功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

アフガニスタンへの自衛隊派遣でさらに明白に(2021-09-11 19:26:38)

2021-09-11 20:02:15 | On the Road
 ただし、憲法9条と、それに基づく自衛隊法84条による歪み、自衛隊を動かすことにおける、どうにもならないほどのおかしさ、それらを糺 ( ただ ) す必要は、このアフガニスタンへの自衛隊派遣でさらに明白になったと考えています。

 今夜9月11日にアップした、この動画です。




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総裁選を前にしての河野さんとの会談について補足 (2021-09-11 18:18:44)

2021-09-11 19:25:39 | On the Road
▼先に明らかにしましたように、河野太郎ワクチン担当大臣との会談の際に「この会談、会話の内容は、どこまで明らかにして、よろしいですか」と大臣に確認しました。
 すべて明らかにして問題ないです、というお答えでした。
 そこで、ぼくの責任で整理して、ひとつ前のエントリーで述べました。



▼「河野氏への歩み寄りに反対します」というタイトルのコメントがありました。
 ぼくがいつ河野さんに、そのようにしましたでしょうか。
 ぼくも、護る会も、その主張と信条において、一切何も変わりません。
 歩み寄るも歩み寄らないも、ありません。

「玉虫色にして、譲るべきではありません」とも本文でお書きになっています。
 玉虫色にしていません。
 譲っていません。

 誤解されたのではなく、ぼくに呼びかけられただけであることを祈ります。
 もしも呼びかけられたのでしたら、恐縮至極ながら、まったく不要です。

 このかたを批判するために記したのではありません。
 メディアが「会談したら妥協では」と解釈しがちなのとやや似ていることを、すこし懸念して、あえて記しました。
 会って話を聴くことは、相手がどなたでも、大切です。ましてや、同じ日本人です。
 狭量に陥らないように、共に努力したいですね。




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2分前に、キタ━(゚∀゚)━!(ぼくらの国会・第212回)

2021-09-11 19:05:55 | 青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会


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9月8日、河野候補との会談(2021-09-11 10:49:57)

2021-09-11 19:04:01 | On the Road
▼河野太郎ワクチン担当大臣から、9月7日火曜に突然、秘書さんを通じて「お会いしたい」という申し出がありました。
 理由は分かりません。
 ぼくがこの日の早朝に、ニッポン放送のラジオ番組で総裁選がテーマになったとき、河野さんのこともすこし話したためかも知れません。ただし、こちらの勝手な想像です。

 議員会館の青山繁晴事務所の出口太 ( いでぐち・ふとし ) 公設政策秘書から「ぎいん、実は・・・」と、その申し出を聴いたとき、即座に、お受けすると応えました。
 そのために、即日の来訪が決まりました。大臣が、こちらの事務所にお見えになるとのことでした。
 ところが、河野さんの秘書さんから「いったんキャンセル」の連絡がありました。



▼河野さんは昨年、防衛大臣でいらした当時に、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) と皇位継承まんがについて防衛省の大臣室で議論する約束ができていました。日時も決まっていました。
 護る会代表のぼくは、山田宏幹事長や高木啓事務局長ら執行部、さらに護る会で希望される議員とともに訪ねる予定でした。
 しかし安倍総理 ( 当時 ) が昨年8月に突如、退任を表明され、総裁選が行われることになりました。
 河野さんも意欲をお持ちだと一時期、報じられ、「延期です」の秘書さんから連絡がありました。
 総裁選の絡みだろうと思いましたが、延期の理由は何も説明がありませんでした。

 そして河野さんは総裁選には出馬されず、菅総理が就任され、菅内閣で行革担当大臣に就任されました ( のちにワクチン担当を兼務 ) 。
 やがて情勢は落ち着いたのですが、何も連絡がありません。
 護る会の内部からは「再設定を申し込んでは ? 」という意見が出始めましたが、それは恐縮ながら筋が違いますよね ?
 ご自分の都合でキャンセルされた約束は、そのかたから再設定を仰るべきです。
 その社会常識は、大臣でも、政治家でも、変わって良いということではありません。
 
▼したがって、そのままお待ちしていました。
 ところが、ぼくがたまたま出張で関西に行って、空港で搭乗を待っているときテレビがついていました。
 関西のローカル番組に河野さんが出演されていて、インタビュアーから皇位継承を問われ「男系の継承がいいと言う人は、そういう風にはっきり言ってみろと、思っている」という趣旨を強い調子で発言されました。
 いささか驚きました。

