原田マハさんの「楽園のカンヴァス」を読みました。美術品絵画の有名なコレクターであるコンラート・バイラーに彼の持つルソーの絵画の真贋を見極めてほしいとの依頼を受けて、スイスのバーゼルの屋敷に招かれたティム・ブラウンと早川織絵。ティムはニューヨーク近代美術館のアシスタントキュレーター。織絵はソルボンヌ大学卒の新進気鋭のアンリ・ルソーの研究者だった。ティムは本来ならチーフキュレーターのトム・ブラウン宛に来た話だと思うものの、ミスタイプのためか宛名はティムとなっていたことで、夏期休暇中のボスに内緒でバイラーの屋敷に乗り込んだのだった。ティム自身はアンリ・ルソーの絵画の信奉者であり、また研究者でもあったことから、是非ともルソーの知られざる絵を観る絶好の機会を逃したくはなかったのだった。バイラーの屋敷で彼らが見た作品はニューヨーク近代美術館に所蔵されているルソーの「夢」とそっくりの作品、「夢を見た」だった。7章からなる物語を1日1章ずつ2人は交互に読み、最終日に絵についての講釈と絵の真贋の判断をのべ、勝者となった方が絵を譲渡されるという条件だった。彼らの読んだ物語は、まだ世間に真価を認められていない生前のルソーの話が綴られていた。ティムに陰で取り引きを持ちかける弁護士のコンツ。ルソーの絵を守って欲しいと頼むインターポールのジュリエット。「夢を見た」の下にはブルーピカソが隠れているのか?物語はルソーについての史実も描かれており、非常に興味深く読める小説でした。アンリ・ルソーの絵をもっとたくさん鑑賞したくなりました。そして原田マハさんの本を3冊また借りて来ました。
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