唯物功利主義一点張りの社会の延長線上に今日がある。100年前に日本の将来を見切った慧眼は素晴らしいが、その善悪を判別することを放棄し、ただ欧米人のやりかたの先回りをアジアで同様にする戦略は、その後の帝国日本が恨みを買った。はたして功利主義に乗れたのか疑問である。今も同様な失敗をしようとしている。まず脱炭素の嘘(トヨタ潰し)がばれた。しかし日本の政治家は無料レジ袋を廃して、先回りしたつもりでいる。欧米人のやり方を罠とも感じ得ないアホな政治家に国政の舵を持つ資格は無い。QUADでビートルズのように地域ソロ活動を留保するのは権利とばかりの親中主張をした林ホウセイはウケると思った欧米人にさえ顰蹙を買っている。彼は過去にもやらかした。
2022年09月08日 国内 政治
林外相、米国務長官に「ビートルズのセッション」を強要 「余裕はない」と拒否されひんしゅく
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無事杉山家は潰れることなく三代の人物を産み、夢野久作らについては孫の杉山満丸氏が描いてる。茂丸は義太夫の名人級で、滿鐵の基本構想にも関わる。親子はともに研究に値す人物である。杉山茂丸の方はレーニンとも交友があった。活躍の時期を同じくしていることを考えると、ロシア革命の本質を理解するのが極めて俊敏だったのだろう。次の言葉を紐解けば、なぜレーニンと接点を持つか、わかるのかもしれない。
『玄洋社一流の真正直に国粋的なイデオロギーでは駄目だ。将来の日本は毛唐と同じような唯物功利主義一点張りの社会を現出するにきまっている。』とも語ったと夢野久作が述べている。たしかに日露戦争はその通りになった。更に世界大戦もまたその通りの展開となった。その唯物功利主義一点張りの社会の延長線上に今日がある。若き日の薩長の認識に誤解はなかった。ロシア革命とソ連邦の役割は、その役割が終わった今だから理解できる。