 護る会は、父系 ( 男系 ) の皇位継承を続けることを「はっきり言う」どころか、それを軸とする提言書をすでに安倍、菅の両総理に提出しています。それだけではなく何度も繰り返し、公言しています。

 そもそも「護る会は女系天皇を容認せず、古来からの父系一系を続けることを主張していますから、それとは違うような発言をされた河野大臣と議論したい」と明言して議論を申し入れ、アポイントメントが成立していたのです。

 そこで『もはや放置できない』と考え、アポイントメントの再申し込みをしました。
 しかしまったく何の回答もありませんでした。

▼この経緯がありました。
 上記の記述に、感情は交えていません。ごく公平に経緯を述べました。

 話をこの9月の7日に戻すと、またキャンセルになったように見えます。
 しかし、ぼくはそうは思いませんでした。
 今回はケースが違うでしょう。
 ワクチン接種の担当なのですから、どんな予定外の予定が入っても、絶対にそれが優先されるべきです。
 だから政策秘書に「あ、分かった」とひとことだけ応えました。
 するとすぐ、「9月8日水曜日にお願いします」と再設定の連絡がありました。幸い、ぼくも、日程の隙間をつくることができました。

▼その日の午後2時半に、河野大臣が、議員会館の青山繁晴事務所にお見えになりました。時間はとても正確でした。
 ぼくからは、雰囲気を和らげるためにも、河野さんや、河野さんの親友の山本一太さんや、いま立憲民主党の安住さんらとテレビ朝日の「TVタックル」に参加していた頃の話をすこししました。
 大臣は、ぼくに言われて初めて、思い出されたようでした。ぼくが民間専門家の当時にタックルで河野さんとご一緒にしたのは、そう数は多くなかったです。

 山本一太さんは参議院議員時代に、ぼくの親友でもありました。
 その一太さんが群馬県知事選挙に転じられるとき、ぼくに「太郎ちゃん ( 河野さんのこと ) は総理になれる優秀な人だと、私は思っているんで、青山さん、よろしく頼みますよ」と言って行かれたことを、そのまま話しました。
 お世辞でも何でもなく、山本一太さんの言葉をそのまま伝えました。

▼そのうえで、話の本題については、ぼくは聞き役に徹しました。
 それは、高市候補が8月27日金曜に、青山繁晴事務所を訪ねてこられ、すでに電話で要請されていた「推薦人になって欲しい」ということを、あらためて丁寧に話されたときと同じです。

 今回の河野大臣のご来訪は、先に、護る会として議論を交わすことになっていたときとは、おのずから趣旨が異なります。
 お会いするのは、ぼくひとりですし、護る会は派閥ではなく、会として、特定の候補を会として担ぐことはありません。それは記者会見でも、明言しています。 ( ここです )
 護る会は、全派閥の議員が参加されています。
 護る会は、この総裁選において、実現を図る政策の3本柱 ( 皇位継承の父系一系による安定、中韓による国土侵蝕の阻止と国土回復、経済安全保障17か条を含めたスパイ防止法の制定 ) について立候補予定者に公平に問うのです。
 今回、河野さんが総裁選に関係してお出でになったことは歴然としていますから、ぼくは、ひとりの議員としてお会いしていました。護る会代表としてではありません。
 河野さんご自身の思惑、お考えがどうであっても、これが筋です。
 だから基本、聞き役に徹したのです。

▼大臣は、部屋で向きあった冒頭に、「前に、日程のことで色々あったようで・・・」と仰いました。
 その件で大臣が仰ったのは、これだけでした。

▼そのあとに、皇位継承をめぐって話されました。
 河野候補はよく勉強されています。
 皇位の継承の、直系と傍系のことを詳しく話されました。

 ぼく自身は、直系、傍系ということを重視して皇位継承を考えるべきではないという立場です。
 皇位、すなわち天皇陛下のご存在は、第十三代の成務天皇から第十四代仲哀天皇に継承されるときすでに、傍系となっています。もちろん古代の時代の継承です。仁徳天皇が即位される前です。
 古事記にも、それが明記されています。古事記の中つ巻にあります。
 
