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台湾のお茶屋のご主人と意気投合? になり、盛り上がっていると 「ちょっと待ってろ」 ってな感じで奥に行きました。
この展開はありがちのイイ品が出てくるだろうなぁ・・・ 的なあれですね。
そうして出て来たのが
冬片茶 と呼ばれているお茶でした。
別名
冬騙茶 とも呼ばれているそうで、訳すと冬に騙す(だます)茶になります。
通常冬は収穫することは無く、来年の準備にあたる時期です・・・
その時、剪枝で刈り取った古葉に冬に伸びた新芽が混じるそうで、
それを捨てずに製茶にしたのが
冬片茶 なのです。
お茶はどの世界でも、一番茶(新茶)が重宝され、その後 二番茶・三番茶と続いて行きます・・・
新茶は
香り が豊富なので希少とされていますが、味の方は時期を追うごとに深みを増すと言われています。
そうです! この
冬片茶 は、まさに「香り」の新茶と、「味」の冬茶のハイブリッドなのです。
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あまり市場には出回らないとのことなので、ちゃっかり購入してきました。
安かったし
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その茶葉はずっしりと重く触った感じはイイのですが、やはり大きさにバラつきがあります。
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台湾に引き続き、家でゆっくりと吟味いたしましたが、
やはり豊潤な香りに負けじと、奥深い味わいがいつまでも口の中に残ります・・・ 美味い。
これが本当に冬に摘まれたお茶なのか? と疑ってしまう・・・ まさに、
冬に騙すお茶 でした。
やっぱお茶の世界は奥深い・・・
気品で言えば高級な高山茶に到底及びませんが、値段を考えたらコレは十分にアリ(お得)です。
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もうちょっと多めに買ってくればよかったと、今になって後悔しています。
冬片茶 のようなスタイルのお茶は日本ではあまり見かけることはないので、とてもイイ経験でした。
面白い! こんなのを見ると、早く 額谷茶屋(O計画参照) を再開したくなるよなぁ。(キモト)