ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

車椅子に頭を支える背もたれをつくりました!

2016-07-29 09:09:57 | よくある悩み
母は筋力が衰え、頭を支えるのが重いらしく、うしろに反ってしまうクセがあります。

そうすると、どんどん前にお尻がずれて、車椅子からずり落ちる。


退院して少しずつ元気を回復しつつある母は、昔から通っている、デイサービス(民間ボランティア)に行きたいと意欲を見せる。



けれど、車いすの座位が不安定で、スタッフの方から背なかのところに長いクッションを置くとか、ダンボールを置くとか何か出来ないかしら?と相談されていたんです。


介護用品カタログを見たら、ヘッドレスト付きの背もたれは売られているのですが、高い・・・・



と迷っていたら、もうデイの日になってしまい、家にあるもので何とかならないか?  と考えました。


それがこれです!



突っ張り棒2本と、お土産でもらった


きょう、デイサービスに連れていくのに、スタッフの方から、「
ふとひらめいて、こんな風にしてみました!



突っ張り棒2本に、大きな布。



ちょうどハンモックのように、体重をかけるといい具合にしなるのが、思った以上に座り心地良いです。





車いすだと、うたたねすると前傾してしまう方や、背中が疲れてしまう方に、ぜひ試してみてください。



ちなみに、これを見たスタッフの方が、キルティングで袋状に縫って、かぶせれば済むような試作を作ってくださるというお申し出も(^^)










認知症患者が入院するということ

2014-08-13 22:41:46 | よくある悩み
骨折から3週間(大腿骨手術から2週間)、母、最短の入院日数で退院することができました。

片道30分といえども、毎日病院へ見舞いに行くというのはひと仕事でした。

母が心配で、というより、わたしがいかないと可哀想で・・・・・毎日通いました。


認知症患者は、どうしても拘束帯を使われてしまうのが現実。

確かにベッドで寝ていると痛みをあまり感じないので、トイレにいこうと起き上がります。

立てば当然足が思うようにいかないので、最悪また転倒。

母が看護師さんを呼んでも、まあ3回に1回しか来てくれません。(真相はわからないけれど同室のおばあさんからもそう聞きました)

30分おきに「トイレに行かせて」といわれたら、看護師さんのこの対応も仕方ないです、確かに。


だけど、当人にしてみれば「うそ」ではなくて本当にトイレに行きたい。

腰のところをずっとベッドにくくりつけられているのは、苦しい。


だからせめて家族がそばにいる時はベルトをはずして、と思うのです。


認知症患者って、やっぱり「適当にあしらわれる」感じがします。

家族だってそういう時があるのだから、介護職でない看護師さんがそういう態度をしてしまうことを非難はできません。


だけど本人の気持を思うと、哀しくなるな~・・・・・

ひとりっこ介護の不安どうやって解消していますか?

2014-04-22 22:25:29 | よくある悩み
こんにちは

ひとりっこ介護aayaです

今日もお疲れ様です

最近、母はめっきり足腰が弱くなったようです。

昨日も、母をデイに送ろうとして、ちょうどホームの玄関にあった母のフラワーアレンジメント作品を携帯カメラで映していました。

その時スリッパをそろえようとして前かがみになった母が、スローモーションのように頭からゴロン、と倒れるのを、咄嗟に助けることができず・・・・

反省しています

骨折にならなくてよかったです


ひとりっこだから責任もひとりです

すでに父は他界しましたが、2人の人間の命を自分ひとりで見守る感覚は、これは精神的にも体力的にも厳しいですよね

わたしの親友もとても苦しんでいます

伴侶に兄弟がいる場合、伴侶にはその孤独感をわかってもらえないので、ここがまたメンタル面でのストレスを生みます


あなたはだいじょうぶですか?

今はネットの、たとえば〇〇介護さんのサイトで、質問すればだれかが答えてくれますよね。

でも、本当は生の声で、発散し、励ましをもらうことがいちばん心の支えになるのだと思います。

介護をしていない友人に介護の愚痴を話しても、実のところ相手にとっては「想像の世界」であり、話題として重いのです。


「なんでも聞くよ」という言葉に甘え過ぎは禁物です



介護でお疲れの女性のための訪問トリートメントもよろしかったらご利用くださいね。

親子でフェイシャルもありですよ(^^)


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認知症介護の疲れ、たまっていませんか?

2014-04-16 18:48:42 | よくある悩み
今日も介護お疲れ様です。

病気の介護も大変ですが、なんといっても認知症の介護は、こちら側の受けるダメージが大きいですよね。

何年続くのだろう

このまま共倒れしてしまうのだろうか


イライラして、きつい言葉を投げかけてはそんな自分に落ち込んで


わたしもおよそ1年間、そんな毎日を過ごしました


施設はどんどん利用しましょう

姥捨て山ではないのです

たとえば週末は必ず家に帰らせてあげることだって可能なのです


入居金があまりかからないグループホームもいろいろあります

ぜひ調べてください

頭の中だけでシュミレーションしても、なにも解決しないんです


あなたが倒れたら、間違いなく介護は他人にゆだねるしかありません

そのまえに自分ケアを!


