ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

特別養護老人ホームめぐり

2008-11-13 16:32:39 | Weblog
久しぶりの晴れ
そしてパートの仕事は定休日。

最近肩こりがひどいので、日帰り温泉でも行って、アロマトリートメントをしてもらいたいなーという思いもあるのだが、今日は延ばし延ばしにしていた特養ホームの見学。

そう、介護度が2から5に急変したのだ。寝たきりではないが、入居中のグループホームからはなんとなく退去をほのめかされている。

さて、一件めは築20年、病院に隣接したホーム
父がその昔、理事として名を連ねていた施設。
古いだけあって、造りが病院そのものだ。
4人部屋もカーテンで仕切られているだけ。
しかし、案内してくれた相談員の方の人柄も、そこで語られる施設のポリシーも温かなものだった。
介護に従事している方たちも、ひとり残らずみなニッコリ笑って「こんにちわ」と言って声をかけてくれる。
見学後、申込書のどの部分をどう書くと点数があがるか、つまり入居の優先順位があがるかを細かにアドバイスして下さった。

2軒めは、築6年の今時のホーム。
こちらのロビーは広くて立派なソファーが置いてあって前者とは180度雰囲気が違う。老人保健施設なみの規模である。
案内には、若くてかっこいいお兄さんが付いてくれた。

お部屋は個室か2人部屋。
2人部屋といっても、間仕切りは板で、入り口に向かって左右に分かれているので
片方だけが窓の景色が見える、なんて不公平はない。
食堂も大変日当たりがよくて広い。

けれど、時間帯のせいなのかスタッフの人数が少なく、すれ違っても元気のいい挨拶がないなあという印象。
設備は立派なのだけど、なにか無機質な印象が否めない。
最後に価格について説明してもらったのだが、「減免申請をすれば負担が軽減されますよ」と渡された紙には2段階までしか載っていなかった。
(ちなみ父のような保護世帯は1段階らしい)
今日気づいてしまった(見覚えのある顔!)のだが、そこの施設長はかつての父の知人。
余計に「保護なんです」とは言えなかった。

帰り際、思いついて途中にあるらしいホームに立ち寄った。
植木に水をやってるおじいさんに「この辺に特養あるって聞いたんですけど」と尋ね、ようやくたどりつく。

こぎれいな造り。
突撃訪問だったので、見学はなし。
資料をだして応対してくださった方に「個室ではなく多床室希望」と告げると、2人部屋までしかないことと、減免制度の説明をしてくれた。
ここは全く父と関わりがないので、正直に「保護世帯なので2人では無理ではないでしょうか?」と聞いてみた。
「いえ、そんなことはありませんよ。最近のユニット型ではなく、従来型の扱いですので」と丁寧に費用を計算してくれた。

はっきり言って今のグループホームの半額以下だ。

そんな事より、ということを知り、2軒めのホームのポリシーを知らされた気がした。

つまり保護世帯お断り

建物より中身。
そう思う一方、視覚的な環境が与えるものも気になる。

来週もう2.3軒見てみようかな。