サラリーマン役員に憧れるのは無知だから。
2021年3月期決算企業の中で、1億円以上の報酬を受け取っている上場企業の役員は544人
どう思うか。
税率45%の手取りがわかれば給与扱いの役員報酬にも夢がない。ストックオプションの方が動機付けに意味がある。しかしながら人間心理としてもらうことが決まっているやる気と報酬は比例しない。むしろもらえるかも知れない報酬主張に心が支配されている。
報酬は人材流動があってこそ意味がある。繰り上がり役員報酬にはほとんど動機は生まれず、クビのリスクだけがあるようでは最高級の会社隷属に誰が憧れるだろうか。不幸な544人より誰にも指示されずに自分の意志で10億稼ぐYouTuberの方が良くはないか。
起業家の動機にはさまざまな理由がある。サラリーマン役員の動機は肩書き収集ぐらいしかない。定年が来たら、はい終わり。結局我慢強く行列に並んでいただけということがわかったという人生の浪費だったことに気づく。