ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

認知症患者の入院が難しいのは知っているけど

2014-12-27 23:54:52 | 母のこの頃
介護掲示板の方で、「認知症患者は病院で邪魔者扱い・・・」と書いたら、共感数がトップになってました。

多くの方が経験しているんですよね、この状況。


≪強制退院決定までの経緯≫


母は大腿骨の人工骨頭手術をしました。夏にボルトで固定したものが無意味だったからです・・・・

手術直後、医師からは「前回は2週間リハビリしてもらいましたけど、今回はもう少し長くなります。3週間から4週間いてもらいます」と説明されました。

ところが・・・

手術から8日目に病院から電話がありました。」

「退院日が○日に決まりました。施設の方がリハビリを見学に来るのでその後決定となります」と・・・・

急なことで意味がわからず、ホームに確認


ホームは「リハビリの進み具合で、受け入れ態勢を整えたいので、見させてもらってから退院日は決めましょう」とのことでした。

わたしからは病院に「施設との話し合いで退院日は決めるので、わたしが○日、という風には決められません。施設長と話し合ってください」と伝えました。


≪施設長と病院のバトル≫

話し合いがもたれた日、わたしは仕事の都合で同席できませんでした。

あらかじめ、病院にも伝え、家族にかわって施設長と調整を・・・・と依頼しました。

ところが・・・・・

「aayaさん、すみません。病院とケンカになってしまいました。退院まで3週間なんていった覚えはない、車いすに乗れば移動できるのだからリハビリはもう必要ない、ととにかく病院のソーシャルワーカーが聞く耳をもたないので話し合いになりませんでした。明日、退院ということに決まっているから変えられない、の一点張りです」

と施設長から電話が。


≪退院日のこと≫

翌日退院と聞かされたものの、病院からは報告の電話はありませんでした。仕事中に携帯に着信はあったものの、かけなおしてもつながらず翌朝を迎えました。


しかたなくこちらから昼近くに電話をし、「本当に今日退院なんですか?連絡ありませんけど?」というと、「ああすみませんでした。」とだけ。

施設長を激昂させたソーシャルワーカーという女性を呼び出そうと思いましたが、とりあえず母の部屋に行きました。


するとそこに看護師長が。

「あ、娘さんですか?昨日はちょっと行き違いがあったようでお電話したんですが・・・」

「ええ、さきほど病院に電話したら、看護師長が電話をしたようだが、もう用は済んだと言われました。
でも、私の方はお話を聞きたいと思っているのでお時間ください」

と申し出ました。


≪看護師長に伝えたこと≫

夜中に何度もナースを呼んだりして母が手のかかる患者であることは家族も承知している。だから退院してください、と言われることについてはある程度理解もしている。

それでも!だからこそ!


退院日の決定に関して、施設にも家族にも、さも「あちらが希望している」というような説明をして、無理やり日にちを決めたことには納得がいかない。


医師からは3週間~4週間という術後同意書の控えを渡されているのに、家族が同席しないのをいいことに、ソーシャルワーカーはそんなものは存在しないと施設に言いきった。


家族の代わりに話し合いに出向いたケアマネや施設長を激怒させる態度のソーシャルワーカーはそもそも資質に欠けるし、病院のマイナスイメージだと思わないか?


もしも、リハビリの必要がなくなったので退院が早まったのであれば、なぜ医師や看護師、療法士から説明がないんでしょう?

まして認知症が理由だということは、家族も施設も明らかに感じている(看護師もそんな内容のことをもらした)のだから、きちんと話してくれた方がよほどスッキリする。


「適当に理由をつけて退院させてしまえ」という方がどんなに認知症患者をもつ家族にとって屈辱か、理解できなくても知っておいてほしい


このようなことを淡々と言いました


伝わったかは知りません


でも、ソーシャルワーカーが看護師長に伝えたことが正しくなかったことだけは知ってもらえたはずです。

「申し訳ありませんでした。こちらの認識と連携が不足しておりました」と。

もちろん、表面的にその場をやり過ごすためだったかもしれませんけどね。


でも、言うべきことを言わないと、今後も認知症患者は泣き寝入りをするしかありません。



高齢者介護 ブログランキングへ



人気ブログランキングへ









母入院、股関節再手術

2014-12-06 22:38:50 | 母のこの頃
7月の大腿骨ボルト手術から4カ月、ふたたび歩けなくなった母。

どうやら弱くなった骨をボルトが貫通寸前ということで、緊急手術となりました。

ボルトを取って、人工骨頭をいれる手術・・・・

無事終わりました。ほっ!

朝、手術室に向かうときは、不安からか、口数も少なく、体に力がはいらず車いすからずり落ちそうになっていました。

看護師さんも「どうしちゃったの???」という様子。

息が苦しいだの肩が痛いだのと、けわしい顔だったので心配しました。

手術が予定より早く済んで、医師からの説明も「順調に終わりました」とのことで、ひと安心。

母はその後2時間ほど、いびきをかいて寝ていました。


でも・・・目が覚めると

「痛い・・・・」

それが、脚というより「背中が痛い」

もちろん脚も、自分の骨を削って人工骨を埋めるという手術なので痛むはず。


看護師さんが、座薬の痛み止めをいれてくれて・・・・・

20分後、脚の痛みはなくなったというのに、背中と首が痛いと言って必死に上半身をおこそうとしてパニック状態

あの傷に効く痛み止めが効かない背中


ということは、痛みの正体はメンタル?


ホームで、背中が痛いというのでロキソニンを飲ませたが全く効かない・・・・といっていた理由はこれなのね。

でも、どうしたら、この精神的痛みを消す秘策があるのだろう??????