ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

認知症にアロマが効く、の続きの話「あらたな効果」

2014-08-20 21:11:30 | 介護アロマ
認知症予防にはアロマテラピーが効く

という情報が大ブームで、世の中に「朝のアロマ」「夜のアロマ」という商品があふれていますね。

植物の香りには自律神経を整える働きがあるので、たしかに期待はできるのです。

人間は自然の摂理に従って暮らす方が健全だからです。


「朝はレモンとローズマリー」

「夜はラベンダーとオレンジ」

というのは、あくまでも一研究者である鳥取大学の浦上教授の研究成果です。


実はもうひとかた、昭和大学の塩田先生が研究結果を発表されています


「日中にレモンやレモングラスの香りを2時間かぐと生活リズムが整い、物忘れなどの認知症の中核症状が改善される」

先生によると、

認知症の初期・中期・後期どの段階においても効果が確認されたそうです。

認知症を患って、なにもする気が起きなくなっていた女性が、レモングラスをかいで1ヶ月後、買い物や料理が出来るようになり、3ヶ月後に記憶力の改善がみられたとのこと。


薬ではないので、誤って原液を飲んでしまうということが無い限り、デメリット(リスク)は無いといえます。



レモングラスとはインド原産のイネ科の植物。


これを水蒸気蒸留法によって、芳香成分だけをギュッと凝縮した者を「レモングラス精油」といいます。

レモンに似ていますがレモンより甘めで強い香りがします。

心へのはたらきは、疲労感・不安感を解消

体へのはたらきは、消化を助ける、リンパの流れをよくする



ただし気をつけてください!

ブームになったアロマペンダント。

顔に近いところでずーっと強い香りを嗅いでいたら、頭痛がすることも考えられます。


精油は非常に濃いものなんです!!

たとえばバラの精油1滴は花が50から100個分です。

ラベンダーは1トンの花・茎から3リットルしか取れません。

ニオイの強さがイコール効果、ではないので、使いすぎに注意しましょう。














認知症患者が入院するということ

2014-08-13 22:41:46 | よくある悩み
骨折から3週間(大腿骨手術から2週間)、母、最短の入院日数で退院することができました。

片道30分といえども、毎日病院へ見舞いに行くというのはひと仕事でした。

母が心配で、というより、わたしがいかないと可哀想で・・・・・毎日通いました。


認知症患者は、どうしても拘束帯を使われてしまうのが現実。

確かにベッドで寝ていると痛みをあまり感じないので、トイレにいこうと起き上がります。

立てば当然足が思うようにいかないので、最悪また転倒。

母が看護師さんを呼んでも、まあ3回に1回しか来てくれません。(真相はわからないけれど同室のおばあさんからもそう聞きました)

30分おきに「トイレに行かせて」といわれたら、看護師さんのこの対応も仕方ないです、確かに。


だけど、当人にしてみれば「うそ」ではなくて本当にトイレに行きたい。

腰のところをずっとベッドにくくりつけられているのは、苦しい。


だからせめて家族がそばにいる時はベルトをはずして、と思うのです。


認知症患者って、やっぱり「適当にあしらわれる」感じがします。

家族だってそういう時があるのだから、介護職でない看護師さんがそういう態度をしてしまうことを非難はできません。


だけど本人の気持を思うと、哀しくなるな~・・・・・