 傍系、直系を問わず、父系一系で繋がっていることが根幹なのです。
 したがって、八人十代の女性天皇は、すべて父系一系で神武天皇と繋がっていらっしゃいますし、繋がらない女系天皇は、一度たりとも存在されたことがありません。

 河野さんは、直系、傍系の話を、すなわちぼくにとっても周知のことを詳しく話されただけであって、だからどうということは一切、話されませんでした。
 ぼくも前述のように、聞き役に徹していましたから、そのままお聴きしました。

▼河野さんはそのうえで、「女系天皇を容認しているわけではない」ということと、「皇族の数が減少することへの懸念」を、いずれも趣旨として語られました。

▼河野さんのぼくに対する発言のポイントのひとつは、「女系 ( 母系 ) は容認しない。だから父系 ( 男系 ) 一系による皇位継承をやるべき」とは、ひとことも仰らなかったことです。
 これは、先日の記者会見で「皇位継承については有識者会議の取りまとめを国民に広く説明をし、支持をいただいていく」という趣旨にとどめて発言されたことと、響き合っていますね。

▼河野候補は、「脱原発」、「女系天皇容認」のいずれについても、今回の総裁選で主張を変えられたのではないかと指摘されています。
 脱原発は「いま稼働中の原発を止めろとは言わない」、天皇陛下のご存在を護るための皇位継承については「女系でもいいとは言わない」ということに留めて、ご自分の本来の主張の最後の一線は守っているというお考えなのではないでしょうか。
 ただし、この部分は客観的な記述ではありません。
 ここはあくまでぼく個人の解釈、考えです。
 また個人ついでで申せば、ぼくの生き方とはまったく違いませす。
 それは河野太郎衆議院議員が選択されたことです。 ( ただし、ぼくの勝手な解釈が仮に正しければ、です )

▼河野さんはまた、「国民が女系天皇と女性天皇の違いも分からないまま、事を進めてはいけない」というお考えを何度も強調されました。
 これは意見一致です。
 そこで、国民に学校で教わらない事実を知っていただくために、すでに行われている努力のひとつとして、皇位継承まんがの「誰があなたを護るのか 不安の時代の皇 ( すめらぎ ) 」と、護る会が安倍、菅の両総理に手交いたした提言書をお渡ししました。

 河野さんは、このマンガをご存じありませんでした。
 きっと読書のスピードは速いでしょうから、マンガと、マンガ以外の文章も読んでいただければいいなと思っています。
 しかし、本の中身についても意見は述べませんでした。「お読みくだされば、と思います」と申しただけです。




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9月11日金曜日の夜明け前です。(2021-09-11 04:21:02)

2021-09-11 08:50:08 | On the Road
 みなさん、きょうの日も、おはようございます。
 アメリカの9.11同時多発テロから20周年を迎えました。9月11日金曜日の夜明け前です。

▼きのう9月10日金曜に、総裁選さなかの永田町を出て、民間専門家の時代から続けているテロ対策の現場に入りました。
 先のエントリーに記したように平成11年、西暦1999年に開始した取り組みです。
 当時、三菱総研の研究員でしたが「まもなくイスラーム原理主義による重大テロが発生する恐れがある」と政府機関、民間企業を説いて歩きました。
 なかなか信じてはもらえず、関心を持ってもらえませんでしたが、それでも諦めずに説得し、最小限度の仕組みをつくってスタートを切ることができたのでした。



▼その2年あとの西暦2001年、あの同時多発テロが発生したのです。
 当時の政府要人、ある省庁のナンバー2が「青山さん、ほんとうに起きましたね」と仰り、「おかげで、政府内の横の人間関係をつくれていたから、すぐに日本政府の動きをまとめることができるし、民間企業とも連携できる」と感謝してくださいました。
 その要人が、凄まじい緊張のなかでも、ある種の、晴れやかな表情だったことを昨日のように覚えています。

▼そして発足から22年となり、これまでに多くの画期的な成果を生み、実は日本政府の対テロ体制は大きく変わりました。前進しました。
 しかし一切、主権者・国民に知られず、もちろんメディアにも知られず、ネットにもまったく出ることはなく、つまり関係者は誰も報われません。
 それがテロ対策というものです。
 ぼく自身は、私費も投じました。ふつう私財を投じると言いますが、そんな大金も財産もないので、私費と申しておきたいです。

