公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

拉致は離散に変更され やがて国家犯罪はなかったことになるだろう

2018-04-04 05:33:20 | 捨て置けないニュース
『韓国の拉致被害者家族でつくる「拉北者家族会」の崔成竜代表は3日までに、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が日本人拉致問題について「取り上げず、対話せず、交渉もするな」という「特別な指示」を関連部署に出したという情報を明らかにした。』
韓国では拉致は離散に変更され やがては北朝鮮の国家関与犯罪はなかったか、一部の妄動だったとして免罪されることになるだろう。

韓国の当局者は言葉を拉致家族から離散家族に変えて自国の拉致問題を曖昧にして北朝鮮を免罪しようとしている。かつて国家の行った犯罪を国家が赦免するには千年以上かかるなどと言うのが虚言壮語であることが証明されたことくらいしかこの記事に見るべきものがない。
 〈こうした動きは、過去の保守政権を否定する文政権が進める「歴史見直し」の流れに沿ったもので、韓国国内では対米関係の悪化を懸念する声も少なくない。〉とされるのは、済州島4・3事件の民主化運動とその米国と共謀した李承晩独裁による弾圧と描く盧武鉉以来の歴史観に基づく。少なくとも12,400人が死んだこの事件自体は全体主義独裁者の犯罪だが、自国民を殺す国柄は見逃してはいけない。

歴史観の見直しで捨て置けないのは、この言葉の入れ替えだ。やがて日本のメディアもこの「歴史見直し」の流れに沿って、明らかなもの以外の疑惑を根拠としたケースについて拉致という用語を避けるようになるだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金とプラチナの価格差 | トップ | YouTube 銃撃事件 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。