公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

若年人口の減少 <痛み無き奴隷生活>

2010-03-28 13:08:53 | 日記
「ネクスト・ソサエティを左右する最大の要因が、高年人口の増大と若年人口の減少である。とくに若年人口の減少はローマ帝国崩壊時以来のことであって、重大な意味を持つ。」
   ドラッカー
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「なぜ古代では秩序が保たれ、現代(16世紀)では無秩序が支配しているかの理由解明は簡単である。昔は自由人の生活であったものが、今は奴隷の生活になったからである。
(略)自由に生きる事の出来る社会では社会全体が繁栄を享受できる。そのような社会では結婚を避ける必要も無く。。」
   マキャヴェッリ
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 奴隷の生活をしながら未来に肯定的な予測をする馬鹿者はいない。しかしその生活が痛みの無い奴隷の生活であるとしたならどうだろうか。実際に苦しむのが将来の世代である、見かけの自由であったらどうだろうか。
 歴史に学ばない馬鹿者が子供手当などと称して聞こえのいいことを並べている。
 日本の社会の指導層が過去の繁栄の再来を夢見て債務を膨らます。
 馬鹿者がいなくならないのは、指導層が自国民の<痛み無き奴隷生活>を固定しようとしているからだ。
 若い世代の人口が増えないのはローマと同じ道を歩んでいる。
 日本の社会が、将来の世代の収入をたよりに過去の幻影をを貪り続ける階層と、孫の世代に請求書をまわされる痛みなき奴隷の生活をする階層とに国民が分裂していては政体の無秩序は避けられない。
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