功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

午後3時からの4候補の共同記者会見は、ほとんど視ることができませんでした。(2021-09-17 19:08:37)

2021-09-17 21:52:49 | On the Road
▼きょう9月17日金曜、自由民主党の総裁選の告示日で申せば、ぼくという議員の総裁選への関わりは、どのようなものだったか、それをありのままにお伝えします。

 午前11時からの高市候補のいわゆる「出陣式」 ( ぼくは好きな言葉ではありません。自分では決して使いません。それは5年まえの参院選で当選したとき、メディアからどれだけ『万歳』を求められても、お断りしたことと共通の感覚があります・・・ )、そして午後1時からの4候補の立ち会い演説会、このふたつの行事は、推薦人となって総裁選に関わっている義務として、参加しました。

 しかし午後3時からの4候補の共同記者会見は、北朝鮮の巡航ミサイル、弾道ミサイルの問題に対処するために、ほとんど視ることができませんでした。
 北朝鮮が今回、撃った巡航ミサイルは、射程が1500キロに及ぶ、日本を主たる標的に想定したと考えられる新型です。
 また弾道ミサイルは鉄道から発射するという奇抜な発想の、これも発射方式については新型です。
「また撃ったか」と横目で見ていていいものではありません。
 だから、こちらを優先しました。
 そもそも、この共同記者会見は、候補者以外の議員が参加するものではなく、ミサイルの脅威に対峙していなくても、テレビの中継で視るだけでした。


▼先ほど、このぼくが視られなかった共同記者会見では、質問に答えて、皇位継承のあり方について4候補がそれぞれお答えになったと聴きました。
 他の人の情報なので、内容については、おのれで全体を詳細に確認していかねばなりません。
( 次から次へと、まつりごとの重大課題が出てくるうえに、武漢熱、国民の仕事、学業、生活をめぐる苦境、これらをはじめ危機がちっとも解消していないので、こういう「あとで確認」という時間を捻り出すのが、ほんとうに大変なのですが・・・ )

 現段階で申せるのは、女系天皇の否定と旧宮家からの皇統譜にお戻りいただくことを表明なさったのが、高市候補だけではなかったこと、すなわち岸田候補もそうであったのは、ありのままに申して、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の運動の成果のひとつだとは考えています。

 護る会の代表として我田引水で申しているのではありません。
 なぜ、そう言えるか。
 護る会が2年と3か月前に活動を始めるまでは、女系天皇の否定どころか、皇位継承をめぐって深く議論すること自体が、自由民主党でも自公政権でもタブーになっていたのです。
 ましてや、旧宮家からの皇室復帰を具体的に語ることなど、あり得ないことだったのです。
 今は、その「タブーだった」という事実を自由民主党の多くの議員が忘れているだけです。
 成果があがるというのは、こういうことです。成果があがって情況が変わると、変わる前の情況は都合よく人間の記憶から消えます。
 だから成果を誇っても意味がないのです。
 前記も、成果を誇っているのではなく、「日本はすこしづつ前進している」ということを知っていただくためです。

 護る会は「自由民主党がタブーにしている重大課題に、逃げずに取り組む」ということを根本理念にして発足しました。
 皇位継承だけではなく、中韓による国土侵蝕の阻止は、公明党の影響もあってタブー、スパイ防止法の制定は「右翼と言われるからタブー」だったのです。
 わずか2年と3か月あとの総裁選で、旧宮家からの皇室復帰による父系一系の継続が、ふたりの候補から語られ、国土侵蝕の阻止は、第一歩となる法が成立し、スパイ防止法は、護る会が政府に「経済安全保障17か条」の実践を提言し、それを核に議論が進み始めています。
 隔世の感があります。

 そしてー
 河野候補が「父系一系による皇位継承」を明言されないことに、反対です。
 また野田候補が「女系天皇も選択肢」と仰ったことは、論外として、反対です。

▼総裁選について、上記の義務、「出陣式への参加」、「立ち会い演説会への参加」という推薦人としての義務以外に、ぼくが昨日から今日にかけて時間を使った課題は、護る会が各候補に質問書を出していることへの対応です。
 出口太(いでぐち・ふとし)公設政策秘書を中心に、わずか3人しか居ない秘書さんと連携しておこないました。

