コンサルします。なんていうメールは日に20通は来るだろうか。どれも小手先の経験を自慢するものばかりなので、全部捨てている。今のところこれが最も正しい対処方法と思っている。技術的なコンサルテーションや市場開拓のアドバイスならばまだしも、最近増殖しているのは、お金を融資サせますというような素性の悪いものばかり。糊口をしのぐ立場を考えれば必死なので、バッサとメールを捨てているのも気の毒に思うこともある。
経営者は何が一番必要かぐらいはわかっている。様々なことをやって、やり続けて、僅かな結果が出る。歴史のない事業やまだ市場のない事業はなんといっても人と時間が資産だ。いろいろとネットワークを広げて試みるが、99%は失敗するか、返答がないかのどちらかになる。時にこれが自分の実力だと思って真っ暗な気持ちになることもある。しかし、そもそも相手にビジネス機会の価値を当方の論理で気づかせるのは容易ではないし、何か閃いたとしても、なぜ今必要なビジネス機会か、その相手方に社内で説明する機会がなければ、内容ではなく構造的に実現しないところに落ち込んだきり出てこない。
そんなもんです。如何に練りに練ったビジネス機会の提案であっても、そうそう説得に成功などするものではない。相手は組織でもあるし、時間軸の上での仕事(季節性)だから、可能性はあっても時間のファクターが揃っていないだけのこともしばしばある。
今日4000本の日米通算安打を達成したイチローは、「どんなプロも同じだろうと思うが、うまくいかなかったことをよく記憶して覚えているわけです。」という言葉をよく考えてみると、本当のプロにアドバイスは必要なのかと考える。
岡潔は「春宵十話」のなかで、「本当のものがあればおのずからわかるという智力」、心眼・無差別智が重要であると述べている。プロは心眼で仕事ができる人々のことなのです。知恵が借り物では役に立たない。
それでも、たまにはコンサルの立場になって、今の自分に対決してみることもある。何を実現したいのか、何が価値創造なのか、こういう自分自身に対して問うやりかたは本当に不毛である。前から紹介しているとおり、心眼に答えが降りてこなければ、自問することもできないように人間はできているのだ。ましてや、コンサルに答えがおりるはずがない。このポータルにも「アクセス数を増やします。」なんて宣伝がついてくるが、コンサルの答えを頼ったとしてもそのような瑣末な話にとどまるのだ。
経営者は何が一番必要かぐらいはわかっている。様々なことをやって、やり続けて、僅かな結果が出る。歴史のない事業やまだ市場のない事業はなんといっても人と時間が資産だ。いろいろとネットワークを広げて試みるが、99%は失敗するか、返答がないかのどちらかになる。時にこれが自分の実力だと思って真っ暗な気持ちになることもある。しかし、そもそも相手にビジネス機会の価値を当方の論理で気づかせるのは容易ではないし、何か閃いたとしても、なぜ今必要なビジネス機会か、その相手方に社内で説明する機会がなければ、内容ではなく構造的に実現しないところに落ち込んだきり出てこない。
そんなもんです。如何に練りに練ったビジネス機会の提案であっても、そうそう説得に成功などするものではない。相手は組織でもあるし、時間軸の上での仕事(季節性)だから、可能性はあっても時間のファクターが揃っていないだけのこともしばしばある。
今日4000本の日米通算安打を達成したイチローは、「どんなプロも同じだろうと思うが、うまくいかなかったことをよく記憶して覚えているわけです。」という言葉をよく考えてみると、本当のプロにアドバイスは必要なのかと考える。
岡潔は「春宵十話」のなかで、「本当のものがあればおのずからわかるという智力」、心眼・無差別智が重要であると述べている。プロは心眼で仕事ができる人々のことなのです。知恵が借り物では役に立たない。
それでも、たまにはコンサルの立場になって、今の自分に対決してみることもある。何を実現したいのか、何が価値創造なのか、こういう自分自身に対して問うやりかたは本当に不毛である。前から紹介しているとおり、心眼に答えが降りてこなければ、自問することもできないように人間はできているのだ。ましてや、コンサルに答えがおりるはずがない。このポータルにも「アクセス数を増やします。」なんて宣伝がついてくるが、コンサルの答えを頼ったとしてもそのような瑣末な話にとどまるのだ。