が、まずぼくが指摘した事実、中国で昨年中にすでに変異種ウイルスが見つかったことを認めたのです。
ところが、「その女性学生は隔離されていて、市中感染ではありませんでしたから・・・」と政府決定の実行を怠っていることを弁明しました。
これは、トンデモの回答です。
部会や対策本部での議員発言は、ひとり1回が基本ルールです。
しかも、きょうの対策本部のようにすでに長時間となり、多くの議員の日程に狂いが出ているときには、追加質問、追加発言は、ルールと良識への違反になります。
そこで、これも万やむを得ず、「上海以外にも中国での変異種ウイルスは発見されているじゃないか」、「中国がなぜ急に正直に情報を提供していると考えるのか。日本政府の検証はできていない」と不規則発言で抗議しました。
▼外務省の良心派である和田幸浩さんが戦死のように逝かれたことを、無念にも、見送ったばかりです。
前出のように弁明にもならない弁解をしれっとやる外務官僚が、日本国外務省の多数派なのです。
一方で、12月28日に政府が「変異種ウイルスが見つかったらビジネストラック停止」という決定を水面下でくだしていたということは、政府内の良心派から得た情報です。
こういう鬩(せめ)ぎ合いを、淡々とこなしていくしかありません。
見かけは怒って、内心はどこまでも冷静至極でいて、戦うしかありませぬ。
▼異例の長時間となった対策本部の締めくくりとして、下村政調会長の発言がありました。
「急ぎの事項については、私が直接、関係閣僚をはじめ政府に伝えます」という明言でした。
これは事実上、ビジネストラックの停止を求める意思の表明です。
▼政府が中国に異様に甘いのは歴然たる、客観的な事実であり、党の政調会長の明言があっても油断はできません。
不肖ぼくなりの動きを水面下でなお、続けていきます。
この対策本部の様子は、新動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次回収録にて、詳しく、かつありありと実態が主権者に分かるように、お話しします。
なお、会食のルールづくりというやつも、きょうを機に見送りが強まると考えています。
令和3年1月7日木曜午前に、自由民主党本部にて、新年最初の武漢熱をめぐる対策本部が開かれました。
ぼくは当然、発言の機会を確保するために、いつものとおり早めに会場に入り、前の方に着席しました。
写真は、その席から後ろの方を見た様子です。
国会はまだ閉会中ですが、すでにかなりの衆参両院議員が詰めかけています。
この部屋は、党本部の中で最も広い会議室、会議室としては広大と言って良い部屋ですが、開会時刻までにはこの写真とは比べものにならないぐらいぎっしりの参加議員数となりました。
▼さて、ぼくは以下のようなポイントで発言しました。
あえて強い語調にもしました。
(1)ビジネストラックというカタカタで装った名の下に、中国や韓国をはじめ特定の国から事実上フリーと言うべき緩さで外国人を日本に入れておきながら、日本国民には限定版とはいえ緊急事態宣言を出して制限をかける。
これでは国民の信を喪う。
ビジネストラックをすぐに停止すべきだ。
(2)非公式に仄聞(そくぶん)したところでは、政府は12月28日にすでに、「ビジネストラックの対象国で、英国で確認された変異種のウイルスが見つかった場合は、ビジネストラックを停止する」と内々で決定している。
ところがその3日後、大晦日に、中国当局は上海で女子学生にその変異種のウイルスを発見している。
今日はすでに1月7日だ。
いったいなぜ、政府みずからの決定を、政府は実行しないのか。
中国に遠慮していると言わざるを得ないではないか!
