公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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最近よくみかける ゲーテの格言

2024-02-28 18:06:00 | 意見スクラップ集

Es ist nichts schrecklicher als eine tätige Unwissenheit.

能動的な無知ほど恐ろしいものはない。






前半を活動的な馬鹿と訳出しているものもある。馬鹿というのは気質をふくむので、ここは無知でいいでしょう。

元気な馬鹿と単純化してしまうとゲーテの言わんとしていることから離れて行ってしまう。

ゲーテは無知さえ解決できれば、混乱は制御可能だといいたいのだろう。

私の考えは制御可能なものは一生懸命に関わるべきだろうと思うが、制御不能であると見切った途端に無縁になっていいと思っている。

さて、その無知が解決可能かどうかということは、大局体系の問題であるので、体系が違いすぎていては教えても解決しない。特に宗教の場合や学説がそうであろうと思う。

特に全知を知らない人間は参照すべき知恵がないので自力では無知を検知できない。ごく狭い世界に生きると決めたのなら99%知って、1%は師匠も知らないという世界があったかもしれないが、知識がなくてもネットでつながる時代はほとんどの問題は何かの類推や問題の類型化、善悪のイメージでよくて感情、悪ければ脊髄で反応する。これがゲーテの言う恐ろしさであろう。

小泉今日子 真木ようこ などが良い例かもしれない。真木ようこに対してこの動画の江口のり子のたちまち無縁になる芝居様子が好きである。

 

 

[目的] 機能性食品市場は著しい成長を遂げ、医薬品開発業務受託機関(CRO)による臨床試験が増加している。 CROが管理する臨床試験と消費者市場への試験結果の伝達に焦点を当てた研究は、まだ十分に行われていない。 このメタ疫学研究の目的は、日本の著名なCROが実施したランダム化比較試験(RCT)の質を評価し、その結果を消費者に伝えるために使用された表現の質を検討することである。 [研究デザインと設定]本研究では、上位5つのCROが大学病院医療情報ネットワーク臨床試験レジストリまたは国際臨床試験レジストリ・プラットフォームに登録した食品試験に焦点を当てた。 試験結果のプレスリリースまたは試験結果に基づく食品の広告をGoogle検索により特定した。 RCTの論文におけるバイアスのリスクは、2名の査読者によって独立に評価され、査読者は抄録および全文における「スピン」の存在も評価した。 プレスリリースや広告における「スピン」の評価を行った。 [結果】合計76件のRCT登録、32件のRCT出版物、11件のプレスリリース/広告が対象となった。 約72%のRCT出版物は、選択的な結果報告による高バイアスリスクを示した。 「スピン」は、抄録(72%)、抄録の結論(81%)、全文の結果(44%)、全文の結論(84%)の結果に存在した。 「スピン」は、選択的な結果報告により、プレスリリース/広告の73%に出現した。 [結論】日本における機能性食品の発表には、しばしば "スピン "が含まれていた。 日本政府は、食品メーカーが選択的に転帰を報告しているかどうかをより厳しくチェックすべきである。

抄録: [Objectives] The functional food market has experienced significant growth, leading to an uptick in clinical trials conducted by contract research organizations (CROs). Research focusing on CRO-managed trials and the communication of trial outcomes to the consumer market remains underexplored. This metaepidemiological study aims to evaluate the quality of randomized controlled trials (RCTs) facilitated by prominent CROs in Japan and to examine the quality of the representations used to convey their results to consumers. [Study Design and Setting] This study focused on the food trials that were registered in the University Hospital Medical Information Network Clinical Trial Registry or the International Clinical Trials Registry Platform by the top 5 CROs. Press releases of study results or advertisements of food products based on the study results were identified by conducting a Google search. The risk of bias in the RCT publications was independently assessed by 2 reviewers, who also evaluated the presence of “spin” in the abstracts and full texts. An assessment of “spin” in press releases/advertisements was undertaken. [Results] A total of 76 RCT registrations, 32 RCT publications, and 11 press releases/advertisements were included. Approximately 72% of the RCT publications exhibited a high risk of bias due to selective outcome reporting. “Spin” was present in the results of the abstract (72%), abstract conclusion (81%), full-text results (44%), and full-text conclusion (84%). “Spin” appeared in 73% of press releases/advertisements due to the selective outcome reporting. [Conclusion] Functional food presentations in Japan frequently contained “spin.” The Japanese government should more rigorously check whether food manufacturers report outcomes selectively.
記述: 機能性食品の臨床試験を元にした広告への問題提起 --優良と誤認させる要素が多く含まれる--. 京都大学プレスリリース. 2024-03-01.
著作権等: © 2024 The Author(s). Published by Elsevier Inc.
This is an open access article under the CC BY-NC license.
URI: http://hdl.handle.net/2433/287388
DOI(出版社版): 10.1016/j.jclinepi.2024.111302
PubMed ID: 38417584
関連リンク: https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2024-03-01-0

 


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