ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

パソコンが壊れてしまい・・・・

2009-07-28 17:32:13 | Weblog
しばらくパソコンが使えなくて、ここで心の内を吐き出すことも出来ないままでいました。

最後の投稿から約2週間、すっかり仮性「うつ」だったような気がします。

食欲はなく、体が求めるのはコーヒーとビールだけ。
ああ、なんて不健康でしょう

けれど、週4回の仕事でどんなに救われていることでしょう。
考え事しているヒマがないからです。

先週パソコンを買いなおして、一気に検索したのは
「透析」「認知症」「特養」

結局なにも進展はないのです。

母は、ちょっと前の出来事をすぐ忘れてしまうけど、時々自分の今後が不安になってイライラするけど、とりあえず一人で頑張ってます。

朝、透析にひとりで行かれないほどの体調不良ではないけれど、もうすっかり私の迎えを期待しているので、出来る限りつきあおうと思います。

「遅刻していいよ」と、理解を示してくれる職場には本当に感謝です。

昨日の出来事

2009-07-07 19:53:37 | Weblog
早朝に鳴った電話。

「あのね、ひとりで透析に行けないの。うちまで迎えにきて電車に一緒に乗ってちょうだい」
母の声。

母は前日アリセプトを飲んで激しい嘔吐に襲われたと言っていた。

とりあえず、仕事は休むことにし、実家に向かう。

母は、短時間でも車に酔う。それがとても困るところ。
だからこんなときも電車でなくては移動できない。
そこでわたしは最寄り駅に車を置いて電車に乗り換え、母を迎えに行って再び電車で引き返してクリニックに送り届ける。

母は「アリセプトのことを透析の先生に言う」といって薬の袋を持っていた。

アリセプトが4錠ない!
指示通りに飲めば、減るのは2錠のはずだ。

私「お母さんもしかして2個飲んじゃったんだよね?」
母「そんなことないわよ。ほら木・金・土・日で4個でしょ?」
私「・・・先生にかかったのは木曜だけど、薬を取りに行ったのは金曜で、朝1回だから、土曜から飲み始めたはずだよね」
母「わかんない」

その上、「k先生がね、この薬は気持ちが悪くなるかもって言ってたのよ」という。
K先生は透析クリニックの先生で、神経内科にかかって以降に会うのはこの日が初めてだ。
「そんなはずはないよ」と指摘すると
「土曜に診察があったからその時言われた」だの「先週そう言われた」だの、完全に話がおかしい。

母はなぜ急にこんな錯乱してしまったんだろう。

今の母の状態を優しく受け止めてはあげられずに、つい「否定」してしまう自分。

驚きと、悲しさと。これからへの不安。

一日中、頭の中から母のことが離れなくて、これじゃあ身がもたない。

どうしよう、どうなるんだろう。

「お母さん、このままじゃ一人暮らしは無理だね」

そうつぶやいてみたものの、母が暮らせる施設はあるのかという壁にぶち当たっています。

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一夜明けて・・・

2009-07-03 22:11:31 | Weblog
ゆうべ、なかなか寝付けなかった。
明け方も早くに目が覚めてしまった。

胃のあたりがムカムカして身体がだるくて・・・仕事休もうかと考えながらこどもたちを学校に送りだした。

「休む」と会社に電話する度胸もなくて、いつものように出かける用意。
化粧?・・・テキトー
靴?・・・なんでもいいや
お弁当?・・・つくらなくていいや

会社についても母のことが気になって仕方がない。
胃の中にバリウムを流し込んだような重たさを感じる。

こういうことが続いて「ウツ」になったりするんだろうか?

父も母も認知症になるということは、娘のわたしの将来もそうなるんだろうか?

次から次へとマイナスな感情ばかり。

昼は自宅に帰った。

「こんなんじゃダメだ」と自分に言い聞かせ、介護のガイドブックに目を通す。
仕事から帰ったら、とにかくデイサービスに問いあわせの電話をし、母の夕食につきあおうと決めた。

いままでだって一人でいろいろ乗り越えてきたんだもん。
きっと今度もなんとかなるよ。

会社にもどると、午前より断然元気なわたしになっていた。

こんな感情を繰り返していくんだろうな。。。












今度はついに母が!

2009-07-02 15:55:09 | Weblog
今日は父の神経内科、定期受診日。
父はこの2ヶ月に1度の外出を楽しみにしているような気がする。
病院のある場所は住み慣れた街のすぐ近くだから。
かつて足繁く通った区役所や税務署や、開通式にも参加した高速のインターチェンジや田園風景。
父はどんな想いで眺めているのかな。
いや、今や何にも感じてないのかもしれないけど。

さて今日は母も一緒に診察してもらった(初診)

まず記憶力テスト

今日の日付、曜日、自分の年齢、病院の名称、簡単な引き算

母は普通に答えた。

次に、「桜」「電車」「ネコ」と覚えてと言われ、「さあ繰り返して」というと普通に答えられた。

その後、物を順番に目の前で数個見せられ、「さあ覚えている物から言ってください」との問いかけに、最初に見せられた鍵が思い出せなかった。

続いて「さっき三つ続けて覚えた言葉を言えますか?」との問いに
「ネコ・・・・・」
ヒントを言われると「ああそうだ、電車。それと桜」

「そうですねー短期記憶力が少し欠如していますね。念のためCTをとりましょう」
と、ちょうど空いていたらしく大学病院にしては珍しく予約無しでCT撮影へ。

結果・・・・
「側頭葉のに少し血流不足が見られます。でもお母さんのような病気の方は仕方ないんですけどね・。」

そこで終わりなら良かった。

「ただ・・・脳室に若干萎縮がみられ、ごく初期のアルツハイマーといっていいかもしれません」


わたしのショックより母自身のショックが大きいことは確かだ