来月中旬から少し時間がとれるので、

よかったら一緒にお茶でも飲みましょう(^^)


横浜、新横浜までいらっしゃれる方、ぜひご連絡ください

おいしい紅茶とケーキでも食べて、ストレス発散しましょう

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認知症と診断された本人の心

2014-04-10 09:03:39 | よくある悩み
おはようございます。

朝日新聞の認知症特集のタイトル「家族は疲れていて先が見えない。でもひとりはわびしい」という記事を読みました。


記事の内容は 

妻がアルツハイマーになり、異常な行動が増え、介護する夫が自身の体調不良で限界を感じて施設に預けたものの、ひとりの家はわびしい・・・・

妻の日記をみつけ、妻自身が 自分のなかで異変を自覚しなんとかしなくては と悩んでいたことを知った

というものでした。


母はアルツハイマーと診断されたころ、家のあちこちに 自宅の住所、電話、わたしの名前と携帯番号を書いたメモが散らばっていました。

きっと「忘れてはいけない」と必死だったのだと思います。

ホームに入って2年半

薬も効いているし心が安定しているので、会話はほぼまともです。

そして「お母さん、物忘れするようになって、おじいちゃんの血筋かしらねえ」というようなことをいいます。

いまだに自分がアルツハイマーだという自覚はなく「加齢による物忘れ」だと思っているんですね。


3年前は「ぼけてるのはお前だ!」とわたしを攻撃しまくった母です。

いまは「お母さんがこんなことになって苦労かけてごめんね」と毎回ねぎらってくれる母のところに、きょうも行って参ります!



介護で自分がボロボロになってしまっている方 にむけて別ブログでストレスケアについて書きました。

よかったら読んでみてください。
下記をクリックするとリンクが開きます


ストレスでどうにかなっちゃいそうなあなたへ



しあわせな子ども時代の思い出が浮かばない

2014-03-13 19:01:56 | よくある悩み
介護の悩みで意外と多いのが

「こどものころに大事にしてもらえなかったのに、なんで今面倒を見なきゃいけないの?!」と怒りがこみ上げている人。

同じ気持までには寄り添えないながら、理解はできます。


わたしも、子どもの頃のほんわかした思い出がないんです。父とのあいだに。

いつもちょっとしたことでカッとなる人でした。
暴力をふるったりはしなかったけれど、いつ怒り出すかわからなくてびくびくしていました。

ひとりっこだから甘やかされて育ってんでしょう?

と人に言われるたびに苦笑いでした。

クリスマスも、飲みに行ってしまっていて一緒に過ごした記憶がありません。

母とふたりで、クリスマスの音楽を聴きながら、ちいさなツリーの前でケーキを食べる・・・・

いま思い出しても切ない気持になります。

「女と子どもは物を言うな!」という父でした。

カラダを気づかってお酒をとめても、「偉そうな口を利くな!」と22歳のわたしに怒鳴る人でした。

絶対アンタの面倒は見ない!! 

そう宣言もしました。



みなさんもアンタの面倒なんかみたくない!って言ってもいいんだと思います。

だってこちらは散々傷つけられてきたんですから


でもひとつだけ大事なことは


介護は自分の満足のためにあるかもしれないということです

わたしは、これ以上できないくらい父の介護に向き合いました。

父への感謝でもなく、強制されたわけでもなく、そうすることで自分が悔いを残さないと思ったからです。


見捨てた自分を許せないとあとから苦しむなら、過去には目をつぶって面倒見るべきです

世間の目で判断するものじゃなく、自分で決める

決めたらまっとうする

そうしないといつまでも混乱した気持のままなのです


正しいとか正しくないとかじゃ介護なんか乗り切れないんです

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介護疲れの方のためのアロマセラピー出張します横浜近郊と 各地空港から移動30分以内なら 出張可能です

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我慢はほどほどに

2014-03-07 16:27:18 | よくある悩み
子育てしていながら親の介護問題に突入

そんなことになると当然時間がない、精神的に余裕もない

両親がいっぺんに要介護状態になったとき、わたしも当然そのひとりで、仕事をやめようかと思いました

でも、勤め先の若い社員さんが「そんなことしたら、介護一色になってaayaさんがまいっています・気晴らしのためにも続けてください。介護休暇の手続きしますから!」

といってそれは急ピッチで、当面のお休みがとれるようにしてくれました。

おかげで、一日中介護のことで悩む、という状況から抜けられ

「自分の時間」を確保することもできたんです。

もし、本当は続けたいことが仕事でなく趣味だったら?

ぜひ続けてください。

介護含め家族に7割 ちからを注いでも 3割は自分のために時間を使いましょう

そうしないと、途中で 介護を放り出したくなるか、あなたが病気になります

大事なのは、どんどん周りに 応援を頼むこと

力になってくれる人は必ずいます


それは、いつかあなたが困っている人をみたときに

してあげられること

だと考えてみてください


我慢はほどほどに



配偶者と思いを共有するのは無理

2014-02-15 12:39:33 | よくある悩み
横浜も雪ですごいことになっています。駅のホームの屋根が崩壊したり電車のドアが変形していたり(風?)

