ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

親族もお金もない場合の葬儀 体験談

2011-08-15 20:31:16 | Weblog
タイトルにあるように一人っ子です。ついでに両親は生活保護です。

父は弟がいましたが、昔から親戚付き合いがなく消息不明・・・

母も兄弟とはほとんど絶縁状態で、父の葬儀をしようにも呼ぶ親戚もいません。

実は以前に友人が、「いまどきのお葬式は簡単なの。今日おばあちゃんの葬式だったんだけど、病院から火葬場に直行して、そこでお経あげてもらったから1日で済んじゃった」と言っていたのが頭にあって、漠然と「お寺もないし、いわゆる葬式はいらないかも」と考えていました。

おまけに「葬式は要らない」という本も読んでいたため、葬儀屋さんの手配するお坊さんに、高額のお布施を払うことにもためらいがありました。

それでも、いくつかの葬儀屋さんの電話番号を控えて、父の眠るホームに駆けつけました。

すると、職員の方が、「あの。。。もし葬儀屋さんにアテがなかったら、うちで何件か扱ってもらったところがあります。費用の面も(保護に精通しているので)安心かと思いますが」と声をかけてくださいました。
ひとりで手配する余裕もないと判断し、お願いすることにしました。

そして告別の日まではホームで、たくさんのお花に囲まれ、職員のみなさんがかわるがわるお線香をあげてくださり、職員の方や入居者の方の献花でお別れの儀をしていただき、そこから斎場へと向かう簡素な式でした。

義母は信心深い仏教徒なのですが、参列して「このようなお別れは初めて経験するけれど、とても温かいお別れでよかった」と言ってくれました。

費用でいうと、20万程度だったと思います。




けれど、おそらくこの「無宗教葬」「直葬」をおこなった場合におこりがちな「問題」にあとあと悩まされることになるのです。