ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

将来は自分も認知症?画期的な予防法はどれ?

2013-10-11 09:29:12 | アルツハイマー

両親に認知症が見つかったあたりから、自分も物忘れをすることが増え、「40過ぎたらみんなそんなものよ」という声に半分ほっとし、それでも半分「遺伝」を心配する自分がいます。

なにしろ母の父(祖父)もそうでしたから・・・・

 

とにかく、早く研究が進んで、気休めではない画期的予防法が普及する日を待ち望みます

参考までに 

①本日日経新聞にも載ったらしい同志社大学の研究成果 ↓

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20131009/  

 

②もうひとつ、透析患者の母に(将来透析かもしれない私に)期待できそうな研究 ↓

アルツハイマー病の原因物質であるAβを、血中から除去することで脳内濃度を下げて、認知機能を改善する治療システムの構築のため、人工透析患者の血中Aβ変化を解析した。1.Aβの除去率が高い吸着材料を見出し、この素材のカラムで血液浄化を行っている透析患者ではAβは50%程度除去されていた。2.透析器によってもAβが除去され、これにより他組織から血液へのAβ移行(引抜)が促進される事を見出した。透析患者は、血中Aβが高濃度にも関わらず認知能力が保たれており、長期透析の方が認知能力が高かった。以上から、血液からのAβ除去が認知機能の維持、改善に寄与する可能性が示唆された。

http://kaken.nii.ac.jp/d/p/20509008.en.html(上記の文書は、こちら、藤田保健衛生大学 のレポート から抜粋)

 

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夢 があるんです

2013-10-08 19:30:12 | アルツハイマー

お母さん、ごめん。

ひとりっこの私が、大好きな母と同居する道を選ばなかった自責の念・・・・は心の深いところでいつもくすぶっています。

でも、アルツハイマーになってしまった母が、「ボケちゃってー」という笑えるような状況でなく、時間かまわず電話をしてきたり、服薬のたびにわたしとバトルになっているのを見て、夫も子どもも「ばあちゃんが嫌いになりそう」という状態では、同居は母のためにも家族のためにも最善策ではなかった。

幸いグループホームが近いので、最低でも週に3回の面会が可能なこと。夜の時間帯になにかあってもすぐに駆け付けられることが母にとってもわたしにとっても救いです。

で、夢というのは 将来の介護のカタチ のことなのですが

働きながらひとりで親を見なければいけない状態の人が、同居という形を維持しつつ、介護施設が隣接されている住居。

朝、娘や息子は親と一緒に自室で食事をして「行ってきまーす」と仕事に出かける。

残った老人は自室で過ごすもよし、廊下でつながったコミュニティスペースで日中過ごすこともよし。

図にしないと説明が難しいのですが、中庭のように中央に離れとしての介護拠点があって、まわりの囲む個々の住居と廊下でつながっている。

デイサービスのように環境を変えなくていいし(行きたがらないお年寄りはたくさんいる)、家族不在の緊急時は専門のスタッフがサポートしてくれる。

似たような環境の隣人なら助け合えるし、心強いだろうなー と

いつもそんな絵に描いた餅 を想像してます

夢物語でいまのところ、庶民のわたしには実現不可能ですが

心やさしいどこかの大富豪が、こんな設計の認知症介護兼用住宅を建ててくれないかなー

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アルツハイマーに気付いた時

2013-09-25 10:35:37 | アルツハイマー
雨です。

こんな日はアルツハイマー患者の母は、不穏になったりします。

もともと「晴れ」が大好きな母は、アルツハイマーになってよりその気分の変化が顕著に感じます。

母を見ていると、予備軍(きっと自分もああなると・・・)である私も自分の老後を想像し、息子たちの迷惑にならないように何ができるかなと考えたりします


母がおかしいかも、最初に思ったのは2008年のことでした

  睡眠薬を飲んでも一睡も出来ない と言う日が続き

  お父さんとおじいちゃんのことが時々混同してしまうと 笑い

  もともと忘れっぽいタイプだったのが、もっと頻繁に忘れるようになり・・・・

月にいちど、父の通院の付き添いで私も母も大学病院の神経内科に付いていっていたので、診察時に先生に言いました

「先生、母もついでに調べていただけませんか?」

すると先生は、年齢によるものだろうからまだ心配はない、と笑いました

母自身は、父がグループホームに入って一人暮らしになったために、話し相手がいないことで言葉が出てこなかったりする、と言っていました

半年後、やはりおかしいという気持ちが捨てられず、検査をお願いしました

診断は・・・・・

   前頭葉、側頭葉に委縮がみられる

   アルツハイマーの初期と思われる

とのことでした

娘の感は当たるものです


わたしにとっては   不眠と 母の会話に他人への攻撃(悪口)が頻繁になったこと  が 疑いの決めてでした



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