公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

疲労 1,25(OH)2D

2022-10-14 18:40:00 | 健康など
酸化ストレスは、E2ユビキチン結合酵素Rad6によるリボソームのK63結合ユビキチン化を引き起こす。しかし、Rad6によるリボソームのユビキチン化が翻訳にどのような影響を与えるかは不明である。そこで我々は、Saccharomyces cerevisiaeでRibo-seqとDisome-seqを行い、酸化ストレスが特定のアミノ酸モチーフでリボソームの休止を引き起こし、リボソームの衝突にもつながることを示した。しかし、これらの酸化還元休止シグネチャーはRad6非存在下では失われ、リボソーム関連品質管理(RQC)経路には依存しない。また、酸化ストレスに応答して翻訳全体を抑制するためにはRad6が必要であり、その欠失によって抗酸化遺伝子の発現が増加することも示した。最後に、Rad6の欠失は、統合ストレス応答(ISR)経路の活性化に影響する翻訳中の変化をもたらすことを観察した。この結果は、酸化ストレス時の遺伝子発現変化の高解像度画像を提供するとともに、翻訳伸長に影響を及ぼす新たなストレス応答経路を明らかにするものである。

疲労と 1,25(OH)2Dの関係

ビタミンDはセロトニン分泌を促進させ遺伝子修復や自己免疫疾患に効果

脳内のセロトニンを増やすには、ビタミンDが重要なことが分かってきました。ビタミンDは、トリプトファン水酸化酵素2(TPH2)という酵素を作っている遺伝子を活性化させることができ、トリプトファンをセロトニンに変える働きがあります。

また、ビタミンDは免疫細胞の過剰な活動を抑制することから、自己免疫疾患の発症を抑制するとして研究が進んでいます。

不足するとうつ病や情緒不安定、疲労感など連鎖的に症状が出る

Vitamin D metabolites and the gut microbiome in older men

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ビタミンD受容体は消化管で高発現しており、遺伝子発現が転写される。腸内細菌とビタミンDの相互作用に関する理解が限られている現状において、我々は、567人の高齢男性を対象に、LC-MSMSを用いて血清ビタミンD代謝物を定量し、16SリボソームRNA遺伝子配列データから便の下位運用分類単位を定義する横断的解析を実施した。Faithの系統的多様性と非冗長共変量解析により、血清1,25(OH)2D濃度はα多様性の分散の5%を説明することが明らかになった。UniFracを用いたβ多様性解析では、1,25(OH)2Dが最も強い因子であり、分散の2%を説明することがわかった。ランダムフォレスト解析では、12分類群(うち11分類群はファーミキューテス門)が同定され、そのうち8分類群は1,25(OH)2Dおよび/またはホルモン-プロホルモン[1,25(OH)2/25(OH)D]「活性化比」と正の関係があることが判明した。25(OH)Dそのものではなく、1,25(OH)2Dのレベルが高く、活性化比が高い男性は、より良い腸内微生物の健康と関連する酪酸産生細菌を保有している可能性が高いです。

1,25(OH)2Dのレベルが高く、活性化比が高い男性は、より良い腸内微生物の健康と関連する酪酸産生細菌を保有している可能性が高いです。



山口大医は大規模試験で酸化ストレス基準値を設定

 「酸化ストレス」を数値化してCFSの客観的な評価につなげたい――。山口大学大学院医学系研究科の野島順三氏らは、健常者とCFS患者の酸化ストレス度の基準値を設定するために実施した大規模な試験の成果を発表した。

 野島氏らは、まず健常者サンプルの地域差が出ないように全国均等に医療従事者を募り、比較的勤務スタイルが安定している臨床検査技師ボランティア2053人から採血した。喫煙やメタボ、飲酒の有無などをアンケート調査してスクリーニング後、健常人として312人(女性164人、男性148人、平均年齢36.7歳)に絞った。

 CFS患者は、大阪市立大学病院・疲労クリニカルセンターで臨床診断が確定した189人とした。この2群を自動分析装置JCA-BM1650を用いて酸化ストレス(d-ROMs-Test)と、生物学的抗酸化力(BAP test)をおのおの測定した。
 
 その結果、健常者のd-ROMs-Testの基準値は287、BAP testの基準値は2541μmol/L(レシオ100を中心に±0.344)で、この数値を健常者の範囲とした。酸化ストレスは、女性の方が男性と比較して有意に高かった。また、「年齢が20歳から30歳代は低く、40歳から50歳代になると一気に上昇するようだ」と野島氏は分析する。抗酸化力では性差や年齢差は見られなかった。CFS患者のd-ROMs-Testは338.5で、健常者に比べて有意に高かったが、BAP testは2532μmol/Lで健常者と有意差はなかった。

 野島氏らは産業疲労を想定した試験も行っている。NECのコンピュータープログラマーのボランティア24人に2週間阪大病院に宿泊してもらい、クレぺリン試験を3時間負荷した。その結果、酸化ストレスが有意に増加した一方で、抗酸化力は増加傾向だった。

 野島氏は「健常者は、精神的疲労によって酸化ストレスが増加しても一過性にすぎず、酸化のバランスを見ても抗酸化力が保たれているようだ。ところがCFS患者では、産業疲労も重なると悪循環となってしまう。この系では、産業疲労の評価も期待できるのではないか。今後はPOMSでの分析も考慮したい。さらに、CFS患者はビタミンCやCoQ10を意識的に摂取しているケースが多い。こちらも考慮して研究を進めたい」と語った。

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