ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

あるんですね、透析患者もOKなグループホーム

2009-10-29 20:34:11 | Weblog
仕事が休みだったのでデイに行く母を自宅からケアプラザまで送り、そのままグループホームの見学へ。

母の家から車で10分。

透析患者であることは昨日電話で伝えておいた。

医療法人の運営であることに期待しての訪問だった。


どうやら。

偶然にも協力体制のある病院に透析室があり、送迎サービスはホームの玄関まであるとのこと。
看護師、栄養士はいないから万全とはいかないが、できる限りのことはする、とのお言葉だった。

ただ、いつ空室が出るかはまったく読めないから、申し込みは早めに、とのことだった。

とても心強い。


けれど、母はまだ「申し込み」に踏み切れないだろうな。


物忘れは相変わらずだが、今のところ生活に支障はない。
週に一度ヘルパーさんを入れたこと、それから透析の送迎で週3回決まった青年が来てくれることで、以前よりは人との会話が増えた。

ただ、面倒だからとカップラーメンを食べることが非常に多かったり(信じられない!自殺行為だよ)、夕方になると寂しくて不安になる・・・・との訴えを聞いていると早めに入所を考えるべきかなとも思う。

施設への入所はすなわち自宅を引き払うことを意味する。(賃貸だから)

父が健在だから気が引けるという。

わたしだって「実家」を失うことになる。それは複雑な気持ちだ・・・・・

考えることがたくさんありすぎて、頭がパンクしそう。

我が家には楽観していられない受験生もいるのだ

認知症フォーラムin都筑

2009-10-10 16:56:03 | Weblog
「認知症でもだいじょうぶ」がテーマの講演会に行ってきた。
ゲストは「長谷川式スケール」で有名な長谷川先生。

内容は認知症の基礎知識と接し方。

地域の商店街が認知症サポーターとして取り組んでいること。

認知症の夫を介護して10年の奥様の体験談。

アルツハイマー患者であるご本人と奥様の紹介VTRとお話。


長谷川先生のお話で印象に残ったのは
認知症の人の時間はゆっくり流れていて、介護者の都合でせかして答えを用意したりはいけない
ということ。

わたしもせっかちなので、つい「元気?それとも調子が悪い?」とか「もう時間がないんだよね」と言ってしまう。

認知症の夫を介護している松本さんの言葉には愛があふれていて、ボロボロと泣いてしまった。
認知症の夫とともにあらたに仕事をはじめ、全国をトラックで配送に奔走したこと。夫の大好きな山に登ったこと。

自分は大好きな母に少しも優しくないことを思い知らされた。

   透析があるから。
   車に酔うから。
   わたしは仕事と子育てが忙しいから。

全部ウソじゃないけど、言い訳でしかないんだ。

ひとりでさびしいという母に、ひまなとき会いにいくんではなくて、曜日を決めて散歩につきあったり、外食したりだって出来なくはない。

明日から変わろう!

だけど夕べから長男がインフルエンザなのだ

また当分母には会えない