金沢を出発して約12時間、寄り道をしたとはいえ半日運転して ようやく島根県に入りました。
60年ぶりに
大遷宮 が行われた出雲大社に行って来ます。
参拝は朝早いほうがイイと聞くので、この日はそのまま宿に泊まって翌朝に出発です。
早朝は朝霧がかかって雲が湧き出る感じ・・・ まさに
出雲 神秘的。
出雲大社には
違う素材の4つ鳥居 があって、本殿にまでの間にしっかり心を整える必要があります。
一の鳥居
「宇迦橋(うがばし)の大鳥居」 (石の鳥居)
直径2mの柱で高さが23mもあり、額の大きさは畳み6畳分もある日本一の大鳥居です。
ここは先を急ぐあまり車で通過しがちなので、見落とさない事が重要です。
宇迦橋の大鳥居を抜けると松並木の参道です。 ここを神門通りと呼びます。
朝早いせいか、まわりのお店もまだ閉まったまま、静まり返っていました。
伊勢神宮の「おかげ横丁」と違って落ち着いた雰囲気で好感が持てます。
しばらくすると二の鳥居
「勢溜(せいだまり)の大鳥居」 (木の鳥居)に到着。
参道の入口にあたるこの場所は、昔この近くに芝居小屋があって大勢の人が集まる、
人の勢いが溜まることからこの辺りを「勢溜」と呼ばれるようになったそうです。
この鳥居をくぐると いよいよ大社の境内に入ります。
全国でもめずらしい「下り参道」
いろんな神社仏閣に出かけてますが下って行く参道は初めてですね。
その「下り参道」の中ほどにある
祓社(はらえのやしろ)で、
私達が知らぬまに犯した心身の汚れをはらい清めてから本殿に向かいましょう。
三の鳥居
「松の参道の鳥居」(鉄の鳥居)
鉄でできたこの鳥居の先には樹齢400年を超える松の参道が拝殿まで続いています。
そして最後、四の鳥居
「銅の鳥居」(銅の鳥居)
1580年に毛利輝元によって寄進した日本で最も古い青銅の鳥居です。
4つの鳥居をくぐると、いよいよ拝殿が見えてきます。
修造の間、大国主大神は、御本殿からここ御仮殿(拝殿)に移られていました。
雑誌などでよく見かける長さ6,5m、重さ1000kgの大しめ縄。
その掛け方が数字の横一のように掛けてあり一般の神社と逆向きなんですって。
やっぱり、来てみないと知らないことがたくさんありますね。
一般的な神社は「ニ礼ニ拍手一礼」ですが、ここ出雲大社では
「ニ礼四拍手一礼」 と、独特の拝礼で行います。
お参りしている時に、ちょうど拝殿の扉が開いたので何だか迎え入れられた気分になってしまいました・・・
拝殿のうしろにまわると、八足門(やつあしもん)があり、ここから本殿を正面から参拝できます。
一般の参拝はここまでですが、この日は特別に八足門が開放される日だったので中に入ってお参りすることができました。(運がよかったぁ)
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祀られている本殿は1744年に建立されたもので、大社造で国宝に指定されています。
神社建築の中では日本一を誇り、高さは約24m、厚い桧皮葺きの屋根の棟の上には長さ7.9mの二組の千木が交差しています。
大遷宮 によって修造された本殿は、美しく神秘的・・・ 朝露に混じって木のいい香りがしました。
ここ
出雲大社 は、日本を代表する
“縁結びの神様” で知られています。
「縁」というのは、男女の仲だけなく、すべてのものが幸福であるために「縁」で結ばれていることを指し、
お参りすれば、あらゆる良縁に効果をもたらすと伝えられています。
相方に出会えた「縁」、「オチャサイズ」にたどり着いた「縁」、「オチャブロ」を通して出会えた「縁」
すべての「縁」に感謝し参拝してきました。
今年は「伊勢神宮」の20年に一度の「式年遷宮」の年でもあります。
二つの神事が重なるとても貴重な年なので、神の力が新鮮なこの時に どちらか訪れてみてはいかがですか・・・(キモト)