公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

法人税の不思議

2017-04-04 08:49:23 | 日本人
この図を見て実感する逆累進的法人税(弱気を挫き強気に阿る)PresidentOnlineより



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『創業ということが、いかに難しいかは誰でも知っている。先達が作った会社を継承し、業績をあげるのは難しいことではない。初めて仕事を起こすときは、実績が無いので銀行が金を貸してくれないし、友達も協力してくれない。創業者に敬意を払い、敬慕の情を持つのは、お互い当然のことである。』田中角榮

これほど創業者に賛辞を贈った政治家を見たことがない。経産省の役人だって心の底では創業者を支配されるものとみなしている。表向きの理由は様々あるが、最終的には保身のために差別意識を合理化して運命を共にすることはない。大企業の役員級や部長級も同じだ。約束されている人生が幻想だということに気づかないこれらの人々に期待するならば、田中角榮のように権力を持たなければならない。それまでの吉田茂や岸信介といった自民党や自由党の傑出した政治家は米国の世界支配という虎の威を借りて、本質は仲間ではないエリートを統率したが、それ以外の政治家はエリートに支配されていた。一人田中角榮は軍団の議案提出権実現力という新しい威力によってエリートを操縦した。田中詣でなどと言われた権力の議会の外への移行は批判の対象となったが、国民国家の憲法以上の力を日米委員会やさらにその上の太平洋軍が持っているという大きな権力移動には誰も疑問を示さない。制度制服は立派で小さな議会の上衣の綻びに気を取られ、実のところズボンさえ自分ではけていない国のかたちは情け無い。
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