公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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日産に対して臨時株主総会の開催要求

2018-12-17 07:36:03 | 捨て置けないニュース
フランスの自動車メーカー、ルノーは日産自動車に対し、できるだけ早期の株主総会実施を要請したと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。日産自が法人として起訴されたことに加え、ガバナンスや、日産自にルノーが派遣している取締役について協議したいという。
関係者らによれば、ルノーのティエリー・ボロレ副最高経営責任者(CEO)は日産自の西川広人CEOに宛てた14日付の書簡で、日産自が法人として先週、東京地検に起訴された事実について、最大株主であるルノーおよび両社アライアンスの安定に対し、「著しいリスク」をもたらすと指摘した。
この書簡は日産自の取締役会、および日産自・ルノーと小規模な株式持ち合いの関係にある独ダイムラーのCEO、仏政府当局者にも宛てられているという。詳細が非公開であることを理由に、関係者らは匿名を条件に話した。ルノーの広報担当者はコメントを控えた。通常の営業時間外になる日産自は、コメントの要請に応じていない。
日産自は17日に取締役会を開く。ルノーの書簡は日産自取締役会に対し、可及的速やかに臨時株主総会の開催を検討するよう要請。日産自の取締役会と経営幹部にルノーが任命した人事が、既存の両社合意に合致しているかという議論を強調している。
ルノーは内部調査の結果、カルロス・ゴーンCEOの同社での報酬がフランスの法律に準拠しているとの判断を、13日に発表した。



現経営陣の解任要求とルノーの指名する役員選任の株主議案か動議提出があるだろう。制度上開催は当然だが、開催時期は会社が決める。
《東京地検は11月19日にゴーン前会長とグレゴリー・ケリー前代表取締役を金融商品取引法違反容疑で逮捕、今月10日に同罪で2人と法人としての日産を起訴した。》
この総会要求の目的は起訴取り消しまで繋がっている話。つまり起訴要件に影響する重大な虚偽を総会で暴露する用意、隠しカードがあると匂わして、検察が大恥をかくよりは起訴取り消しの中恥が得だと思わせて国際政治の側から揺さぶることが目的。私は総会までが勝負のポーカーゲームの開始と見ている。




日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(64)の役員報酬を巡る有価証券報告書の虚偽記載事件で、ゴーン被告の毎年の報酬を定めたとされる「覚書」に、報告書への不記載分を含む報酬総額が英文で「Fixed Remuneration(確定報酬)」と表記されていたことが関係者の話でわかった。本人の署名もあり、東京地検特捜部は、毎年の報酬総額の支払いが不記載分も含めて確定していたことを裏付けるとみて調べている。

 関係者によると、ゴーン被告は役員報酬の個別開示制度が始まった2010年3月期以降、高額報酬批判を避けるため、年20億円前後の報酬のうち、10億円前後を退任後に受け取るよう決定。「後払い分」を報告書に記載しない一方、確実に受け取るため、前代表取締役のグレッグ・ケリー被告(62)らに対し、覚書など報酬に関する複数の書面を作成させていたという。



証拠の示唆、カードを切ることによる検察のポーカーゲーム反撃が始まった。臨時株主総会を拒否する姿勢の日産経営陣残党は検察を唯一の頼みにしている作戦の弱味に気づいていない。株価を下げたままでは全員辞任するしかない。わかっているのかな?
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