今回紹介するラーメンは富山で一番お気に入りのお店
中華 天安 です。
これまで県内でいろんなお店に行きましたが、ここが一番印象に残っているかなぁ・・・
場所は移転して、今は岩瀬スポーツ公園の向かいにあります。
ここは昔から夫婦2人で店を切り盛りしているんですが、その夫婦のバトルも名物の一つ!
まぁ、ほとんどがオヤジさんの(奥さん対する)一方的な愚痴なんですが、これが結構キツイてく面白い。
たまにお客さんに飛び火することもあるので注意が必要です。
ボクも一度食べ方で叱られたことがあるんだけど、その頑固さも変わっていなければ嬉しいな。(恐期待)
新しい店になって来るのが初めて、ドアを開けるとそのご主人がいました。
この猫背! 懐かしい・・・ 雰囲気が昔とまったく変わっていません。
相変わらずブツブツ小言を言いながら仕込みをしています。
メニューは、
五目タンメン と水餃子・ライスのみと いたってシンプル。
限定のようなメニューはありますが、ここ天安は北陸でも珍しい
タンメン のお店なのです。
もちろん名物の五目タンメンと、初めての水餃子を注文。
恐る恐る「16年ぶりに金沢から食べに来ました」 と話しかけてみると、「そんなら旨いタンメン食わしてやっかー」 と威勢のイイ声が・・・
今日は機嫌は良さそうです。
壁にはこんな張り紙があります。
富山県は30年連続日本一野菜を食べない県らしく、切実な思いがつづられています。
中華鍋で炒めているのがナント! 一人分の野菜です。
バランスはともかく1日分目安とされる350gは余裕で摂れるんではなかろうか。
噂によると
550g だそうです。 スゴー
「野菜を食わなきゃダメだ」
「野菜を食わなきゃダメだ」
「野菜を食わなきゃダメだ」
呪文のように唱えながら一心不乱に鍋を振っていマス。
そうこうしているうちに、水餃子が出てきました。
これまたシンプル・・・ そのままでもイイよってことなので、言われるまま パク! っと一口。
w(゜o゜)w オオー ウマイ!
餡(具)にしっかりと味付けがされているので、タレを付けなくても十分。
野菜と肉の旨みが凝縮され見事な水餃子です。
そして 来ました! 久しぶりの
五目タンメン にゴタンメン(ご対面)です。
そうコレコレ・・・ やっぱ旨いね。 一見あっさりなんだけど味わいが深い深い。
塩味と野菜の旨みが最大限に溶け込んだスープはもう言葉になりません。
しかも鍋で野菜を炒め、スープを加え味を調えてから一気に茹でた麺の上にかけるので熱々です。
このスープに麺とシャキシャキの野菜が これ以上ない ってな具合にピッタリマッチしています。
コショウなどは入れずに
スープ を味わうのが慣わしですが、
お酢だけは少しづつ足して、味の変化を楽しむのがこの店のベストなのです。(張り紙参照)
昔、酢を入れずに食べていたら怒鳴られたっけなぁ。
イヤー 旨かった。 懐かしさもあったんだろうけど、 もう
旨い 以外の言葉がでませんでしたね。
ただ、味は変わることなく記憶のままだったけど、バトルの方は多少の小競り合いがあるものの やや影を潜めていたので少し残念でした。 期待していたのに?
ラーメン好きなら石川県からでも行く価値はあると思いますので、ぜひ
天安 の
五目タンメン をご賞味あれ!
た・だ・し、頑固オヤジの店が苦手ば方には責任は持てませんので・・・
南京千両 もそうでしたが、「オチャ」的には富山はブラックよりも白いスープのラーメンがオススメですね。(キモト)