今回ご紹介する温泉は、滋賀県の琵琶湖の畔にある
宝船温泉「元湯ことぶき」 です。
宝船温泉には北陸自動車道を木之本ICで降り、琵琶湖を湖西へと進み 国道161号線から湖周道路に入って高島市方面へ向かいます。
以前「オチャバケ」で紹介した
「滋賀県立 びわ湖こどもの国」 を過ぎ、しばらくすると(10分ほどで)右側に見えてきます。
見て解るように、一見「温泉」には見えないので、場所(存在)を知っていないと必ず見過ごしてします。(キッパリ) 今回も知る人ぞ知る温泉なので注意が必要です。・・・
こちらが正面入口になります。 玄関の上には看板はあるものの、目立つ場所にないので本当に温泉には見えません。(キャンプ場の受付にしか見えません) 中で日帰り入浴料(700円)を支払ってから、一端外へ出て、左手の奥に案内してくれます。(温泉は別棟)
細い路地を進んだ先に温泉が待っています。 いつも思うことですが、こういった感じを見ると 入らなくても
いいお湯だな と、何となく察知できてしまいます。・・・
こちらが 浴室の入口になります。 温泉小屋みたいで、飾らないのがいいですね。
これが、宝船温泉の湯船です。 2~3人が入ると満員になりそうな大きさでで、若草色の綺麗なお湯です。・・・(いい感じ)
泉質:単純炭酸鉄泉(緊張性低張冷鉱泉) 泉温16,1℃ 湧出量 毎分49,3ℓの源泉を加熱して湯船に注いでいます。 (無色透明ですが空気に触れると色が変化します)
効能:神経痛、皮膚病、貧血、アトピー性皮膚炎、婦人病、リュウマチ、気管支炎など・・・ 特に天然の保湿成分メタケイ酸が含まれているため、美肌効果や潤い効果が高く、肌をなめらかに整える効果があります。
「ヒドロ炭酸鉄泉」と呼ばれる いかにも濃厚そうな名前のお湯ですが、入ってみると見た目(イメージ)と違って刺激が無く とてもなめらかで肌に馴染むようです・・・
蛇口の堆積物を見ても源泉の強さが窺えます。 脱衣場の紹介文には・・・
メタケイ酸はミネラルの重要な基礎要素でコラーゲンの生成を助け、皮膚の老化を遅らせる働きを持ち、美肌効果や潤い効果を実現させ 皮膚の持つみずみずしさを保つ成分です。
その他にも、皮膚の水分や脂を適度に保つだけではなく、表皮細胞の新陳代謝を促進してカサつきを防止し肌のセラミドを整える効果があります。 そのため、宝船温泉は「美肌の湯」と呼ばれているのです。
また、メタケイ酸には胃の粘膜を修復する目的でパンシロンやキャベジンなどの胃薬にも数多く使用されているそうです。
そんな、肌にも胃にもいいお湯・・・ 温度も適温なのでタップリと全身を浸し、長く浸かっていても湯疲れも感じず、気持ち良く入ることができました。・・・ 湯覚めし難いのか上がった後も体はポカポカでした。 ・・・と、ここで終了ではなく、次は露天風呂に移動します。
露天風呂に向かうには、服に着替えないといけませんが、内風呂を出てさらに奥へと向かいます。(人が居なければそのままでもOK?)
入浴中の表札は表裏が男女になっています。 一つしかないので時間を区切って男女入れ替えで使用しているそうですが、空いていれば誰でも入れるようです。 基本的には男性・女性での貸切ですね。(異性が入っていると待ちってことです)
こちらが露天風呂になります。 ここも小さな湯船ですが、内風呂のうす暗い怪しい(?)雰囲気とは打って変わって開放的です。
温度は内湯よりも やや高めですが、外気に触れながら入る露天風呂はサイコーに気持ちが良いですね。
周りは竹林に囲まれているので空しか見えませんが、ここが琵琶湖の畔であることを忘れてしまいます。
金沢(北陸)の近場だと、信越方面に向かえば 良い「温泉」は何カ所ありますが、京都方面に行くとほとんど見当たりません・・・
そんな中、この「宝船温泉」は、成分ともに秘湯気分を十分味わえる貴重なお宿です。 「こどもの国」で遊んだ後、汗を流すには最高の場所だと思いますので 機会があればお試し(入浴)あれ。・・・(キモト)
「オチャバケ」と「厳選・源泉温泉」が一度で二度 楽しめる・・・ 名前の通り、まさに「宝船温泉」温泉です。