 一方で、官民の対テロ部門のなかで、ぼくの仕事に対する信頼感はとても深く醸成 ( じょうせい ) されたと客観的に考えます。
 議員になった今も、その人脈と、信頼がぼくの国事を支えてくれています。

▼自由民主党の総裁選で、国家危機管理がどれほどテーマになっているでしょうか。
 もっとも関心をお持ちなのは、高市候補だと考えます。
 ぼくが推薦人になるから言うのでは、まったくありません。専門家として、ごく公平に述べているだけです。
 その高市候補も、もちろん上記の取り組みについては一切何も、ご存じありません。
 もしも総理になられれば、国の機密事項として、お知りになることでしょう。
 それはどなたが総理になっても、同じことです。

 違う言い方をすれば、自由民主党の総裁選とは、それほど重大なことなのです。

▼9.11事件の直後に、現場のひとつであるニューヨークのツインの超高層ビル、ワールドトレードセンターに向かって歩きました。もちろん、民間人の時代です。
 ぼくも、このビルにはかつて仕事で訪ねたことがありました。

 ニューヨーク全体の変化を五感でつかもうと考え、五番街の北から歩き始めました。
 エンパイア・ステートビルの近くを通り、ユニオン・スクエアを抜け、ワシントン・スクエア公園に入ったとき、魚の腐ったような匂いが鼻孔に入ってきました。
 ぼくは何度か戦地を歩いています。敗戦後の生まれですから、日本の戦争は体験がありません。しかし現代世界の悲惨な現場を、丸腰で歩きに歩きました。そのときに時折、体験したのと同じ匂いです。
 ユーゴの戦争、そして同時多発テロのあとには、パレスティナの戦争とイラク戦争、同じような匂いを体験しました。
 それは大規模の戦闘があり、しかも民間人を、子どもを含めて巻き込んだ戦場に限っての匂いでした。

 歩くうちに、その匂いはゆっくり強まります。
 そしてワールドトレードセンターのビルが二棟とも破壊され尽くした現場に着いて、アメリカの軍当局者と合流し、この匂いのことを問うと、彼は「あぁ、バラバラの遺体がまだ、瓦礫と混ざったままで・・・」と静かに言いました。
 両の眼が青かったです。

 このことをかつて、一部分だけですが公開の場で話すと、「そんなことはあり得ない」と識者が仰ったそうです。
 どなただったかは、正直、忘れました。お会いしたことの無いひとです。
 あり得るとか、あり得ないとかではなく、ぼくは実際の現場体験を、テロリズムの恐ろしさを知ってもらうためにお話ししただけのことですね。

▼日本は、テロ国家としての北朝鮮が、時差もない間近な隣に居て、しかも現在進行形の国家テロとして自国民、同胞を拉致されたままです。
 それなのに、テロリズムに対して大半がただの評論、批判、コメントです。
 そうであっても、まつりごと、政治は、報われなくとも理由なく批判されても、テロリズムに真っ正面から、深く、かつ有効に、対峙せねばなりません。
 今回の総裁選は、同時多発テロ20周年に重なりました。
 その意味を、わたしたちはできれば一緒に、もう一度考えたいと思います。

 10月の独立講演会でも、どうしてもお会いしたいという気持ちが強まるばかりです。


※ 関心のあるかたへ 独立講演会はここです。
  何につけても、無理にお誘いすることはありません。
  不肖ながら代表を務める護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) も、なんら勧誘活動をしていないのです。

  あ、その護る会も監修したマンガがあります。
  護る会は、新田均・皇學館大学教授と共に監修し、ぼくが原作を書きました。
  明瞭な線が美しい絵の弘兼憲史さん率いるプロダクションが作画してくださいました。
  この皇位継承マンガが、再び読まれるようになっています。
  本が売れる売れないではなく、日本国のためにささやかなりとも有益だとまともに信じています。
  そのマンガは、たとえばここです。
  これが自然に広く読まれるようなら、天皇陛下のご存在をお護りすることにひとつ道筋が開けていくでしょう。

※※ ところで、冒頭の写真は何だとお考えですか ?
   これは、日本海で、わたしたちの同胞、はらからが北朝鮮の工作員に拉致された現場です。




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