北陸自動車道を朝日ICで下車、県道45号線で小川(河川)沿いを上流に向かって進みます。
どんどん山の中に入って行き、その終点に今回紹介する「温泉」、小川温泉元湯「ホテルおがわ」があります。
立派な?外観でいつもの温泉とイメージが違うなぁ・・・ って 安心なさってくだせー、今回紹介するのは「この宿」の施設内にある温泉ではありません。
「敷地内」=裏山にある
天然洞窟野天風呂です。
行くにはフロントで入湯料の500円を払い、建物の側道を通って河川敷に向かいます。
橋を渡り、左に見える「あぜ道」の先に、目指す「露天風呂」があります。
フロントから徒歩15分くらでしょうか。
着いた先に、いきなり男女別の脱衣場があります。 う~ん・・・ 野趣満載!
肝心の「温泉」はというとすぐ隣(奥)にあります。 一つだけ・・・ そう、一つだけ。
もうお気づきですね、この「天然洞窟野天風呂」は、
混浴 なんです。
しかも、通りからも丸見えなので温泉慣れしてないと脱ぐのに抵抗があるかもしれませんね。
そんなことはお構いなしに向かった湯船は、三分の一が洞窟で覆われた開放的な露天風呂です。
源泉流出口が岩の上にあり、配管を通しドバドバと湯船に注がれ、そのまま再利用されることなく、かけ流されています。
その他にも、周囲のいたる所から源泉が滲み出しており、洞窟の中にいると「温泉」が大地の恵みであることを実感します。
泉質は炭酸水素塩泉で、湯船は低めの39度ぐらいなので気持ちよく入浴できます。
源泉は、ほんのり硫黄の香りがして、見事なほど綺麗(透明)なお湯です。
肌触りも良く滑らかで、浸かっていることを忘れてしまいそう・・・
まぁ混浴なんで誰かが来ると、
ドキッ として、すぐ風呂に入っている事に気づかされますがね。
もう一つ目につくのは湯船の淵に着いた石灰です。
これは、源泉に含まれる炭酸カルシウムが溶け出し、長い歳月をかけ沈殿してしてできたものです。
この白色かかった石灰が、透明な源泉と相まって大理石の湯船に浸かっているかのような空間を演出しています。
滲みだした源泉も石灰のオブジェを形成し、これらは石灰華「湯の華」と呼ばれ、朝日町の指定天然記念物に指定されているそうです。
快晴の空・・・ 穏やかな風・・・ 開放的な空間・・・ 貴重な湯船・・・ そんな贅沢な時間を独り占めしていると・・・
そこに、突然お客さんが、それも〇〇〇が・・・ こ、こ、ここは混浴ですよ。
「すいません・・・ ご一緒してもよろしいでしょうか?」 の言葉もなく大胆に堂々と。
し、しかも若いやん! オイオイ・・・ ちょっと待って。
うぁ~ ピチピチじゃん・・・ 肌なんかも艶ツヤ・・・ ちょっと、やばいって・・・
そんなに、寄ってこなくても・・・ ここは山の中、しかも二人っきりです。
ス、スタイル抜群! で、でもじっと見つめることはできません・・・ そして責任も持てません???
しかし見事な艶 ピチピチじゃん! きっと温泉に浸かっているからだね。
ここは、山ん中・・・ 誰が入浴に来るか誰も想像はつきませんが、ぜひ開放的な温泉を楽しんでみて下さい。
小川温泉元湯「ホテルおがわ」の野天風呂は、この洞窟風呂の他にも
女性専用の湯船 が別にありますので女性の方でも安心して入れます。(最初に言えよ)