公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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沈めば叩く日経、昇る富士重工のボクサーエンジンをガラカーと言う勇気が日経にあるのか

2016-03-31 09:13:15 | マスメディア
『製品やサービスが国内市場でしか通用しない、いわゆる「ガラパゴス化」を日本の電機産業は批判されてきた。そこに新風を吹き込み、シャープだけでなく、沈滞気味の電機業界全体の刺激剤になることを期待したい。』鴻海精密工業によるシャープの買収が落着して日経はこんなことを書いている。日本がガラパゴス化したのなら、世界がグローバルな均一文化社会の大海原に沈んだと考えよ。日本は沈み遅れたなどと経済紙が書くのは、世界が正しくて日本が特殊という誤りを増幅させているだけ。日本が正しく世界が特殊化していると捉えるべきなのだが、そうは言えないらしい。であれば、独自のボクサーエンジンで順調に売上げを伸ばしている富士重工などを、ガラカーとでも言って見る勇気が日経にあるのか?シャープ=日本の経営と一般化したいのは新聞を売りたいからか経済を強くしたいからか?私は前者の立場しか今の日経新聞には無いのだろうと思う。そして昔はよかったなどとアトランティス物語のように日本の企業文化を描いているのだろうよ。




参考にアイリスオーヤマ大山健太郎社長の私の履歴書から抜書きしておこう
『私はかねて経営判断で「本質的、多面的、長期的」であることを心がけている。経営学や経済論壇は米国型の資本主義を見習えと説く。しかし「社外取締役」など表面的な部分だけ米国式をまねても結局は機能せず、長続きもしないのではないか。私は日本企業は日本型経営の良さを捨てるべきではないと思う。相手を尊重し、共助の精神を持ち自然とも共生するのが本来の日本のビジネスだ。会社経営も無理のない仕組みの方が社員も納得でき、うまく機能するように思われる。』日経新聞朝刊3月31日
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