金魂巻の初版はプラザ合意で日本が二度目の敗戦をする前の年、経済絶頂期、昭和59年（1984年）7月16日
丸キンの非実在感がよくいる丸ビのリアリティを際立たせている。こういう本で笑ったのは、カレッジリングとかJプレスのボタンダウンとか記号化した金余り消費に対する反発心だったと思う。俺がチャンチャンコで学校に通っていた同時代。今見ると丸キンの着てるギンヤマ（銀座山形屋）のオーダースーツも高いとは言えない。丸金の非実在感を今描くとしたらオレオレ詐欺集団のトップが名の知られた芸能人を酒宴に呼んで芸をさせながら、モデルさんと今夜の約束の電話というとこらかな。まだ金余り消費にダイレクトな犯罪の臭いが無かった時代が平和だなと思う。
2017年
SHIPS40周年特別企画！消滅してしまったブランド"THOMSON"（トムソン）のチノパンツを復刻！
1946年創業のアメリカのトラウザーズブランド"THOMSON"（トムソン）はSHIPSが国内で最初に販売をはじめたとも言われるブランドのひとつ。
今回、代表的なアイテムであるチノパンツを、素材やディティールを忠実に再現し、モダンなシルエットにて復刻。タグにはエクスクルーシブの証が刻まれています。内部構造が非常に複雑な仕様のため、国内有数のドレススラックス専業の縫製工場にて生産。アメリカの匂いを残しつつ現代的に仕上げた、まさにSHIPS40周年を記念するにふさわしいチノパンツが誕生しました！
SHIPS各店へは下記品番にてお問合せください。
型番:113-13-2093 ZOZOタウン
THOMSON（トムソン）: SHIPS40周年 【復刻】 ノープリーツ チノパンツ■
¥14,040
《ファッションは嫌いではなかったけれど、まさかその道に進むとは思っていなかった。きっかけは、母親です。戦後、大分から上京した母は食うに困り、東京・上野のアメ横に「三浦商店」という1坪半ほどの店を開きました。扱ったのは、PX(アメリカ軍の基地内売店)の放出物資や横流れ品。日本が豊かになる前の時代、アメリカの物資は、日本人にとって羨望の的だったのです。
1970年、母が大分に帰ることになり、私に店を任せたいと言いました。私はすでに教師の仕事を得ていたし、「こんな小さな店を男子一生の仕事にするわけにはいかない」という意地もあったから、なかなかふんぎりがつかなかった。しかし、店を手伝ううちにやめられなくなってしまって……。》と語る創業者三浦義哲
三浦 義哲（みうら よしのり）は、セレクトショップシップスの社長。大分県生まれ。早稲田大学卒業。1952年に創業した家業の三浦商店を1970年頃から手伝うようになり、渋谷にミウラ＆サンズ、1977年には銀座にシップスをオープンし、その後日本各地に進出させるに至った。
