伊勢市内に入ると空は快晴で清々しい秋晴れ・・・ こんなに天気がイイとここに迎え入れられた気分になってくるから不思議です。
古来、伊勢神宮に参拝する者は、その前に 二見浦 で禊を行うの慣わしがあるそうで、
今回の遷宮参りも、まず最初は その二見浦にある 二見興玉神社 の参拝から始めます。
「二見興玉神社」は、御祭神に猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を祀り、縁結び・夫婦円満・交通安全などにご利益のある神社です。
海岸に沿って建てられた境内は潮風がなびいて気持ちがいい・・・
ただ、海が荒れた日だとかなり危険です。
本殿に向かう手前にあるのが 「天の岩間」 です。
ここは、全国にある日の大神(天照大神)がお隠れになった岩穴の一つで、
宇迦御魂大神(豊受大神)が祀られ、日の出に対して日の入、「天照大神」と「豊受大神」という関係が伝えられています。
それにしても 境内のいたるところで「蛙」をよく目にします。
二見興玉神社の御祭神「猿田彦大神」は「みちびきの神」として広く信仰されていますが、
「蛙」はその大神の御使いと信じられ、境内の置物は、無事かえる・貸した物がかえる・若がえる など、
とても縁起が良いとされているので 参拝者の方は熱心に触れていました。
特に手水舎にある「蛙」は、「満願蛙」 と言って、水をかけると願いが叶うそうです。
願い事はもちろん・・・
拝殿で、今日この地に呼んで頂いたことに感謝してきました。
そして、一番奥に見えるるのが 二見興玉神社のシンボルでもある 「夫婦岩」 です。
沖合約700M先にある興玉神石を拝むための 鳥居 としての役目を果たしています。
5~7月、この夫婦岩の間から日の出を見ることが出来るそうです。
きっと昼と違ってもっと神秘的なんだろうなぁ・・・ いつの日か、ぜひ朝陽を拝んでみたいと思います。
さて、禊ぎも終えたことだし、これから伊勢の中心部に足を運んで行きたいと思います。
それにしても、この日は平日でしたが大勢の方が訪れ、「式年遷宮」の賑わいを初っ端から感じることになりました。(つづく)