こんな寒~い冬は温泉でホッコリするにかぎりますねぇ・・・
ってことで、第40回目の「厳選・源泉温泉」は金沢市内にある 金沢温泉
金石荘 に出かけます。
名前の通り金石港のすぐ目の前にあって、ここはマニアの中でも評判の高い温泉なのです。
市内にお住まいの方でも、(見たことがあっても)入ったことのある人は少ないんじゃないかな?
ボクも久々に来ましたが、昭和の湯治宿のような佇まいでイイ雰囲気を出しています。
もともとは旅館も営んでいましたが、今は日帰り入浴のみのようです。
フロントで入浴料の440円(大人)を払って、さっそく風呂場へと向かいましょう。
思っていたよりも(記憶よりも)脱衣場は清潔な装いです。
これなら女性の方でも安心して来れるかもしれません。
機会があれば、一度(Kumi)ででも誘ってみようカナ? 私は行かんちゃ。
・・・そしてこれが金石荘の湯舟です。
が、真っ先に飛び込んで来るのがプ~んと鼻につく独特な
アブラ臭 です。
薬品のような臭いが漂うお風呂は、嗅いだだけでも何だか効きそうな感じがしてワクワクします。
こんな温泉はとても貴重です。
湯舟の温度はちょっと熱め!
ぐっ とこらえてゆっくり浸って深く息を吐く・・・ ぐはっ。
とても気持ちがイイ。 まさに温泉の醍醐味を味わう瞬間です。
地下1,300Mから出ている源泉の成分は、塩化ナトリウム強温泉。
源泉の温度が64、5度とやや高めですが、加水はせず熱交換による温度調整を行い完全かけ流しで使用しています。
アブラ臭がするものの、ギトギトすることもなくスベスベとした肌触りでとても好感触。
少し混濁したお湯は舐めると鉄塩辛く、アブラの後味が口の中に残ります。
あまり美味しい源泉じゃありませんが、こんな個性的なお湯は大好きです。
ドバドバと湧く豊富な源泉は、そのまま掛け流されて床が変色しています。(贅沢)
効能:膝痛・腰痛・神経痛に効き、肩痛・五十肩・冷え性に効果があるという。
いかにも効きそうな熱めのお湯に身を沈めると、体も温まり(冬にピッタリ!) 日頃の疲れがお湯と一緒に流れていくようです・・・
金沢温泉 元湯「金石荘」、好みが分かれそうな温泉ですが北陸では珍しい源泉なので ぜひ一度入ってみてください。
カワリモノ好きにはオススメです。
「金石荘」には内湯の他にも露天風呂もあります。
以前は白湯でしたが、今はぬるめの源泉が注がれています。(こっちは掛け流しではなさそう?)
お湯は内湯の方が圧倒的に力を感じます。
とは言え、成分の濃さは折り紙つき。
蛇口には茶色の堆積物がしっかりと付着しています。
熱めの内湯と交互に浸かれるのが嬉しいです。
内湯には地元の常連さんがたくさん来ていましたが、露天は貸切?状態。
湯温も低め(36度ほど)なので、休憩も兼ねてのんびりと足を伸ばしています。
ポコポコと、次々生まれる泡を眺めながら・・・(キモト)
今回の温泉アート?は、その源泉の息吹を水中から見上げてみました。
決して人間の眼だけでは見ることの出来ない不思議な世界は、紛れも無く今のボクらの世界だ。