公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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開かれた社会とは ソロス2

2014-10-26 07:46:00 | ジョージ・ソロスのワンワールド

「10月23日、ついに短期国債の入札に際したマイナス金利が発生」三橋貴明氏

これほど市場に資金が停滞するのは、家計、財政、事業融資が同時に金余りとなってるからに他ならず、資金を回し利殖すという金融資本の基本原理が、資金規模の拡大とともに効果を示さなくなった(資本主義の死)からだ。これが前世紀の帝国主義なら戦争によって資金要求が弥縫されるところだが、全世界の戦争を始める権利は米国に奪われている上に、戦争ひとつぐらいでは解消しない今の日本の金余りの結果、借りた国に利息が落ちるという異常事態が一時的に生じた。この20年のBRICSを主役とする世界経済の成長と没落の結果、空前の資金需要不足となっているので世界が同時に株式不況になっている。

この兆候はかつて予想した事態(強奪社会の萌芽)であり、強奪社会と名づけた、国境と平時の支配(法の支配、国際協調、伝統の支配)を飛び超えて直接に国家間をチェスボードとして利を奪い合う国際社会の兆候が始まった。平時の支配を前提とすると次の三点で紛争解決の公正性を前提とする先を読み誤る。

一、調停ないし裁判の公正
一、当事者参入ないし排除の公正
一、不正義な交渉拒否の公正

正当な主張すべき論拠があっても常にアウェイに持ち込まれることを前提に置かなければ交渉に臨めない。だから現代ビジネスでは勝者が総取りする。例えば国際法廷という信ずべきものが先に来る、その普遍性は問わない、これが支配のためのポストモダニズムという信教に支配された今の世界に潜む国際主義という悪の結社信条だ。ISDの法廷は世界銀行傘下でアメリカにあるICSID法廷(ICSID仲裁廷の判断に対する上訴制度は出来ない。東京裁判と同じ)で行うのだ。

ジョージ・ソロスの主宰する「ソロス財団」が背後にいると言われる、色の革命の黒幕オープン・ソサエティ・インスティテュート(Open Society Institute :ソロス財団)と連邦政府予算をつかった政権転覆の国家腐食攻撃はもはや国際的な公然の秘密。これこそが支配のためのポストモダニズム、発生した社会を信じるか信じないか色分けする色の革命は、オレンジ、ジャスミン、ユーゴ、セルビア、グルジア(ジョージア)、キルギス、ウクライナ、香港傘革命と継続した。マスコミはこれらを市民の自由を求める反乱と伝えてきた。これが形式上民主的手続きを経た独裁政権転覆の梃子として働く<開かれた社会>の実体だ。その目的は全く明確で資本主義の死により世界に余っている資金の投資先を旧社会(国民国家)を破壊してまで確保したい国際金融資本の延命にほかならない。黒幕がどこまで手を拡げているか、イエズス会とイスラムレバノン国の共通点を観察するといいだろう。どちらも創始者が改宗者たちという点は決して偶然ではない。


引用<セーシル=ロス『ユダヤ人の歴史』1961 みすず書房 p.159-160  p.217

これら「新クリスチャン」と呼ばれた人々の大部分は、形式上、昔の信仰に帰ることを恐れてはいたが、上べだけの洗礼を受けても、実際にはそれによって影響されていなかった。ユダヤ人以外の一般の市民は、呪いの言葉をつぶやきながらユダヤ人を避けて通った。彼らは、これらユダヤ人を遠慮会釈なく「マラノ」(Marrano)つまり「」と呼んだ。だがこれらの人々や、その子孫が示した信仰の堅固さは、この言葉が以前もっていた侮蔑的なニュアンスからある程度抜けだし、恐らく人類の歴史でユニークな、ロマンチックな連想をこの言葉に付与したのである。

マラノの移民の波が、17世紀の初めから目指していたのは、とりわけこれらの土地だった。そこには、あらゆる身分、あらゆる職業があり、学者、教授、著述業、僧侶、修道士、医師、手工業者、商人、軍人、詩人、政治家などがいた。彼らの中の何人かは貴族にまでなったし、一方、スペインやポルトガルの君主たちは、低地帯諸国(オランダ、ベルギー)やハンブルクにおいて、公然たる異端者であるユダヤ人たちを、はばかることなく彼らの代表とさせた。こうして「マラノ・ディアスポラ」の人々は、まさしく近代的なユダヤ人になっていったのである。<セーシル=ロス『同上書』 p.217>


海軍大学校やその他の海軍教育機関。 

こうした人脈から、今日の戦略策定は、1897年から1941年にかけてオレンジ作戦計画を策定する際に用いられた計画プロセスやコンセプトの多くを反映していることがわかった。 このような状況下で、過去にどのように成功を収めたかを研究することは、歴史家のみならず、将来の国家安全保障政策の立案者にとっても、より重要な意味を持つことになる。 海軍はその存続を通じて、多くの才能ある歴史家の関心を集めてきた。 これらの人々には、海軍の制服組だけでなく、多様な関心と経歴を持つ民間人も含まれている。 ウォー・プラン・オレンジ』は、このような関心がいかに貴重なものであるかを示している。 海軍の歴史家たちは、エドワード・ミラーのペンが、私たちの機関の豊かな過去の意味と現在の関連性を啓発してくれるであろう、今後の貢献を期待している。 ディーン







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