77年前、
昭和20年8月15日は明治元年から77年後であった。
偶然歴史の中点が日本軍の無条件降伏という最悪の時代となって、その前の記憶を喪失したかのように日本人は戦前を振り返ることはしなくなっていた。明治もある意味似ていた。江戸の安定や風流という価値観や習慣を旧弊なチョンマゲなどとけなし、やたらと威勢よく徒党を組むのが新式だった。
戦後の日本人もすぐに新しい支配者アメリカの民主主義と風俗に染まっていった。日本人にとって重いようでいて捨てた時は意外とさっぱりと軽いのが明治からの77年だった。
このように日本人はいい加減なようでいて、お盆の帰省も墓参りも正月参りも欠かさない。つまり平時の日本人は極めて因習的で天下国家や変革にはに関心がない。時々修正が必要になるだけである。
その周期が約60年。完全回帰は120年、完全回帰の30年前30年後☆が繁栄と腐敗世相のピークというクロノロジーを繰り返している。
今年は大塩平八郎の大坂反乱から185年、すでに次の修正周期は始まっている。大阪の維新の会や参政党の盛り上がりは日本人のクロノロジーに染み付いた修正本能のようなものかもしれない。
今後は戦後の77年も意外に軽く捨て去るのが日本人らしい選択なのかもね。2047年に日本の経済繁栄が来らんことを願っています。その時私は数えて90歳か。
1837年大塩平八郎の乱 起点
1867年大政奉還 坂本龍馬暗殺 30年後
1897年金本位制導入 国際化 60年後
1927年 ☆鈴木商店破産 芥川龍之介自殺
1957年岸自民党総裁に安保大乱 120年後
1987年 ☆バブル経済ピーク実質的破綻
2017年譲位による皇室世俗化 180年後
2047年 ☆繁栄する日本経済 210年後
この歴史周期に一貫していることは、日本国は長期間外部干渉を受け入れ続けて、経済的繁栄とは逆に徐々に国民国家日本 日本人のアイデンティティーが滅んでいるということです。