公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

カリスマ性

2010-03-27 22:06:21 | 日記
「重要なのはカリスマ性ではない。リーダーシップとは人を惹きつけることではない。」

「二〇世紀における建設的な成果は、カリスマ性とは縁のない人たちの手によるものだった。第二次世界大戦で連合軍を勝利に導いた軍人も、ぬきんでて有能だが死ぬほど面白みのなかったアイゼンハワーとマーシャルだった。」
   ドラッカー
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「ハンニバルとスキピオは部下の心をつかむのに全く反対の方法をとったが、なぜ両者とも同じ効果を得る事が出来たのだろうか。
(略)
第一に、人間はなんにでも新しいものに魅了される。
第二に、人間というものは、敬愛か恐怖かのいずれかに突き動かされて行動する。
(略)
要するに人心の完璧な把握等と言う最大困難事はハンニバルやスキピオのような並外れた器量の持ち主にしてはじめて可能な事かもしれない。」
   マキャヴェッリ
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 一見ドラッカーとマキャベッリは全く反対の事を言っているようだが、結局カリスマというのはそうありふれた資源ではないという点では一致している。
 しかしリーダーには魅力は必要だ。それが恐怖であれ敬愛であれ、何に由来して人心が把握されるかは現代においては問題ではない。現代におけるリーダーシップとは、使命を余すところ無く説明し尽くすことにある。

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