沈黙の艦隊より

攻撃とは



目的を失った時攻撃が終わる。単なる実力行使が攻撃ではない。

目的を定めないで、國家意思もなく軍事力を持つ国は日本ぐらいしかない。

沈黙の艦隊はそういう日本の状況を裏返し、世界の覇権国の愚かさを告発する漫画だった。

『「捨てるも拾うもない! 地球を…ひとつの国家とするのだ」』【「シーバット」脱出作戦】


漫画だから、ストーリー継続のために壮大稀有すぎて歪んでいるところもあるが、３巻ぐらいまでが本来の作家の意志だろうと思う。

Order of Meritという勲章がある事ご存知だろうか？日本人では東郷平八郎、大山巌、山県有朋しか授与されていない。そもそも現役世代に25名のみという制限故に、士分としては最高の名誉とされる。現在は学者や文化人、聖人に加えられたマザーテレサも一員だ。名前の後ろにＯＭと書けるだけの事だが、本来、ＯＭとは、戦士の称号で、ある一族の究極目的の達成に向かい戦力を行使しある一家の意思達成を諸国民に強要させた貢献を讃えた称号である。ロシア帝国がイングランド系クラウンにとって邪魔な存在であったことは歴史を紐解けば明白で、東郷以下３名の日本人は、クラウンのアジア権益を守るため、次いで世界大戦を準備してロシア帝国（ロマノフ王朝）を崩壊させるために戦った。







それほど青い海はない。さほど赤い海でもない。それでも海に漕ぎ出して次の港のあてもなく。漕いでいるのか流されているのかさえわからない。

リアルビジネスも武器のない沈黙の艦隊。戦略と機会が力関係を変える。意思を貫くため目的を達成するために資金を使う。



tvには宇多田ヒカルがー孤独に向かい合う事には自信があるーというふうな事を今、言って映っている。誰にでもある孤独は潜水艦の中の戦いに似ている。