みなさん大丈夫ですか?

雪で・・・外出もままならず・・・夫婦でいて・・・・

介護に対する理解というか気持の温度差で

バレンタインなんかどうでもいい!!

という気持ちになったご家庭もあるでしょう


経験からいうと

血縁というものは別!

です

どんなに義理の父母と仲良しでも一緒に暮らしていても

心の根っこになるものが圧倒的に違うのです

わたしは実の父より、夫の父を尊敬し、好きでもありました

よくいろいろな話もしました


でも、でも、です

父が急変といわれた時には食事がのどをとおらず

義父に同じことが起きた時は食欲に影響がありませんでした


もし、あなたが自分の親の介護を先にしている状態だと

この部分を冷静に判断できず

しかも、介護でちじこまった心のメガネでみることで

より 夫婦の距離感を感じることになります

 
そしてよりネガティブな気持ちになって・・・・・

いいことがありません

血のつながらない家族に同じ気持になれというのはそもそも無理、だと

あきらめるしかありません

感情をぶつけても、男性はそこが理解できない生き物だったりします

「なんでわかってくれないの!?」

ではなく

して欲しいこと  を 伝える


あなたが男性なら、逆に 感情の部分を吐露したら

女性は寄り添えます


ぜひ、夫婦関係改善に活かしてみてください
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ひとりっこ男性が介護に直面したとき

2013-10-07 20:36:53 | よくある悩み

わたしの場合、パートの仕事がありながらも、会社の理解を得て介護のためのお休みをたびたび取らせていただくことが可能でした。

辞めることを考えたこともありましたが、「介護だけの生活になったら自分がまいってしまうよ」という励ましになんとか続けることができました。

けれど男性で働き盛りの場合は、介護問題はより深刻だと思います。

介護休暇という制度はあっても、まだまだそれを使うには壁があるように思います。

ですが、誰かが使い始めなければ、永久に「たてまえ」の制度だと思いませんか?

親を思うあまりに、制度を利用せずに仕事を辞めるという選択だけはどうかしないでください。

仕事をやめて経済的な基盤を失うということは、心を不安定にします。

不安定な心で介護をすれば、ちょっとしたつまづきにイライラします。

親孝行のためにと思った当初の思いと反比例するように、介護のせいで仕事を辞めざるを得なかった・・・と思ってしまう危険もあります。

どうか、つかえる制度で足りなければ、+αの民間サービスを利用してでも、その時間を働くことに使ってください。

働くママは幼い子を保育園に預けるではないですか!

ずっとそばにいることだけが親孝行ではないと思うのです。

介護と仕事のはざまで肉体的に疲れることもあるでしょう。

それでも、どっぷりと介護オンリーの生活に浸るのは、キケンだと思うのです。

もしも、平日役所に行く暇がない、仕事の都合で遠方に住んでいて、介護施設の見学も難しい というのであれば(神奈川・東京に限りますが)

メッセージいただければ場合によってはお手伝いできると思います

兄弟のいないハンデをご近所の力やひとりっこ同士の助けあいで乗り越えましょう!

 

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グループホームもいろいろ

2013-10-01 18:15:25 | よくある悩み
特養や老健の場合は、待機の問題からあまり選択肢がないかもしれませんが、グループホームを選ぶ時はぜひ数多く見学することをお勧めします。

母のいるグループホームは、かなり大手で何十も施設を保有しているところですが、それぞれに全く違う個性を持っています。

たとえば、母のところは車椅子の方が多いこともあり、一日の中にほとんどレクリエーションはありません。

でも、すぐ近くにある姉妹ホームは、朝ごはんの前に散歩が日課で、地域の行事に参加したりとたいへん活発です。

その差は、入居者の平均介護度であるほかに、施設長のタイプ も影響しています。

  車椅子でも、曇り空でも「外にいって刺激を受けてきましょう!」「ファミレスにも行ってみましょう!」という施設長もいれば

  車いすやおむつの人と外出するのは負担が大きい・・・と、安全のためにはホームで出来ることにとどめましょう という方もいます

  

・毎日の日課にスケジュールがあるホームとまったく「自由」なホーム

・入居者とお買い物に行って、その日の食事の準備をするホームと、専門の方がすべてを担っているホーム

・家族会があるところ、ないところ 


見学に行く時は、みなさんの過ごし方、スタッフ同士のコミュニケーションの様子を観察してみてください。

わたしもついつい外観の新しさなどに目がいってしまいましたが、 結局のところ満足度は 中身 で決まるんですよね

家族会があるところは、家族同士が顔見知りになることで施設への改善要望が通りやすいなどのメリットがあります


老健や特養など規模の大きい施設を選ぶ時も、 スタッフが笑顔で「こんにちは」と言ってくれるところと、忙しそうで全く無視 のところなど、空気がさまざまなのでパンフレットにかかれていることを鵜呑みにしない方がよいと思います。


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