公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

新しい顧客

2010-06-28 22:30:43 | 日記
「業績は、企業の内部には生じない」
「企業の内部にはコストしかない。プロフィットはすべて企業の外部にある」
「成果をあげることは一つの習慣である。実践的な能力の集積である。」
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「企業とは何かを理解するには、企業の目的から考えなければならない。企業の目的は、それぞれの企業の外にある。事実、企業は社会の機関であり、その目的は社会にある。企業の目的として有効な定義は一つしかない。すなわち、顧客の創造である」(ドラッカー名著集「現代の経営」46頁)

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なにか自分の工場から商品が出てくると、業績は商品から生じるように経営者は思ってしまうが、受注生産だけで売上をあげている会社を考えてみれば、商品は2次的なものであるという事がよくわかるはずだ。こういうことは気づきそうで気づかない。

ドラッカーが一貫して業績は顧客の創造であるといっている。「業績は、企業の内部には生じない」だからわれわれは努力するしか無い。失敗する事が多く、徒労に終わる事ばかりだが、ゼロが壱になるのだから、無限の倍率を楽しまなければならない。それが習慣であれば、死ぬまで幸せだろう。
例え千円の売上でも新しい顧客はすばらしい。顧客になる可能性があるだけでも楽しくなる。われわれの商品サービスに思いを入れるのは顧客に他ならない。思いを受け止められるような商品にするために見えない努力をする。それが企業品質。そこまで到達して初めて商品は業績に関係して重要な要素になる。それでも商品が利益をもたらすのではなく、顧客が利益を支持して取引価格が成り立つ。
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