公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

親なしっ子 春色浅草ぐらし 川口松太郎

2015-03-19 21:03:24 | 今読んでる本
『やがて 、円玉と私とは夜更けの新大橋を渡っていた 。ひたひたと寄せている川水に 、上弦の月が赤黄色く 、水と砕けて散っている 。人通りもない橋の上の 、酔いの覚めた二人の頰に 、夜更けの風が冷たいほどだ 。』 川口松太郎のこういうところを描く絵がいいね。今よりもずっと東京の夜が暗かったことが想像できる。 『「講談速記も将来はないでしょう 」と 、いえば 、 「当り前だ 。親父もやがては種切 . . . 本文を読む
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