 この質問書への回答は告示日前日のきのう、9月16日を〆切としていました。
 岸田候補と高市候補からは、期限までに回答がありました。

 しかし河野候補からは、今のところ、すなわち9月17日の午後7時までの段階で回答がありません。
 また野田候補は、締め切り日当日の16日に出馬表明されましたから、きょう17日に質問状をお渡しをしました。
 そして当然、野田候補が対応なさる時間を確保せねばなりませんから、〆切を9月21日火曜まで延長しました。
 これに伴い、河野候補の事務所には「野田さんの立候補によって〆切を延ばしましたから、回答をお出しください」と、あらためてお願いしました。
 したがって、各候補の回答を、主権者と、自由民主党の党員・党友へ公表することも、22日以降となります。

 また、検討しているネット討論会の開催は、各候補の時間を調整していただくことに四苦八苦しています。「5分、10分の時間もないんです」と、護る会に理解のある候補の陣営からも言われました。最後まで努力を続けます。

▼護る会から、高市候補以外の推薦人も出ています。
 それを代表であるぼくの「責任」と仰るご意見も届いていますが、それはどうでしょうか。
 とるべき責任は、いかなる責任もとります。
 しかし、何度も申しあげているとおり、護る会は総裁選のための議員集団では、まったく、カケラもありません。
 また推薦人は、その候補の主張を全部、鵜呑みにできないと推薦人になってはいけない、などということは無いと考えます。

 たとえば「この候補と、自立した議員である自分は、この点で意見が違うが、この点で一致できるから推薦する」ということもあり得ます。
 あるいは「この候補と意見が違う点も一致する点もあるが、指導者としての人間力を評価するから推薦人になる」ということもあり得るでしょう。

 ゼロか100かという考え方、あるいはそれに近い考えは、日本ほんらいの民主主義ではないし、日本国を前には進めないと考えています。それでは行きつ戻りつするだけに陥るでしょう。
 長いあいだずっと、「一致点を探しましょう」と呼びかけています。
 しかし護る会の理解者でいらっしゃるだろう、良心的な主権者から、「護る会から高市候補以外の推薦人になる議員が出ているのは、代表の責任問題だ」というお声が出ること、それは、ぼくの非力の証明、努力不足の結果です。
 諦めず、膝を屈せず、淡々と取り組み続けるしかありません。

▼また、「青山さんが総裁選で特定の候補の推薦人になるなど良くない。ましてや自分で総裁選に打って出ようとしていたなど、まったくけしからんことだ。失望した」というお声もいただいています。
 いかなる異見も尊重する姿勢に変わりはありません。
 しかし、同意はできません。
 日本を変えるために、自由民主党を内部から変える努力をずっと続けています。そのために自由民主党の議員で居ます。そうでありながら、総裁選について「我関せず」という態度をとることが正しいでしょうか。
「失望した」という言葉を見るたび、失望という日本語が嫌いになってしまいそうで、哀しいですね。
 ぼくの毎日は、こゝろの奥が哀しい日々です。みなさんのきっと多くと、おなじです。







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高市候補の演説は、具体性が特に、良かったです。(2021-09-17 16:01:58)

2021-09-17 16:57:13 | On the Road
▼立ち会い演説会、男性候補ふたりより女性候補ふたりに、平常心、落ち着きと柔らかさがあるように見えました。
 高市候補の演説は、具体性が特に、良かったです。
 どなたも皇位継承に触れられなかったのは、ぼくは納得していません。





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高市候補のいわゆる「出陣式」です。(2021-09-17 15:42:57)【速報版】

2021-09-17 16:03:21 | On the Road
▼高市候補のいわゆる「出陣式」です。
 武漢熱の最前線で看護にあたられている女性(白い姿)があいさつをされ、その右横の高市さんが、決意表明をされました。





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AUKUSとはなにか(2021-09-17 02:50:29)

2021-09-17 08:52:39 | On the Road


▼たった今、そのように、海外の知友と話しました。
 水面下の対話ですから、深いところまで踏み込んで議論しました。その中身は、この無条件で公開しているブログでは記せません。
 しかし日本の主権者が知るべき、理解された方がいいポイントを下掲します。

▼AUKUS ( カタカナ読みではオーカス / Australia,UK and US ) とはなにか。
 ひとことで申せば、核兵器を持たないオーストラリアにも原子力潜水艦を持たせて、中国海軍が南シナ海の海中覇権を奪おうとしていることを阻む試みです。