(3)その限定版の緊急事態宣言を出す経緯もおかしい。
緊急事態宣言の発令は、「新型コロナウィルス等特別措置法」によって内閣総理大臣にだけ与えられた権限だ。それをなぜ、自治体の首長である小池都知事などに言われて出すような経緯になるのか。
オールドメディアの言うようなメンツうんぬんの問題ではない。
憲法に議院内閣制が定められており、わたしたち自由民主党議員には、政府と議論する責務がある。その自由民主党には、なんの協議もなく、なぜ、自治体の首長との協議によって発出に至るのか。法的秩序の問題だ。
(4)西村担当大臣は1月2日に、正式な文書で小池都知事に対し、自治体の権限によって飲食店などの時間短縮営業などを要請するよう求めている。
都知事は、それに応えずに、政府の権限に踏み込んできたのであり、これを容認しては法的秩序を喪う。
(5)また国会議員の会食についてルールを作る与野党協議をしているが、このために国民には「国会議員は日にち毎日、会食ばかりしているのか」という誤解を生む。
これもまた、政治不信を増幅させ、その不信のもとで国民に緊急事態宣言による苦汁を課すという政治であっては国を誤る。
ルール作りなどせず、国会議員ひとりひとりの自主性に任せよ。
▼会議は、1時間の予定が2時間を大きく超えていきました。
非常に多くの議員が発言し、ぼくと共通点のある発言も少なくありませんでした。
また、ぼくの発言中に拍手と、同意の声がありました。
ビジネストラックを続けるべきだという発言はなく、停止を求める発言が10人前後はあったと思います。
▼発言を希望した全議員が発言を終えたあと、政府側から回答がありました。
ところがぼくが具体的に指摘した、上記(2)について答えようとしません。
やむを得ず声を出して、雛壇(ひなだん)の首脳陣らに「回答がありません」と指摘したところ、まず内閣府の行政官(官僚)が答えるのですが、ほとんど何を言っているのか分かりません。
再度やむを得ないと判断し、憤激し、実際は頭のなかは冷え冷えと冷え切っていましたが、憤激したような声を出し、政府側に回答を求めました。
すると、外務省の行政官が、まずぼくが指摘した事実、中国で昨年中にすでに変異種ウイルスが見つかったことを認めたのです。
ところが、「その女性学生は隔離されていて、市中感染ではありませんでしたから・・・」と政府決定の実行を怠っていることを弁明しました。
これは、トンデモの回答です。
部会や対策本部での議員発言は、ひとり1回が基本ルールです。
しかも、きょうの対策本部のようにすでに長時間となり、多くの議員の日程に狂いが出ているときには、追加質問、追加発言は、ルールと良識への違反になります。
そこで、これも万やむを得ず、「上海以外にも中国での変異種ウイルスは発見されているじゃないか」、「中国がなぜ急に正直に情報を提供していると考えるのか。日本政府の検証はできていない」と不規則発言で抗議しました。
▼外務省の良心派である和田幸浩さんが戦死のように逝かれたことを、無念にも、見送ったばかりです。
前出のように弁明にもならない弁解をしれっとやる外務官僚が、日本国外務省の多数派なのです。
一方で、12月28日に政府が「変異種ウイルスが見つかったらビジネストラック停止」という決定を水面下でくだしていたということは、政府内の良心派から得た情報です。
こういう鬩(せめ)ぎ合いを、淡々とこなしていくしかありません。
見かけは怒って、内心はどこまでも冷静至極でいて、戦うしかありませぬ。
▼異例の長時間となった対策本部の締めくくりとして、下村政調会長の発言がありました。
「急ぎの事項については、私が直接、関係閣僚をはじめ政府に伝えます」という明言でした。
これは事実上、ビジネストラックの停止を求める意思の表明です。
▼政府が中国に異様に甘いのは歴然たる、客観的な事実であり、党の政調会長の明言があっても油断はできません。
不肖ぼくなりの動きを水面下でなお、続けていきます。
この対策本部の様子は、新動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次回収録にて、詳しく、かつありありと実態が主権者に分かるように、お話しします。
なお、会食のルールづくりというやつも、きょうを機に見送りが強まると考えています。
▼ある日の「自由民主党・外交調査会」にて、不肖ながらぼくが発言しているとき、いつものように熱心にメモをとっておられるのが、画面左端の和田幸浩さんです。1月2日に脳出血によって急逝されました。
太い黒縁メガネと広い肩が、いつも政府席にありました。
こうやって、在りし日の姿としてその姿を見るときが来るとは、いったい誰が想像したでしょうか。
太い黒縁メガネと広い肩が、いつも政府席にありました。
こうやって、在りし日の姿としてその姿を見るときが来るとは、いったい誰が想像したでしょうか。