▼そこには、南シナ海だけではなく、東シナ海でも中国の海中覇権を防がねばならないという戦略思想があります。
 安全保障の専門家のひとりとして、加盟を望みます。
 新政権が高市政権になるのなら、すくなくとも加盟の検討は水面下で始まるでしょう。
 他の候補の政権なら、うーむ、まだ総裁選のテーマになっていないですから断言は慎むべきですが、積極姿勢をとるとは、とても思えません。

▼中国は早速、烈しく非難しています。
 中国の野望にとって大敵になるという証左です。

 今回の総裁選は、中国共産党の独裁が、日本を含めアジア太平洋地域に拡がるか、それを国際法に基づいて阻むか、その分岐点です。
 この意味でも、重大な総裁選となっています。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次回収録で、しっかり解説したいと考えています。ただし、このブログと同じく、無条件の公開情報の範囲内です。

▼それにしても、裏切られたフランスは気の毒ですが、気の毒という次元の話ではありません。
 中国共産党は必ず、フランスの激怒と焦燥を利用しようとします。

 フランスが裏切られたのはどういう意味か、なぜ裏切られたか。
 ぼくの睡眠時間を心配なさるひとが多いですから、それは、動画収録の際に話すことにします。
 みなさん、ご心配に深く感謝しています。




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これまでの常識を乗り越えて、高市早苗内閣総理大臣の誕生への強い期待(2021-09-17 01:38:45)

2021-09-17 08:46:33 | On the Road
▼ネットの支持も極めて大切です。
 しかし、もはやそれだけではないのです。

 自由民主党の「高市選対」に集まってくる現場情報では、地方議員のみなさんに「高市支持」を明言されるひとが驚くほど増えているという最新の情況があります。
 こうした、地域に密着した議員は、主権者のかたがたとの対話も豊富です。地方議員の変化は、地域に浸透していく充分な可能性を持っています。

 いわば全国的な支持の度合いがあらわれるネットと並んで、地方各地の伝統的な自由民主党の支持基盤にも、これまでの常識を乗り越えて、高市早苗内閣総理大臣の誕生への強い期待が、拡がりつつあるのです。



▼オールドメディアがそれとなく、「高市候補の支持者はネットの世界だけ」と刷り込んでいるのとは、まるで違う、大きくて深い動きですね。

▼同時に、高市候補をめぐっては、ネット VS オールドメディアの戦いという側面は側面で、間違いなくあります。
 その意味でも、オールドメディアとしては、高市候補をなんとか落とそうとする傾向を、気づかれないよう工夫しつつ強めるでしょう。
 ネットの発信力は確実に、オールドメディアの旧来のビジネスを危うくしていますから。

▼総裁選は、一政党の総裁選びです。もちろん自由民主党が与党である限りは日本の宰相を選ぶ重大な選択ですが、社会を変える要素はなかなか持つことができないできました。
 しかし今回は、高市候補のおかげで、社会に新風を吹き込む効果を、隅々までもたらしている気配があります。
 それは、凄いことです。

▼そしてそれは、かつての小泉旋風とは根本的に違います。
 小泉純一郎総理 ( 当時 ) は、個人的な思い込みである「郵政民営化が改革の本丸だ」ということを「自民党をぶっ潰す」という巧妙にして実は脈絡のない言葉に置き換えたためのブームでした。
 今回は、敗戦後の日本のタブーに自然体で挑む、ほんものの戦いが、浸透しつつあります。
 日本社会の根本的な変化を反映している可能性があります。

▼党員・党友の投票が締め切られる28日まで、きょう17日の告示から十日あまり。
 まずは、党員・党友票をどこまで伸ばせるか、すでに高市候補に票を投じようと決めておられるかたも、周りのかたがたとすこしでも話してみてください。

 自由民主党の党員・党友であっても無くても、大丈夫です。
 党員・党友だけで総裁選が動くのでは無いからです。
 日本社会全体の空気の変化で、動きます。
 その意味でも、今回の総裁選はこれまでとは違います。そこに、真の意義があります。
 初めての女性総理というだけでもありません。先の大戦の敗戦国のなかでも日本だけにある、国家主権の喪失、それを克服する努力の始まりです。

 たった今の、ありのままの実感です。




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